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音楽文化等の普及・振興
上質で多彩な鑑賞
開催レポート
音楽

世界が認めた、限りなく美しい合唱とオーケストラのハーモニー
バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル:「メサイア」(全曲)

日時 2019年12月20日(金)18:30開演(21:30終演予定)
会場 中ホール・大地
料金 【12/13(金)10:00より直前割引開始!】
全席指定/S席7,300円 ⇒ 5,840円、A席6,300円 ⇒ 5,040円
             こども・学生1,000円(こども・学生は直前割引対象外)

※こども・学生は28歳以下の学生
※未就学児入場不可
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
後援 静岡県教育委員会、静岡市教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

バッハ・コレギウム・ジャパン
バッハ・コレギウム・ジャパン ©Marco Borggreve
鈴木雅明 ヘンデル メサイア
鈴木雅明 ©Marco Borggreve

世界が認めた古楽アンサンブル、バッハ・コレギウム・ジャパン。
合唱の美しいハーモニーと古楽器の温かな音色。クリスマスに聴く「メサイア」は格別です!



■出演
鈴木雅明(指揮)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
オリヴィア・フェアミューレン(アルト)
セイル・キム(テノール)
ロデリック・ウィリアムス(バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)

ジョアン・ラン
ジョアン・ラン©Redpath Studios
オリヴィア・フェアミューレン
オリヴィア・フェアミューレン©Felix Broede
セイル・キム
セイル・キム
ロデリック・ウィリアムズ
ロデリック・ウィリアムズ©Benjamin Ealovega

■曲目
ヘンデル:メサイアHWV56

◆◇◆本公演をもっと楽しめる事前レクチャーを開催!≪演奏付≫◆◇◆
「バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル:メサイア事前講座」
ヘンデル研究の第一人者・三澤寿喜さんが「メサイア」の魅力をわかりやすく解説します。
バッハ・コレギウム・ジャパンメンバーによる演奏もお楽しみに!
日時:11月2日(土)14:00~
会場:グランシップ地下リハーサル室
出演:三澤寿喜(ヘンデル研究家、講師)、松井亜希(ソプラノ)、谷口洋介(テノール)、鈴木優人(チェンバロ)
参加料:1,000円、こども・学生500円(こども・学生は28歳以下の学生)
申し込みはこちらから!

◆◇◆10/16(水)静岡英和学院大学で開催したミニコンサートの様子はこちらから!◆◇◆

鈴木雅明(指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督)

1990年<バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)>を創設して以来、バッハ演奏の第一人者として名声を博す。グループを率いて欧米の主要なホール、音楽祭に多く出演、極めて高い評価を積み重ねている。近年はモダン・オーケストラとも活発に共演し、多彩なレパートリーを披露。2001年ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、平成23年紫綬褒章など受賞。2012年バッハの演奏に貢献した世界的音楽家に贈られる「バッハ・メダル」、ロンドン王立音楽院・バッハ賞を受賞。2013年度第45回サントリー音楽賞をバッハ・コレギウム・ジャパンと共に受賞。2015年ドイツ・マインツ大学よりグーテンベルク教育賞を受賞。イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール大学ヨン・シゥ・トウ音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授、オランダ改革派神学大学名誉博士。
©Marco Borggreve

バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)

鈴木雅明が世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団。J. S. バッハの宗教作品を中心に、近年はメンデルスゾーンに及ぶ作品の理想的な上演・普及を主旨として活動。1992年より東京・神戸での定期演奏会を開始、99年から海外公演も本格化し、ライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムス、カーネギーホール、コンセルトヘボウ等での演奏を通じて、その評価を高めている。スウェーデンBISより90点に及ぶCDをリリース。95年から時系列順で取り組んできた「バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ」が2013年に、17年には「バッハ:世俗カンタータシリーズ」全曲演奏・録音が完結。14年”ヨーロッパのグラミー賞”と称されるエコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門を受賞。13年度第45回サントリー音楽賞を鈴木雅明と共に受賞。17年『モーツァルト:ミサ曲 ハ短調』が英グラモフォン賞を受賞。
©Marco Borggreve

開催レポート

12/20(金)「バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル:『メサイア』」を開催しました。

クリスマスを間近に控えた12/20(金)の夜、グランシップ中ホール・大地にて「バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル:『メサイア』」を開催しました。

コーラスと古楽器の美しいハーモニーで世界中にファンを持つバッハ・コレギウム・ジャパン。グランシップでは2014年以来の二度目の公演、しかもクリスマスシーズンに静岡で「メサイア」を聴けるということで、「この日を待ちに待っていた!」という方も。

今回の公演では、歌詞を確かめながら「メサイア」の世界に浸っていただけるよう、ご来場いただいたお客様にはもれなく対訳付きの歌詞を掲載した冊子をお配りしました。対訳と楽曲解説は、11月にグランシップで開催した「ヘンデル:『メサイア』事前レクチャー」で講師を務めていただいたヘンデル研究の第一人者・三澤寿喜さんによるものです。

綿密なリハーサルを重ね、迎えた本番。

鈴木雅明さんの指揮のもと、美しい英語詞のコーラスと、それを支えるオーケストラの演奏。そこへソリストの圧倒的な表現力を持った声も加わり、イエスの生涯を綴った物語はドラマチックに展開していきます。

オペラのような華やかな衣装や舞台装置がないことで音楽がより一層際立ち、歌と演奏でイメージを描いて楽しめるのが魅力のオラトリオ。「思っていたよりも人間ドラマの世界だった!」という声も。

演奏に用いられたのは、バッハやヘンデルが活躍した当時の音を再現したオリジナル楽器。バッハ・コレギウム・ジャパンは演奏が難しいことでも知られるこれらの楽器のスペシャリスト集団でもあります。オリジナル楽器の名手達による演奏を聴けるという意味でもとても貴重なコンサートでした。

10月には静岡英和学院大学で学生を対象としたミニコンサート、11月にはグランシップ開催した事前レクチャーと、秋口から毎月のように静岡で古楽の世界の素晴らしさを伝えていただいた鈴木優人さんは今回オルガンで出演。チェンバロの大塚直哉さん達と共に通奏低音で「メサイア」を支えます。

曲の後半、歓喜に溢れた「ハレルヤ・コーラス」でヒートアップし、壮大な物語は完結を迎えます。

観客席からは大きな拍手と「ブラボー」の声、スタンディングで出演者を讃える方も!

アンコールでは、鈴木優人さん編曲の「きよしこの夜」を合唱の皆さんのアカペラで。バッハ・コレギウム・ジャパンからの特別なクリスマスプレゼントでした。

ご来場いただいたお客様からは、「期待を上回る演奏」、「合唱と演奏の響きがとても心地よかった」、「毎年聴きたい!」との感想をいただきました。

また、日頃から音楽に取り組んでいる学生さんからも「合唱の皆さんの歌声の和音は、まるで音階の層を見ながら聞いているような感覚になりました。」という素敵なメッセージをいただきました。

グランシップでは新年も、伝統芸能や音楽公演等、多彩な公演をご用意しています。

ぜひ2020年もご期待ください!


写真:グランシップサポーター 猪熊康夫、服部益躬

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