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伝統芸能の継承
上質で多彩な鑑賞
伝統芸能
能楽

グランシップ全館リニューアルオープン
能楽特別公演 「一人翁」、「祝言之式 高砂」

日時 2021年10月1日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場 中ホール・大地
料金 観覧無料 ※事前申込制、応募者多数の場合は抽選 <<受付は終了しました>>

申込方法:2名まで申込可
①WEBフォームからの申込
②電話(グランシップチケットセンター054-289-9000)による申込
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

グランシップ中ホール・大地は、2020年9月から2021年9月末までの工事休館を終え、この度10月1日に中ホールの再オープンを迎え、全ての施設がご利用いただけるようになります。
今回は、全館リニューアルオープンの記念式典として、静岡県とゆかりの深い観世流による能「一人翁」と「高砂」を上演します。

<演目>
「一人翁」 山階彌右衛門 
「祝言之式 高砂」 観世芳伸




<<観覧申込の受付は終了しました>>
【観覧申込について】
WEB申込フォーム または ②電話(グランシップチケットセンター 054-289-9000)よりお申し込みください。

<申込受付期間>
9/17(金)10:00 ~ 9/26(日)18:30

・1回の申込で2名まで申込できます。
・応募者多数の場合は抽選。結果は9/28(火)以降、メールまたははがきでお知らせします。
・当選された方は、メールをプリントアウトしたものか当選ハガキを、公演当日必ずお持ちください。中ホール前でチケットと引換します。
・座席は選べません。





「一人翁」


撮影:前島吉裕

古より、御代を寿ぎ、「五穀豊穣、国土安穏、世界平和」を神前に誓い、平和と皆様方の幸せを祈り奉納する、儀式的要素が強く荘重な祝典の舞。
常の<翁>とは異なり、千歳・三番叟は登場せず、囃子方も伴わず、地謡との掛け合いで、直面の翁大夫が舞を舞い奉納します。
<ひとり翁>の起源は古く、世阿弥の「申楽談儀」にも記述があり、古来より慶長年間まで、近江猿楽・山階家の当主が滋賀県・日吉大社にて奉納していた事が伺えます。
現在でも絶える事無く、新年を迎える元日0:00より、山階家の当主が東京・赤坂 日枝神社の神殿にて、吉例により奉納しています。

「祝言之式 高砂」


撮影:前島吉裕

九州・肥後国、阿蘇宮の神主・友成(ワキ)の一行が都に上る途中、播州・高砂の浦に立ち寄ります。春の高砂の浦に老人夫婦(前シテ・ツレ)が現れ、辺りの景色を眺めつつ老いの身の感慨を述べ、松の落葉を掃き清めます。友成の問いに高砂の松を教え、「相生の松」と呼ばれる謂れを語ります。
「高砂・住吉の松は遠く離れていながらも『古今集』にも詠まれるように「相生」の名がある。また私は津の国・住吉の者、姥はここ高砂の者で、遠く離れていても夫婦として互いに心は通い合う。松でさえ「相生」の名で呼ばれるのに、ましてや人なら尚のこと。松とともにこの歳まで共に生き、共に老いて相生の夫婦となっているのです。」
さらに松についての目出度い謂れ、「草木国土、風や水の音にまで全て心が宿り、和歌の姿を表している。中でも松の木は万木に優れ、いつまでも変わらぬ緑を湛え、永き御代にたとえられる常葉木である。その松の中でも名高い高砂の松は、末代までの佳例とされる『相生の松』は目出度いこと」を語り、自分達こそ高砂・住吉の松の精であることを明かし、住吉で待とうと言い残して舟に乗り沖の方へと消えて行きます。(中入)
やがて高砂の浦より舟で住吉の浦へと着いた友成一行の前に、住吉明神(後シテ)が姿を現し、有り難い神の御影向、神は颯爽と神舞を舞い、御代を寿ぐのでした。
今回は、(中入)後、有名な待謡「高砂やこの浦船に帆を上げて」より、神々しい神舞を上演致します。

◆◆新型コロナウイルス感染拡大防止について、お客様へのお願い◆◆

・発熱または風邪症状がある方は、ご来場をお控えください。
・マスク着用、検温、手指のアルコール消毒に御協力ください。
・会場内では会話を控え、出演者等への面会や贈り物はご遠慮ください。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、本公演を変更中止する場合や、[お客様へのお願い]の内容を変更する場合がありますので、必ずグランシップホームページをご確認の上、ご来場ください。

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