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【グランシップ出前公演】
上野耕平×三浦一馬×山中惇史 トリオ(長泉町)

日時 2021年2月23日(火・祝)14:00~(開場13:15)
会場 長泉町文化センターベルフォーレ ホール
(駿東郡長泉町下土狩821-1)
料金 完売のため、当日券販売はありません
一般:3,700円
こども・学生:1,000円
※未就学児入場不可、こども・学生は28歳以下の学生
主催 主催:公益財団法人静岡県文化財団、長泉町文化センターベルフォーレ、静岡県
後援 後援:長泉町、静岡県教育委員会、長泉町教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


上野耕平(サクソフォン)

三浦一馬(バンドネオン) ©井村重人

山中惇史(ピアノ)

完売御礼
人気・実力とも兼ね備えた若手奏者トリオによる公演。

魂をゆさぶる演奏を、五感で感じる!
その躍動感、体の内側にまで響くサウンドは、会場でしか味わえません。

<曲目>
ピアソラ(三浦一馬 編曲):孤独の歳月、鮫(アストル・ピアソラ生誕100年記念)
ラヴェル(山中惇史 編曲):ボレロ ほか

静岡県イベント開催におけるチェックリスト


<お客様へのお願い>
・発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・会場でのマスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・本公演では、前後左右1席空けた座席配置です。
・出演者へのプレゼント、差し入れはお控えください。お預かりすることもできかねます。面会もできません。
・終演後は、混雑を避けるため係員の指示に従い、分散退場にご協力ください。
・新型コロナウィルス感染症の影響により、公演を変更・中止する場合があります。必ずグランシップホームページで最新情報をご確認ください。

上野耕平(サクソフォン)

1992年生まれ。茨城県東海村出身。
8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。

指揮者山田和樹氏には「耕平は、1音を聴いただけで、ただ者ではないと思った!」、またボストンポップスオーケストラの音楽監督であり指揮者であるKeith Lockhartには「サクソフォンのこんな音聴いた事がない。目が飛び出るほど驚いた!」と言わしめた。

第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。

デビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。

現在、国内若手アーティストの中でもトップの位置をしめ演奏活動のみならず、メディアへの出演や、「The Rev Saxophone Quartet」、「ぱんだウインドオーケストラ」のコンサートマスターとしても活躍中。

最新アルバムは「アドルフに告ぐⅡ」。
音楽以外にも鉄道と車をこよなく愛し、深く追求し続けている。

2018年第28回出光音楽賞受賞。2018年第9回岩谷時子賞 奨励賞受賞。

●公式HP https://uenokohei.com/
●Twitter https://twitter.com/KoheiUeno710
●公式YouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/channel/UCSaPBSNgz7KOZXSMmI2mZsQ

三浦一馬(バンドネオン)

1990年生まれ。2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオンの世界的権威ネストル・マルコーニと出会い、自作CDの売上でアルゼンチンに渡航。現在に至るまで師事。

2007年、井上道義指揮∙神奈川フィルハーモニー管弦楽団《マルコーニ:Tangos Concertantes》日本初演でオーケストラ・デビュー。

2008年、イタリアで開催された第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たす。2011年には別府アルゲリッチ音楽祭に出演し、マルタ・アルゲリッチやユーリー・バシュメットら世界的名手と共演、大きな話題と絶賛を呼んだ。2015年出光音楽賞(2014年度)を受賞。2016年、大阪フィルハーモニー交響楽団第500回定期演奏会でバカロフの「ミサ・タンゴ」のソリストに抜擢され好評を博す。これまでにビクターエンタテインメントより4枚のCDをリリース。

2017年、自らが率いる室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」を結成、同年11月には埼玉県「久喜市くき親善大使」に就任、若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。
使用楽器は、恩師ネストル・マルコーニより譲り受けた銘器Alfred Arnold。

●公式HP http://kazumamiura.com/
●Twitter https://twitter.com/KazumaMiura_
●OfficialFacebook  https://m.facebook.com/kazumamiura/

©井村重人

山中惇史(ピアノ)

1990年生まれ。愛知県岡崎市出身。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。在学中、指揮科、弦楽科ティーチングアシスタントを歴任。

第18回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲一般の部第3位。「JR岡崎駅イメージソング」、「岡崎市立翔南中学校校歌」、「祝典行進曲」(岡崎市制100周年記念、岡崎スクールバンド協議会委嘱)など、出身地である岡崎市への楽曲提供も数多く行う。器楽、室内楽、合唱など多数がヤマハミュージックメディア、カワイ出版などから出版されている。

またピアニストとしては、上野耕平をはじめとする国内外のアーティストと共演を重ねている。2014年、小川響子氏とのデュオで第2回デザインK国際音楽コンクールにてグランプリ受賞。

編曲の分野に於いても担当したアーティストはクラシックからポップスまで幅広い。ピアニスト、作曲家、アレンジャーとして参加した各CDはレコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出されている。
令和元年度第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門にて『風三章』(詩・茨木のり子)で第1位を受賞。

●Twitter @ginyamagin

開催レポート

2/23(火・祝) 長泉町文化センターベルフォーレで上野耕平×三浦一馬×山中惇史 トリオを開催しました

2/22(月) 静岡県立小山高等学校にて上野耕平さんによるアウトリーチ
2/22(月) 静岡県立小山高等学校にて上野耕平さんによるアウトリーチ
2/22(月) 静岡県立小山高等学校にて上野耕平さんによるアウトリーチ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ
上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ

2/22(月) 静岡県立小山高等学校にて上野耕平さんによるアウトリーチ
2/23(火・祝) 長泉町文化センターベルフォーレで上野耕平×三浦一馬×山中惇史 トリオを行いました。
 
長泉町でのトリオ公演を翌日に控えた2/22(月)サクソフォン奏者の上野耕平さんによる、静岡県立小山高等学校吹奏楽部のレッスンを実施しました。

曲は、ワーグナー:エルザ大聖堂への行列。

吹奏楽では必ず通る道だそうですが、小山高校では卒業式で毎年この曲を演奏しています。

ただ、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で卒業式の実施が見送りとなってしまったそう。そのため、この曲を卒業式で披露するのは初めてとなる生徒が多く、教室内は緊張の面持ちでいっぱいでした。

上野さんが指揮台に立ち、いざ指導が始まると、明瞭かつユニークで、さらに的確なアドバイスに生徒たちは、真剣な眼差しと演奏で応えていきます。アドバイスをもらうにつれ、音が良くなっていく様子に、若く柔軟な吸収力を感じました。

上野さんは、

「アンサンブルというのは遠慮し合うことではない。それぞれがワガママを言い合うことでいろんな可能性が生まれ、そこから発展していくし、刺激し合ってこそ生きた音楽が生まれる。」

「人数や音量よりもどれだけ聴く人の心に爪痕を残せるか。」

と生徒たちに熱いメッセージを送っていました。
 
プロの奏者から、アンサンブルの本質を学ぶことは、生徒たちにとってかけがえのない経験となったことでしょう。

最後にマスクを外して記念写真を。

学校行事や演奏会などが次々と中止になった今年度、生徒たちに得難い機会を与えてくださり、上野さん、本当にありがとうございました。

※なお、3/1(月)に小山高校では、無事に卒業証書授与式が実施されたそうです。

さて、アウトリーチ翌日の2/23(火・祝)長泉町文化センターベルフォーレで「上野耕平×三浦一馬×山中惇史トリオ」の公演を実施しました。

春のような陽気に恵まれた暖かい日、来場のお客様には新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただき、スムーズに入場していきます。

感染者数は減少傾向にあったとはいえ、緊急事態宣言が発出されている特定都道府県からの出演者、及びスタッフには、PCR検査または抗原検査を実施の上、来静してもらうことで、公演を中止にせず、皆さんが生の演奏に触れられる機会を用意することができました。

ソーシャルディスタンス確保のため、前後左右一席ずつ空けた座席設定ではありましたが、チケットは完売御礼。

前日の小山高校の生徒をはじめ、音楽に取り組んでいる学生たちが多数来場しました。

コンサートは、サクソフォンの上野耕平さんと、ピアノの山中惇史さんによる「ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲 Wo0.46」から始まり、あたたかく表情豊かな上野さんの音色が来場者の心をつかみます。

山中さんのソロでは、ショパン:ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1 CT150 に、ショパン:子犬のワルツ(編曲:山中惇史)を加えて披露。オリジナルの編曲で山中さんの世界観がホールいっぱいに広がります。

次にバンドネオンの三浦一馬さんと山中さんによるファリャ:「スペイン民謡組曲」より、しっとり聴かせます。

第2部はトリオによるJ.S.バッハ:G線上のアリアから再開。3人が絶妙なバランスで、この音を紡ぎ出しているのが伝わってきます。
演奏はもちろん、トークも、互いへの信頼感や仲の良さがにじみ出ていて、ますます3人を応援したくなった方も多いのでは。

最後は、山中さんがトリオ用に編曲したラヴェル:ボレロを。

「圧巻だった」「本当にオーケストラを聴いているようだった」と、お客様はこの曲について印象が強かった様子。

アンコールは、バンドネオンと言えば!とMC中にも話題に挙がっていたピアソラ:リベルタンゴで、締めくくろうとするのですが…

「会場からの拍手が鳴り止まない」とは、まさにこのこと!と言えるような状況に。

3人は、鳴り止まぬ拍手の中、再度舞台に登場くださいました!!
そしてなんと、予定にないアンコールのアンコール曲目を舞台の上で、公開相談。

ピアソラ:デカリシモをアンコールのアンコールとして特別に披露し、ホールにいた誰もが興奮冷めやらぬ状態で終演を迎えたのでした。

3人の「今日のお客様は、最高にあたたかくて、乗せ上手!」

という言葉に呼応するかのように、

「素晴らしい若手名手の生演奏を地元で堪能でき感無量でした」

「学生にとっては静岡市まで聴きに行くのは難しかったので長泉での開催で本当に良かった」

などと、出前公演だからこそ、この特別な時間に立ち会えたという声もあり、その意義を感じました。

グランシップは特定天井対策工事による昨年9月からの休館を2月末で終え、3月より再オープンしました。

引き続き、県内施設での出前公演も予定しています。ぜひご期待ください。

◆演奏曲目
・ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
・ショパン:ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 Op.26-1 CT150
・ショパン(編曲 山中惇史):子犬のワルツ
・ファリャ:『スペイン民謡組曲』より
      第1曲 ムーア人の布地
      第4曲 ポーロ
      第6曲 ホタ
・J.S.バッハ:G線上のアリア
・ピアソラ(編曲 三浦一馬):フーガと神秘
・ピアソラ(編曲 三浦一馬):ブエノスアイレスの冬
・ピアソラ(編曲 三浦一馬):レオノーラ愛のテーマ
・ピアソラ(編曲 三浦一馬):孤独の歳月
・ピアソラ(編曲 三浦一馬):鮫
・ラヴェル(編曲 山中惇史):ボレロ

【アンコール】
・ピアソラ:リベルタンゴ
★ピアソラ:デカリシモ

写真:グランシップ撮影サポーター 石橋健次

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