17世紀頃イギリスで生まれ、その後アメリカで独立した楽器として発展したハンドベル。
1990年にサンフランシスコで結成以来、ハンドベル界をリードしているソノス・ハンドベル・アンサンブルがクリスマスにちなんだ曲等を演奏。
実際にハンドベルを触って音を出せる体験コーナーも!(公演終了後予定)
【曲目】
・きよしこの夜
・ジングルベル
・そりすべり
・アヴェ・マリア(J.S.バッハ)
・「くるみ割り人形」から(チャイコフスキー)
ソノス・ハンドベル・アンサンブル
ソノス・ハンドベル・アンサンブルは1990年にサンフランシスコで結成されて以来、ハンドベル界をリードしてきたグループ。ハンドベルという楽器を広く認知させるべく、レパートリーにも可能な限り良質の編曲版やオリジナル楽曲を取り入れ、また作曲家にもベルのみ、あるいは他の楽器や声楽とベルの合奏用の曲をつくるように働きかけ、多くの委嘱作品を生んでいる。アメリカ国内のツアーに加えて、ベイエリアの主要な会場での演奏会も多く、常に完売するほどの人気を誇っている。
ソノスのCDは、ハンドベルとしては初めてタワーレコードをはじめとする全米の主要レコード店で売り出され、サンフランシスコ・エグザミナー誌で「センセーショナル」と賞賛され、94年秋のベストセラーとなる。世界中のクリスマスミュージックを収めた2枚目のCDも「華麗な鈴の饗宴」と絶賛、同様にベストセラーとなる。
2002年の初来日からすでに8度目の来日となり、その鮮やかなテクニックと楽しいステージは毎回多くの聴衆を感動させている。
ソノス・ハンドベルHP www.sonos.org
開催レポート
クリスマスにぴったりのハンドベル・コンサート「ソノス・ハンドベル・アンサンブル」を開催しました。
クリスマスを迎える三連休の初日である本日、アメリカの人気ハンドベル・グループ「ソノス・ハンドベル・アンサンブル」のコンサートを開催しました。
今回の会場はグランシップ11階の会議ホール・風。
国際会議場としても使用される会場ですが、本日は大きなステンドグラスの映像で大聖堂に変身!開演を知らせるベルもクリスマス仕様でお届けしました。
そんなクリスマスらしい雰囲気の中、演奏がスタート。華麗な音色が会場に響き渡ります。
12人の演奏者がそれぞれに鳴らす音がひとつの音楽に。一音一音が大切に鳴らされていると感じました。
ハンドベルにも様々な種類があり、片手に二つ持って演奏できるようなサイズのものから、両手でないと持てないほどの大きさのものも。また、演奏方法も、手に持って鳴らすほか、マレットで叩いて鳴らしたりテーブルに置いて鳴らしたりと様々なテクニックを見ることができました。
曲によって編成を変えながら、様々なジャンルの曲が演奏されました。
ドビュッシーやチャイコフスキー、ヨハン・シュトラウス二世といったクラシック以外にも、各国のクリスマス・キャロルや日本の伝統音楽も披露。聴きなれた曲もハンドベルで演奏されると、どこかファンタジックに聴こえるようでした。
陽気な南国調の「西インド諸島のクリスマス」では、サングラスを身に着けリゾート風に登場する演奏者も。来場者の皆さんも指揮に合わせて手拍子で参加し、大いに盛り上がりました。
また、ハンドベル以外にも、アルトフルート、シンバル、タンバリン、特大のトーンチャイム、銅鑼(!)など様々な楽器が登場。
波の音や、時には「和」の雰囲気やエスニックな世界観を表現したりと、随所で効果的に用いられていました。
休憩中には出演者がロビーに登場し、「さくらさくら」を演奏。ソノスのメンバーからのサプライズプレゼントでした。
演奏中の楽しい掛け合いも見どころ。
終演後のステージ上ではハンドベル体験コーナーを開催。こちらにも多くのお客様にご参加いただきました。出演者と話したり、いっしょに楽器を鳴らして楽しんだりと大盛況でした。
観て、聴いて、体験して、クリスマスムードをたっぷり味わっていただけたのではないでしょうか?
もうすぐ新年を迎えますが、グランシップでは年明けからも多彩なラインナップの公演をそろえてお客様をお待ちしております!
【2017年1月の公演】
1月22日(日) グランシップ静岡能
1月22日(日) しずおかの文化新書講演会「井伊直虎とその時代」
1月25日(水)・26日(木) 中学生のための音楽会
1月28日(土) 【グランシップ出前公演in森町】「人形浄瑠璃 文楽」事前レクチャー 山川静夫のここがみどころ・ききどころ~文楽人形使いにせまる~(会場:森町文化会館 小ホール)