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「忠臣蔵」を落語・浪曲・講談で!
グランシップ寄席~落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵
話芸の名人たちが聴かせます!

日時 2012年12月7日(金)19:00開演(18:30開場)
会場 中ホール・大地
全席指定
料金 一般3,500円 学生1,000円
主催 財団法人静岡県文化財団、静岡県
共催 駿府寄席実行委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


国本武春

林家たい平

宝井駿之介

各界の話芸の名人を迎え、間近な空間でその名人芸を堪能できる「グランシップ名人会」は昨年度10回目の公演を行い、今年度からは「グランシップ寄席」として新たにスタート。
今回は、年末にやっぱり聞きたくなる「忠臣蔵」を落語・浪曲・講談の話芸でお楽しみいただけます。登場人物の会話を中心に高度な技、細やかな表現方法が見どころの落語、三味線の伴奏で「節」と「啖呵」を織り交ぜながらテンポよく聞かせる浪曲、歴史上の物語を張扇で釈台を叩きながら時間と空間を飛び越えながら調子よく進めていく講談。多彩な話芸で「忠臣蔵」に迫ります。こんな贅沢な聴き比べはグランシップだけ!

講談(宝井駿之介):「忠臣二度目の清書」
落語(林家たい平):「七段目」
浪曲(国本武春):「忠臣蔵~赤垣源蔵徳利の別れ」

出演者プロフィール

◎国本武春(くにもとたけはる)浪曲師・日本浪曲協会副会長
1960年千葉県生まれ。父は天中軒龍月、母は国本晴美、両親共に浪曲師。
19歳で名曲師東家みさ子に浪曲三味線を師事。20歳で東家幸楽に入門、浪曲師となる。
1982年上野本牧で初舞台。1987年に渡米しニューヨーク、ボストンで公演。その頃から作詞・作曲活動を開始。
また独自の三味線奏法で、ロックやバラードに「語り」が合体した“弾き語りスタイル”を確立する。
2002年ミュージカル「太平洋序曲」に主演し、ニューヨーク・ワシントン公演では米国批評家に絶賛される。
2003年から一年間、文化交流使として米国テネシー州で活動。ブルーグラスバンド、“国本武春&ザ・ラストフロンティア”としても活動中。
“古典浪曲”及び“弾き語り”で芸術選奨・新人賞、芸術祭・新人賞、2度の花形演芸大賞、等を受賞。
浪曲中興の祖、桃中軒雲右衛門から続く「忠臣蔵」は国本武春のライフワーク。


◎林家たい平(はやしやたいへい)
昭和38年埼玉県生まれ。昭和62年武蔵野美術大学造形学部卒業。昭和63年林家こん平に入門。平成4年二ツ目昇進。
平成12年真打昇進。平成16年師匠林家こん平の代打として「笑点」の大喜利に出演。平成18年より「笑点」大喜利の正式メンバーに昇格。
平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。平成22年武蔵野美術大学芸術文化学科客員教授就任。


◎宝井駿之介(たからいしゅんのすけ)
昭和53年生まれ。静岡市立南中学校、東海大一高校(現東海大学翔洋高校)卒業。
少年時代より田辺一鶴に師事。東海大学大学院中退後、平成13年に田辺駿之介となる。
平成14年前座、平成20年二ツ目、平成22年師匠没後、宝井琴梅門下へ。
宝井駿之介と改名。

開催レポート

宝井駿之介の講談道場に行ってきました!

 
2012年11月27日(火)

 11月25日、静岡市葵区の宝台院にて、「宝井駿之介の講談道場」をグランシップスタッフ2名が見学させていただきました。
本日の参加者は6名です。
まずは先生の近況報告から。

この時期ということもあり、忠臣蔵の話題になりました。。
12月に行われる「講談師が案内する忠臣蔵ゆかりの地を巡るバスツアー」に、駿之介さんが登場されるとのことです。
吉良跡・両国橋・泉岳寺などを巡るバスツアー、講談師の方が案内してくれるなんて、迫力満点ですね!

そして、講談教室へ…
参加者が一人ずつ、近況報告をした後、講談を一席行います。

その見事な高座に、グランシップスタッフびっくり!

一席終わった後、駿之介さんが講評して下さいました。

駿之介さんは、まず最初に、参加者の方を褒めてくれます。
「姿勢がとても素晴らしいですね!」「オリジナルのポーズ、とてもいいですね!」などなど…
褒めてもらえると、皆さん笑顔になって、「もっとうまくなるためにガンバロ!」と思いますよね!
そして、強弱をつけるところ、所作の工夫などについてアドバイスがありました。
実演を交えながらのとてもわかりやすいアドバイスに、感嘆しきりでした。

なんと、駿之介さんから私たちに、「折角来ていただいたんで、一席どうぞ」。
!!!!
まさかのムチャぶりに私たちはオロオロ…
高座に上がって、簡単な自己紹介と、テキストを見ながら講談に挑戦しました。

アウトリーチの講談教室でも、四苦八苦しながら講談に挑戦している小学生の姿を見てきた私たちでしたが、その難しさを今回実感しました。
これを機に、話術の基本を身につけたいと、本当に思いました…。

そして、グランシップ寄席の告知もさせていただきました!

あっという間の3時間。とても楽しませていただきました。駿之介さんをはじめ参加者の皆さまも、有難うございました!

さて、駿之介さんも登場する「グランシップ寄席~落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」は、12月7日開催です。

チケットは是非、お早めにお買い求めください!!





浪曲師の国本武春さんが、BS朝日の番組にご出演します!

2012年11月26日(月)

12/7(金)に開催される「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」に出演する、浪曲師国本武春さんのテレビ出演のご案内です。 本日22時から放送の、BS朝日「三ツ星エンタメ!小倉・住吉のおスミつき」という番組です。 戦後の娯楽として大人気だった「浪曲」をオリジナルにアレンジして今大活躍されている、国本武春さんが浪曲の楽しみ方をご紹介したり、実演も披露してくださいます。 浪曲に馴染みのない若い世代の方々も楽しめる、新しい浪曲に触れるきっかけになりますよ! 国本さんの三味線のテクニックにもきっと驚くはず! 是非ごらんくださいね!





「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」~講談での忠臣蔵の楽しみ方~

2012年11月04日(日)

 12/7に開催される「グランシップ寄席」にテーマである「忠臣蔵」について、落語での楽しみ方、浪曲での楽しみ方とそれぞれお知らせしてきましたが、今回は「講談」についてお伝えしましょう。

「忠臣蔵」と言えば講談のネタとして事欠きません。「忠臣蔵」にまつわる話は講談でも人気があり、年末はもちろん1年中レパートリーとして扱われています。

講談では、「忠臣蔵」を扱った作品群を「赤穂義士伝」といい、その中でも史実を扱ったものを「本伝」、四十七士のエピソードを描いたものを「義士銘々伝」といいます。

また、その周辺で関わっていた人物にスポットをあてたものは「義士外伝」といわれます。

講談は寄席演芸で、歴史にまつわる話を読み聞かせるというのが特徴の話芸。長い長い歴史の話は1日で全て終われるものばかりではありません。

これからどうなるんだろうという場面で終わり、「続きはまた明日」と言いながらその続きを次の公演で聞かせます。

もちろん「グランシップ寄席」は1日限りですので、もったいぶったところで終わることなくひとつの場面を完結させますのでご心配なく。

今回は、静岡市出身の宝井駿之介さんが「忠臣二度目の清書」を披露。
駿之介さんは静岡市内でも講談道場を開いたりと愛好者のすそのを広げる活動も積極的に行っています。

講談は、登場人物などに焦点をあてるのではなく、基本的に歴史的な出来事を読み聞かせて歴史を伝えるということを前面に出しています。
ストーリーをおもしろおかしくするというよりは、歴史を知り、知識を深めるということを楽しむ芸かもしれません。

「グランシップ寄席」は様々な話芸を一度に楽しめるオトクな公演。
チケットも好評発売中!ぜひ親子3世代でどうぞ!

12/7(金)「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」




「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」~浪曲での忠臣蔵の楽しみ方~

2012年11月01日(木)

11月1日、今日は「古典の日」ですね。

今年の9月に設定されたばかりなので、まだご存じない方も多いかもしれません。

そんな古典の素晴らしさは、グランシップで体感することができます!

12/7に実施される、「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」。

忠臣蔵にみられる忠義や自己犠牲などの美学が、ニッポン人の琴線に触れるということでいつの時代にも人気のあるテーマです。

今回の「グランシップ寄席」は、その忠臣蔵をテーマに3つの話芸で楽しむことができます。
以前、落語での楽しみ方をお伝えしましたので、今日は「浪曲」を取り上げてみましょう。

浪曲は、三味線の音楽とともに節と啖呵をきかせるのが特徴。
題材は講談からの採取されたものが多いですが、歴史を読み聞かせる講談とは違い、三味線の音楽があるので情緒的な人情の細やかな雰囲気を出すことに眼目が置かれています。

ただ言葉を一生懸命聞くよりも、場面に合わせた音楽があるので、聞く人もあっという間にそのストーリーに惹き込まれていきます。

今回の「グランシップ寄席」で、国本武春さんが披露するのは「赤垣源蔵徳利の別れ」。
浪曲の代表的な演目でもあり、少しほろりと感動するストーリーなので、その音楽性がより強調されるかもしれませんね。

国本さんに合わせて三味線を演奏する沢村豊子さんにもぜひご注目くださいね!

ちなみに三味線の演奏は浪曲師と特別な練習をするわけではなく、その時に空気感とか息遣いで決めるそうです。


12/7(金)「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」

チケット発売中!
寄席はやっぱり前の方の座席がオススメですよ★




「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」~落語での忠臣蔵の楽しみ方~

2012年10月29日(月)

 二十四節気の「霜降」も過ぎ、徐々に秋も深まってきているのと同時に、少しずつ年末も意識しつつある季節になりました。
12月と言えばバタバタと過ぎてしまいますが、そんな時こそ12/7に開催される「グランシップ寄席」でほっこりした気持ちになるのはいかがですか?

今回の「グランシップ寄席」はテーマを年末にふさわしく「忠臣蔵」としていますが、落語・浪曲・講談の中で、「忠臣蔵」がどのように扱われているかを簡単に紹介しましょう。

落語の場合は、「忠臣蔵」そのものを取り上げている噺がもともと多いわけではありません。
歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』の俳優や、観客などのエピソードとして描かれている噺の方が有名です。
今回、林家たい平さんが披露する『七段目』も芝居好きの若旦那が俳優の真似事をする噺。
落語家の話し方が歌舞伎の口調になったりするので、少し賑やかな雰囲気になり、場面転換を楽しむことができます。

こういった噺は「芝居噺」と呼ばれ、他にも『四段目』などもあります。

また、最近は新作落語で「忠臣蔵」の筋自体を扱うものもありますので、いろいろと調べてみるのもおもしろいかもしれません。

浪曲、講談での楽しみ方については、また後日紹介します★

「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」
12/7(金)19:00~




「忠臣蔵」吉良上野介 本所邸跡

2012年10月21日(日)

今年も残すところ、あと2ヵ月半程度。
気持ちのよい、秋が終わると年末がやってきます。

グランシップでは、12/7(金)に「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」を開催します。

今でも映画やドラマなどで人気の題材である「忠臣蔵」。
未だはっきりとしない事が多いためか、色々なお話があり、歴史モノ好きとりこにしています。

今では映画やドラマなど映像で視覚に訴えるものが多いですが、昔はやはり、話芸で人々を楽しませていました。
特に浪曲や講談は、「忠臣蔵」はお得意の部類。
今回、グランシップではこの「忠臣蔵」を題材に、落語・浪曲・講談の話芸を楽しむ事ができます。東京など、寄席が多く行われているところでも、この3つの話芸が同時に楽しめ、さらに「忠臣蔵」を取り上げるということは滅多にありません。

そんな忠臣蔵に欠かせない吉良上野介(←浅野内匠頭が斬り付けた)が住み、四十七士が討ち入った場所が東京・両国駅近くにあります。

この写真は、グランシップスタッフが出張の際に撮ってきてくれました。
石には「赤穂義士遺蹟」と書いてあります。

ここは地元有志の方が発起人となって土地を購入し、昭和9年に東京府に寄付され、今は墨田区が管理されているとのこと。

地元の方の思いを想像すると感慨深いものがありますね。

「忠臣蔵」はこういった史蹟が東京などに色々と残っていますので、好きな人物にまつわるところを調べたりするのも楽しいですね!

そんな300年以上も前に思いを馳せながら、是非12/7はグランシップへ!!
チケットは好評発売中です。

「グランシップ寄席 落語・浪曲・講談で語る忠臣蔵」

親子3世代で楽しめる日本の話芸です。

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