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伝統芸能の継承
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出前

【グランシップ出前公演】
【公演中止】グランシップ静岡能(菊川市)
観世流能楽師による新春にふさわしい本格的な能楽公演。

日時 2021年1月24日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場 菊川文化会館アエル 大ホール(菊川市本所2488-2)
東名菊川ICから約0.8km、JR菊川駅から2.7km、しずてつバス浜岡営業所行き「東名菊川」降車
料金 【公演中止】
全席指定/一般5,200円 こども・学生:1,000円
※未就学児入場不可、こども・学生は28歳以下の学生
主催 公益財団法人静岡県文化財団、菊川文化会館アエル、静岡県、静岡県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送
後援 菊川市、静岡県教育委員会、菊川市教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

能「一角仙人」  撮影:前島吉裕

能「羽衣」   撮影:前島吉裕

【公演中止】(1/13更新)


龍神が岩屋から飛び出す迫力ある場面が見どころの「一角仙人」は、歌舞伎十八番の「鳴神」のもとになった童話的な曲目。
額に鹿の角が生えている特徴ある能面や、ダイナミックな動きで魅了します。
また、「羽衣」は世界文化遺産である「三保松原」を舞台にした天女の羽衣伝説としてよく知られています。
静岡県ゆかりの演目で、美しい能面や装束にも、是非ご注目ください。
どちらの演目も、初めての方にも分かりやすいストーリーでお楽しみいただけます。

【演目】
能「一角仙人」 シテ 山階彌右衛門
 「羽衣 和合之舞」 シテ 観世芳伸 
狂言「寝音曲」 三宅右矩

★★公演当日、お着物でご来場の方に先着で観世オリジナルグッズをプレゼント!★★

<お客様へのお願い>
・発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください
・マスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください
・ソーシャルディスタンスの確保のため、座席の間を空けてお座りいただきますのでご了承ください。
・新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況によっては、本公演を変更・中止する場合や、<お客様へのお願い>の内容を変更する場合があります。必ずグランシップホームページで最新情報をご確認の上、ご来場ください。


【清水駅・静岡駅・焼津駅発 観光と昼食付、便利なバスツアー】
大井川鐡道新駅・門出駅に新しくできた緑茶と農産物の体験型フードパーク・KADODE OOIGAWAも楽しめるバスツアーをご用意!

<行程>
清水駅東口(7:50)→静岡駅南口(8:30)→焼津駅北口(9:00)→KADODE OOIGAWA(緑茶と農産物の体験型フードパーク・大井川鐡道新駅門出駅隣接)→つま恋リゾート彩の郷(昼食/お茶料理がグレードアップ!)→菊川文化会館アエル(「グランシップ静岡能」鑑賞)→焼津駅(17:45)→静岡駅(18:15)→清水駅(18:45)

チラシはこちら

旅行日:2021年1月24日(日) 日帰り
旅行代金:18,500円(こども・学生は14,300円)
<<GoTo トラベルキャンペーン適用の場合、12,500円+地域共通クーポン3,000円付予定>>

主催・お申込み:静岡歌舞伎を楽しむ会((株)コトブキ観光内)
TEL.054-281-0393 静岡市駿河区小鹿1丁目2-1 
静岡県知事登録旅行業第2-201号 総合旅行業務取扱管理者 佐野聡


【御殿場駅・裾野駅・三島駅発 いちご狩りと昼食付、便利なバスツアー】
久能山石垣いちご狩りとグランシップ静岡能公演ツアー

<行程>
御殿場市民会館(7:30発)→裾野駅(8:05発)→三島駅(8:25発)→久能山石垣いちご狩り→焼津さかなセンター(昼食・買物)→菊川文化会館アエル(「グランシップ静岡能」鑑賞)→三島駅(19:00頃着)→裾野駅(19:25頃着)→御殿場駅(20:00頃着)

チラシはこちら

旅行日:2021年1月24日(日)日帰り
旅行代金:20,000円
<<GoToトラベルキャンペーン適用の場合は、お支払い実額
13,000円+地域共通クーポン3,000円付与
(御殿場市あんしんバス旅行支援事業を使用した場合は、お支払い実額からさらに2,200円引き>>

主催・お申込み:御殿場総合サービス株式会社
TEL.0550-88-5771 御殿場市川島田1446-24 
静岡県知事登録旅行業第2-600号 旅行業務取扱管理者 小野淳

能「一角仙人」

昔、天竺・波羅奈国(インド中部、ガンジス河流域にあった国)に、鹿の胎内から生まれて、額に一本の角のある一角仙人という仙人がいました。仙人は、龍神と威力を競い、神通力で龍神をことごとく岩屋に閉じ込めてしまったので、ここ数ヶ月は雨が降らず、民は困窮していました。そこで帝は旋陀夫人(ツレ)という美女を遣わすことにします。
夫人は官人(ワキ)を伴い、山路に迷ったふりをして仙人のいる山に分け入ります。ある岩陰から良い香りのする風が吹いて来て、松や桂の枝で作った庵があり、仙人(シテ)が現れます。「瓶には谷川の水を汲み入れ、鼎には山にかかった雲の滴を受けて煎じ、これを食べ物としていることだ。時には興に乗じて琴を弾くこともあるが、弾き終えても誰一人訪ねて来ることもない。しかし見上げる山々は、つい先程まで青かった梢が、今はもう紅葉して紅くなっている。やはり秋の景色は面白いものだ」夫人の一行は仙人の庵に一夜を請うことが出来、持参して来た酒を仙人に勧めます。そして夫人は舞を舞って見せると、仙人も夫人の容色に迷い、つられて一緒に舞ううちに、酔いが進み寝込んでしまうのでした。それを見届けた夫人の一行は都へと戻って行きます。(中入)
やがて、岩屋が鳴動すると、中から龍神(ツレ)が踊り出ます。仙人は目を覚まし、剣を抜いて戦いますが、すでに神通力を失っている仙人にたつ術も無く、力尽きて倒れ伏し、龍神達は雨を降らせながら龍宮へと帰って行くのでした。

能「羽衣 和合之舞」

春の長閑な一日。三保の松原で、所の漁夫・白龍(ワキ)は辺りの景色を眺めていると、空からは花が降り、音楽が聞こえて芳香が辺りを包みます。不思議なことだと辺りを見廻すと、松の木に美しい衣が掛かっているのを見つけます。白龍は家宝にしようと持ち帰ろうとします。すると白龍を呼びかける声がし、天人(シテ)が現れ「それは天人の羽衣というもので、人間に与えて良いものではありません」と言います。白龍はそのように珍しいものならば国の宝にしようと、衣を返しません。天人は羽衣が無くては天上界に帰ることが出来ないと嘆き、空を飛ぶ鳥を見ては天を懐かしみ涙に暮れます。白龍はその様子を見て憐れに思い、舞楽を見せて貰うことと引き換えに、羽衣を返そうと言います。喜んだ天人は、先ず羽衣を返すように言いますが、白龍は羽衣を返せばそのまま天に帰ってしまうのではないかと疑います。その言葉に天人は「いや疑いは人間にあり、天に偽りなきものを」我が身を恥じた白龍は衣を天人に返します。
羽衣を着した天人は、月にあるという美しい宮殿の様子を謡い、自分も宮殿に奉仕する天人の一人であると語ります。そして春霞のたなびき、花が色めく三保の松原の景色を愛でて舞い、数々の宝を降らせ、富士の高嶺を越えて消えて行きます。

狂言「寝音曲」

主人に、自分の前で謡を謡うように命じられた太郎冠者は、今後たびたび謡わされては困ると考え、酒を飲んだうえに、膝枕でなければ謡えないと嘘をつきます。主人は酒を飲ませ、自分の膝を貸してやり、太郎冠者は謡い始めますが、寝ている時は謡えるのに、起きると声が出なくなるようなふりをします。
その内に調子にのってきた太郎冠者は、タイミングを取り違えてしまい…。

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