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美術

「Life in the Boxes vol.3」占部史人 Art@東静岡(グランシップ)2022年度前期展示

日時 2022年4月14日(木)~2022年10月10日(月・祝)
会場 グランシップ ショーウィンドウ、3階エスカレーター付近
料金 観覧無料

【アーティストトーク】
2022年6月18日(土)14:00~

申込はこちらから!
※事前申込制ですが、人数にまだ余裕がありますので、当日のご来場も受け付けます。
(事前申込がお済みでない方は、受付にて連絡先カードを記入ください。)
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ 公益財団法人静岡県文化財団 文化事業課 054-203-5714


南側ショーウィンドウ「箱の生活(Life in the Boxes vol.3)」〈西側〉

南側ショーウィンドウ「箱の生活(Life in the Boxes vol.3)」〈東側〉

3Fエスカレーター付近「苔のむすまで〈山水図屏風〉」

6/15(水)静岡新聞朝刊「アーツdeミーツ」に占部史人さんのインタビューが掲載されました。



「Life in the Boxes vol.3」 占部史人

2022年4月14日(木)~ 10月10日(月・祝)
会期中のグランシップ開館時間にご覧いただけます。

※休館日を除く。休館日はこちら
※観覧後のアンケートはこちらからご回答ください。

占部史人 アーティストトーク開催!

作家が今回の展示作品や「Life in the Boxes」シリーズなど、これまでの作家活動について語ります。
館内の展示作品を見て回るツアーも。
〔日時〕6月18日(土)14時~ 
〔場所〕グランシップ2階 映像ホール
参加無料(定員50名) 
※事前申込制ですが、人数にまだ余裕がありますので、当日のご来場も受け付けます。
(事前申込がお済みでない方は、受付にて連絡先カードを記入ください。)
申込はこちらから!(またはグランシップチケットセンター TEL:054-289-9000/10:00~18:30 ※休館日は除く)

占部史人

1984年愛知県西尾市生まれ。
愛知県立芸術大学大学院博士後期課程を修了。静岡大学講師。拾い集めた素材を用いて神話や考古学などを題材に、広大な時空の旅を想起させるインスタレーションを展開している。

2013 「シャルジャ・ビエンナーレ11」Art and Heritage Area(アラブ首長国連邦)
2014 個展「7つの夜の海」愛知県美術館(愛知)
2018 「水と土の芸術祭2018」(新潟)
2020 「めぐるりアート静岡 2020」『Life in the Boxes vol.1』(静岡)
2021 「ガンジス河の砂の数ほどの孤独」金津創作の森美術館(福井)、「Art@東静岡(ヒロバ)」『Life in the Boxes vol.2 』(静岡)

作家紹介

占部史人の『Life in the Boxes』は、一昨年の「めぐるりアート静岡」から始まりました。新型感染症によって部屋にこもらざるを得ない日々に着想したようです。自粛生活のなかで占部は、19世紀のアメリカの思想家・詩人、H.D.ソローの著作『森の生活』に向き合い、自身を見つめなおし、大切なものについて思いをめぐらせたとのこと。そしてその気持ちをカタチにするために、これまで作った作品に一つずつ箱を作り、納めてゆきました。本展示では、コロナ禍の2年間に作られた「箱」をすべて搬入。ショーウィンドウ西側にはそれら様々な箱を、東側にはその中に入っていた作品を繰り広げています。瑞々しい絵心や喜びに満ちた工作の数々。しかしそれらは単に楽しいだけでなく、消費社会の「廃品」を用い、そこに刻印された時の流れも含め作品に転生させています。それはポストコロナに向けた心の弾力なのかもしれません。
(Art@東静岡(グランシップ)キュレーター 白井嘉尚)

Art@東静岡(グランシップ)について

「Art@東静岡(グランシップ)」は、静岡を拠点に精力的な活動を続けるアーティストへの新たな発表の場の提供に加え、グランシップにご来館のみなさまに日常的にアート作品に触れていただくことを目的とした展覧会です。年2回(前期・後期)、2組のアーティストによる作品を展示します。館内のさまざまな場所に置かれた作品による、空間の変容をお楽しみください。

開催レポート

6/18(土)Art@東静岡「Life in the Boxes Vol.3」アーティストトークを開催しました。

2022年06月24日(金)

グランシップにご来館のみなさまに日常的にアート作品に触れていただくことを目的とした展覧会、Art@東静岡(グランシップ)を館内で実施中ですが、2022年度前期展示を手掛けた占部史人さんによるアーティストトークを開催しました。

占部史人さんは、現代美術家として様々な場所でレジデンス活動やインスタレーションを実施する傍ら、静岡大学の講師も務めています。今回のアーティストトークは、占部さんのインスタレーションの出発点である学生時代の作品から、今回の「Life in the Boxes」シリーズまで、スライドや動画を使いながらユーモアを交え語ってくださいました。

占部さんの作品は、様々な廃材、流木からチョコレートの包み紙まで拾い集めた素材をアート作品として蘇らせています。「初期の頃のインスタレーションは身近なものリアリティのあるものを題材に作品を創り始めたけれど、作品を創り続けていく中でバラバラだった表現したいものが、何か象徴する作品へと変化していくようになった。」と、語ってくれました。その象徴的な作品が、今回の「Art@東静岡(グランシップ)」にも登場するトラックやショベルカー。「誰からも見向きされない、廃棄され行き場を失ったトラックを形として表すことで、時代に取り残された人やその状態を表したい。」一つひとつの作品に秘められた占部さんの想いについてトークの中で理解を深めることが出来ました。
トークの後は、作品の展示場所に移動して、占部さんによる解説。参加者の皆さんから次々と質問があがり、熱心に作品を覗き込む姿が印象的でした。

9月には東静岡駅北側のArt@東静岡(ヒロバ)で学生の皆さんとの作品展もお目見えするとのこと。
期間中「Art@東静岡(グランシップ)」とのコラボレーションが楽しみです。

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