この事業は終了しました
グランシップ中ホール・大地は、2020年9月から2021年9月末までの工事休館を終え、この度10月1日に中ホールの再オープンを迎え、全ての施設がご利用いただけるようになります。
今回は、全館リニューアルオープンの記念式典として、静岡県とゆかりの深い観世流による能「一人翁」と「高砂」を上演します。
<演目>
「一人翁」 山階彌右衛門
「祝言之式 高砂」 観世芳伸
<<観覧申込の受付は終了しました>>
【観覧申込について】
①WEB申込フォーム または ②電話(グランシップチケットセンター 054-289-9000)よりお申し込みください。
<申込受付期間>
9/17(金)10:00 ~ 9/26(日)18:30
・1回の申込で2名まで申込できます。
・応募者多数の場合は抽選。結果は9/28(火)以降、メールまたははがきでお知らせします。
・当選された方は、メールをプリントアウトしたものか当選ハガキを、公演当日必ずお持ちください。中ホール前でチケットと引換します。
・座席は選べません。
「一人翁」
「祝言之式 高砂」
九州・肥後国、阿蘇宮の神主・友成(ワキ)の一行が都に上る途中、播州・高砂の浦に立ち寄ります。春の高砂の浦に老人夫婦(前シテ・ツレ)が現れ、辺りの景色を眺めつつ老いの身の感慨を述べ、松の落葉を掃き清めます。友成の問いに高砂の松を教え、「相生の松」と呼ばれる謂れを語ります。
「高砂・住吉の松は遠く離れていながらも『古今集』にも詠まれるように「相生」の名がある。また私は津の国・住吉の者、姥はここ高砂の者で、遠く離れていても夫婦として互いに心は通い合う。松でさえ「相生」の名で呼ばれるのに、ましてや人なら尚のこと。松とともにこの歳まで共に生き、共に老いて相生の夫婦となっているのです。」
さらに松についての目出度い謂れ、「草木国土、風や水の音にまで全て心が宿り、和歌の姿を表している。中でも松の木は万木に優れ、いつまでも変わらぬ緑を湛え、永き御代にたとえられる常葉木である。その松の中でも名高い高砂の松は、末代までの佳例とされる『相生の松』は目出度いこと」を語り、自分達こそ高砂・住吉の松の精であることを明かし、住吉で待とうと言い残して舟に乗り沖の方へと消えて行きます。(中入)
やがて高砂の浦より舟で住吉の浦へと着いた友成一行の前に、住吉明神(後シテ)が姿を現し、有り難い神の御影向、神は颯爽と神舞を舞い、御代を寿ぐのでした。
今回は、(中入)後、有名な待謡「高砂やこの浦船に帆を上げて」より、神々しい神舞を上演致します。
◆◆新型コロナウイルス感染拡大防止について、お客様へのお願い◆◆
・発熱または風邪症状がある方は、ご来場をお控えください。
・マスク着用、検温、手指のアルコール消毒に御協力ください。
・会場内では会話を控え、出演者等への面会や贈り物はご遠慮ください。
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