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文学や音楽に深い愛情を注ぐ檀ふみが紡ぎ出す文学と音楽の美しい出会い。
日本が誇る一流音楽家たちの演奏と優しいトークで、音と言葉が響きあう柔らかな時間をどうぞ。
お話・朗読:檀ふみ
ソプラノ:天羽明惠、ヴァイオリン:渡辺玲子、ピアノ:江口玲
ナビゲーター:浦久俊彦
俳優、エッセイストであり、文豪・檀一雄を父に持つ檀ふみ。文学や音楽にも深い愛情を注ぐ彼女の繊細な感性から紡ぎ出される美しい物語――。
サマセット・モーム、トルストイの小説から檀ふみ自らが選んだ音風景を奏でるのは、日本を代表する音楽家たち。
檀ふみが語る家族との思い出、音楽家たちとのクロス・トークを、文化芸術プロデューサー浦久俊彦のナビゲートで贈る午後のひととき。どうぞご期待ください。
曲目と朗読
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
朗読 <トルストイ『クロイツェル・ソナタ』より>
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より 「イゾルデの愛の死」
朗読 <サマセット・モーム『キジバトのような声』より>
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌 『ジプシー歌曲集』作品55より 他
※曲目は変更になる場合がございます。
檀ふみ(俳優)
映画『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』『山桜』『春を背負って』『轢き逃げ―最高の最悪な日―』、ドラマ『日本の面影』『藏』『功名が辻』『花燃ゆ』『セミオトコ』『盤上の向日葵』他、数多くの作品に出演。『N響アワー』の司会では楽しく伝えたことで、クラシック音楽の敷居を下げたと言われた。FMラジオ『N響ザ・レジェンド』ではNHK交響楽団の過去のアーカイブから、選りすぐりの名演奏を伝えてきた。自身も大のクラシック音楽やオペラのファンでもある。『新日曜美術館』の司会でも美術の楽しさを、『日めくり万葉集』の語りでは古典の素晴らしさを伝えてきた。エッセイも好評で、『ああ言えばこう食う』は第15回講談社エッセイ賞を受賞。
天羽 明惠 (ソプラノ)Akie Amou
渡辺 玲子(ヴァイオリン)Reiko Watanabe
超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、切れ味鋭い官能性と幅広いレパートリーで、世界のヴァイオリン界をリードする逸材。1984年ヴィオッティ、86年パガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。国内の主要オーケストラはもとより、ワシントン・ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、フィルハーモニア管、BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、ロシア・ナショナル管、バンベルク響などと共演。シノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレ、サンクトペテルブルク響との共演はCDもリリースされている。またバレエとの共演や青少年のためのレクチャーコンサートなど音楽の魅力を広く伝える活動にも取り組んでいる。18年には世界で活躍する女性に与えられる「リコグニション・アウォード2018」を受賞。国際教養大学特任教授。
オフィシャル・ホームページ http://www.reikowatanabe.com/