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この事業は終了しました

文芸・美術等の振興
誰もが主人公となる県民参加
開催レポート
展示
美術

障がいの有無を超えた、豊かな感性や表現に出会う美術展!
グランシップ 誰もがWonderfulアート

日時 2021年8月28日(土)~9月12日(日)
10:00~17:00(16:30最終入場)
※期間中無休
会場 6階 展示ギャラリー
料金 入場無料
主催 「グランシップ誰もがWonderfulアート」主催:公益財団法人静岡県文化財団、静岡県 後援:静岡県教育委員会、静岡市教育委員会、NHK静岡放送局
NHK静岡放送局開局90年記念「u&iステージワークショップ」:公益財団法人静岡県文化財団、NHK静岡放送局
展示監修 白井嘉尚(静岡大学名誉教授)
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


福井揚 「Useless Robot」(C)Hitoshi Zeniya

目をつむる写真展ーつむる、つながる、つたわる、おもひ。(企画:成実憲一)

「アート⇔他者を思いやる力:親子で貼り絵を楽しもう!」(前回の様子)

「グランシップ 誰もがWonderfulアート」は、障がいの有無を越え、誰もが持つ豊かな感性や個性を認め合うきっかけの場となることを願い開催してきました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため美術展が延期となった令和2年度は、美術家の福井揚さん、福祉とアートが交差する場の創出を試みる成実憲一さん、ダンサーの岩下徹さんとともにワークショップを実施し、目に見えないつながりを生み出してきました。
そして2年ぶりの開催を迎える今回は、親子で作品作りができるワークショップや講演会などの関連イベントも充実。様々なアプローチで多彩な表現に触れられる美術展です。
※9/4(土)・5(日)の関連イベントは中止となりました。
展示ギャラリー内での展覧会は開催いたします。


【目に見えるものよりも 目にみえないものを -福井揚と止揚学園の仲間たち-】
滋賀県にある障がい者支援施設「止揚学園」の創設者を父に持ち、現在は裾野市を拠点に活動する美術作家、福井揚と止揚学園の仲間たちとの作品展。 
  
 福井揚 「ふたりの歴史」 (C)Hitoshi Zeniya
 
福井揚「ゾウとサメ」 (C)Hitoshi Zeniya


【目をつむる写真展 ーつむる、つながる、つたわる、おもひ。】
福祉とアートがまじわる活動をおこなう成実憲一の企画による写真展。年齢、性別、国籍、障がいの有無を超え、多様な人たちがともに目をつむることで、見えない「つながり」を感じたり、新たな「つながり」が生まれたりすることを目的として開催します。

※5/3(月・祝)にNPO法人ひまわり事業団、5/4(火・祝)「グランシップこどものくに」で開催した「目をつむる写真」撮影会の様子はこちらから。

★7/17(土)「目をつむるスタジオ」が静岡市番町市民活動センターに登場!★
※終了しました。当日の様子はこちらから


★成実憲一さんが運営する一般社団法人ヴァリアスコネクションにて、「目をつむる」写真を募集中!★
※申込は終了しました。  https://www.various-c.com/shizuoka-p2021/

【つくるよろこびあらわすちから ー静岡県内の特別支援学校 児童・生徒による作品展ー】
絵画、書、写真、工芸、立体作品などを展示。個性豊かな表現をお楽しみください。


【ワンダフルマーケット とも(認定NPO法人オールしずおかベストコミュニティ)】 ※ワンダフルマーケットの出店は中止になりました(8/19更新)
県内の障がい福祉事業所が集まり、丁寧に作られた小物やお菓子を販売!

《期間中のイベント》 
①止揚学園 福井生(いくる)園長講演会「笑顔のうちにあるもの」 ※講演会は中止になりました(8/21更新)
人と人の距離をあけてくださいといわれる今、離れていても伝わる温かさがあります。知能に重い障がいのある仲間たちの笑顔のうちにあるものとは、そして温かいいのちについて語ります。

日時:9月4日(土)13:30~15:00(13:00開場)
会場:グランシップ6階交流ホール
参加費:無料 ※事前申込制


〈福井生(ふくい いくる)〉(知能に重い障がいがある人たちの家 止揚学園 園長)
1966年、滋賀県にある止揚学園に生まれる。生まれた時から知能に重い障がいがある子どもたちと共に育つ。同志社大学神学部卒業後、出版社に勤務。しかし、子どものころから一緒だった仲間たちがいつも頭から離れず、1992年、止揚学園に職員として戻ってくる。
2015年7月から園長となる。知能に重い障がいがある仲間たちから「優しい心」について教えられながら、生命と真剣に向き合う日々です。
著書「あたたかい生命と温かいいのち」「笑顔のうちにあるもの-新刊-」(いのちのことば社)

〈止揚学園について〉
1962年滋賀県近江八幡市で創立された障がい者支援施設。現在は知能に重い障がいのある仲間38人、職員、その家族の役100人が共に生活している。知能に重い障がいのある仲間たちと、知能に障がいのないとされている人たちが、一人ひとりの尊い生命を認め合い、優しい心と心がつながる社会が来ることを信じ、ともに歩んでいくことを目指している。
止揚学園ホームページ

②アート⇔他者を思いやる力:親子で貼り絵を楽しもう! ※貼り絵のワークショップは中止になりました(8/21更新)
美術作家・福井揚氏の指導の下、用意された様々な色・形・質感の布やフェルトの中から思い思いの素材を選び、大きなダンボール紙に自由に貼り絵を作ります。アートの楽しみ方を親子で体験しながら、気づく力・思いやる力を学ぶワークショップです。

日時:9月5日(日)10:00~12:00/13:30~15:30
会場:グランシップ6階交流ホール
対象:中学生以下の子どもとその保護者(障がいの有無は問いません。)
参加費:1人500円(材料費) ※事前申込制(各回約10組)




③NHK静岡放送局開局90年記念 「u&i ステージワークショップ」 ※「u&i ステージワークショップ」は中止になりました(8/27更新)
NHKEテレ「u&i」のキャラクターたちが繰り広げる物語を楽しみながら、画面の向こうの出演者と一緒になってマイノリティーの友達の悩みや特性を体験し、自ら考え、学ぶことができるステージワークショップ。

日時:9月11日(土) 11:30~12:30(11:00開場)、14:30~15:30(14:00開場)
会場:グランシップ6階交流ホール
参加費:無料 ※事前申込制〈抽選〉
対象:小学生(3~6年) ※保護者の同伴が必要
申込受付期間:2021年7月1日(木)~8月16日(月)

申込方法:NHK静岡放送局ホームページからお申込みください。

【③のお問い合わせ】
NHK静岡放送局 TEL054-654-4000(平日9:30~19:00)




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◆静岡県外からご来館されるお客様につきましては、次の「県境を跨ぐ不要不急の移動に関する行動制限」をご確認ください。◆

静岡県新型コロナウイルス警戒レベル(静岡県HPリンク) 
静岡県より、すべての都道府県との不要不急の移動・往来の自粛等が発出されていますので、静岡県外のお客様は、ご来館をお控えくださいますよう、お願いいたします。
また、静岡県内からご来館の皆様についても、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する注意事項をご確認いただき、ご来館前後の直行直帰にもご協力をお願いいたします。
なお、感染拡大状況により今後<ご来館にあたってのお願い>の内容を変更する可能性がありますので、ご来館前に必ずホームページをご確認ください。

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【ご来館にあたってのお願い】
・発熱または風邪の症状がある方はご来場をお控えください。
・会場内でのマスク着用(5歳以下を除く)、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・会場内では会話をお控えください。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、本展覧会および関連イベントを変更中止する場合や、【お客様へのお願い】の内容を変更する場合がありますので、必ずグランシップホームページで最新情報をご確認の上、ご来場ください。

静岡県イベント開催におけるチェックリスト

福井 揚(ふくい よう)

障がい者支援施設「止揚学園」創設者、福井達雨氏の四男として滋賀県に生まれ、幼いころから止揚学園に入園する重度の障がいをもった仲間たちとともに生活し育つ。
1997年に渡米。ネブラスカ州立大学リンカーン校にて陶芸を専攻。2005年にカンザスシティ・アートインスティチュート陶芸学科を卒業。2008年、ネバダ州立ラスベガス大学彫刻学科大学院修了。その後、ニューヨーク他で活動。2013年に帰国。現在、静岡県裾野市の十里木高原を拠点に活動。

成実 憲一(なるみ けんいち)

1971年京都市生まれ/静岡大学教育学部美術科卒業/一般社団法人ヴァリアスコネクションズ理事長
1995年からアート活動を始め、1996年から障がい者福祉に関わり、障がいのある人たちの表現を発信するギャラリーを開設し、展覧会やワークショップを多数企画。2013年にヴァリアスコネクションズを設立し(2018年に一般社団法人へ法人化)、福祉とアートがまじわる活動をおこなう。
(C)大野 仁志

開催レポート

「グランシップ誰もがWonderfulアート」を開催しました。

静岡市番町市民活動センター「目をつむるスタジオ」

2021年09月14日(火)

障がいの有無に関わらず誰もが持っている感性や個性を認め合うことを目指して開催する「グランシップ 誰もがWonderfulアート」を8月28日(土)から9月12日(日)までの16日間に渡り開催しました。

令和2年度に開催する予定だったこの美術展。昨年は中止となり、その代わりに3つの小さなワークショップを開催しました。

それから一年を経て、ようやく本来の形で開催できることになりました。

今回の会場は3つの展示で構成されています。

裾野市を拠点に活動する美術作家・福井揚さんと滋賀県の障がい者支援施設・止揚学園の皆さんによる展示「目に見えるものよりも目にみえないものを」では、福井さんのカラフルでどこか不思議な立体作品と、止揚学園の皆さんによる色彩豊かで力強い貼り絵が共に展示され、生き生きとした空間になりました。

また、今年6月、福井さんは静岡県立沼津特別支援学校伊豆田方分校の高校生たちとワークショップを行いました。そこで制作された作品も福井さんの作品と同じ空間に展示されました。

福祉とアートが交わる活動に取り組む成実憲一さんによる「目をつむる写真展 ―つむる、つながる、つたわる、おもひ。」では、県内の皆さんの目をつむったポートレート294枚を、撮影会に参加された方の言葉とともに展示。こちらは昨年から4回に渡り行われた撮影会などを通して、総勢570人の方にご参加いただきました。

(撮影会の様子はこちらから→@ひまわり事業団&「グランシップこどものくに」@静岡市番町市民活動センター

ずらりと並んだ写真は圧巻!何も取り繕わない、目をつむった穏やかな表情の作品を見ると、あらゆる違いを超えて人との距離が近くなるような感覚になりました。

県内特別支援学校31校の学生の皆さんが日々の授業や部活動の中で作った作品を展示した「つくるよろこび あらわすちから」では、絵画や書道、写真や立体作品など、約200点を展示。自由な発想や、工夫する楽しさが伝わってきました。

来場者の皆さんからは、「作品のパワーに圧倒された」、「作る喜びがダイレクトに伝わってきた」、「自分もなにかを作りたいと思った。」、「まさにWonderful!」など、素敵なコメントが寄せられました。

作品を通して誰かの感性が他の誰かの感性を震わせる。そんなことが会場のあちこちで起こっているようでした。

今回の作品展は多くの方にご協力をいただき実現することができました。

作品制作や展示にご協力をいただいた方、ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 
写真:グランシップサポーター  杉山美矢子、グランシップ職員




7/17(土)静岡市番町市民活動センターに「目をつむるスタジオ」登場!撮影会を行いました。

2021年07月17日(土)

7月17日(土)、静岡市番町市民活動センターにて「目をつむるスタジオ」を開催しました。

今回は福祉とアートが交差する場の創出を試みる成実憲一さんによるプロジェクト「目をつむる写真展」の写真撮影会です。

(5月に開催した撮影会の様子はこちらから)


はじめに、会場に集まった参加者の皆さんに成実さんから今回の撮影会について説明。各参加者の自己紹介を行った後は、カメラを持って、まずは撮影場所選びから。番町市民活動センターは元・小学校ということで魅力的なロケーションが色々。

建物の中を歩きながら、いつも仕事をしている場所、モザイクタイルのある中庭、光の入る廊下など、各自お気に入りの場所を見つけます。
そして、ある時はカメラマン、またある時は目をつむってモデルになったり。思い思いの表情やポーズで撮影をしました。

撮影中、「なんだか眠っているみたいだね。」という声が上がったように、目をつむった無防備な表情からは、その人の素の部分が伝わってきます。撮る側と撮られる側に分かれていても、そこに見えないつながりがあり、距離が近くなったような感覚になります。

今回撮影された写真が展示される「グランシップ誰もがWonderfulアート」は8月28日(土)から開催。入場は無料です。
県内各地で撮影された、様々な表情を持つ「目をつむる写真」をぜひご覧ください。

なお、成実憲一さんが運営する一般社団法人ヴァリアスコネクションでは、現在「目をつむる」写真を募集中です。

〈締切:2021年8月2日(月)〉
今回来場ができなかった方も、ぜひこちらからご参加ください。




グランシップ誰もがWonderfulアート 「目をつむる写真展 つむる、つながる、つたわる、おもひ。」撮影会リポート

2021年05月05日(水)

グランシップでは毎年、障がいの有無を超え、誰もが持つ豊かな感性や表現の素晴らしさを感じ合うきっかけの場となることを願い、「グランシップ 誰もがWonderfulアート」を開催しています。昨年は展覧会が中止となり、新型コロナウィルス感染症の影響で3つの小さなワークショップを実施しましたが、今年は8月28日(土)から9月12日(日)までの期間での開催に向けて準備を進めています。
 展示の1つである、「目をつむる写真展 つむる、つながる、つたわる、おもひ。」(企画:成実憲一)。アートで社会に働きかける成実さんの活動のひとつが各地で行ってきた写真展で、目をつむることで普段みられない表情や、見えない「つながり」を感じたり、新たな「つながり」が生まれることを大切にしています。昨年のワークショップを皮切りに「つながり」のある場所や団体さんに成実さんが声をかけておこなう撮影会を不定期ながら実施することになりました。5月3日(月・祝)には静岡市葵区曲金にあるNPO法人ひまわり事業団の皆さんのご協力の下、撮影会をおこないました。
 ひまわり事業団は、「重度障害者の地域生活の支援」と「障害者の自立支援」に力を入れている福祉事業団で、様々な活動を展開しています。成実憲一さんと一緒に事務所を訪れた時、目に飛び込んできたのは「“どんなに重い障害があっても地域で共に生きる社会”を目指して」のメッセージ。今回の撮影会に参加する事業団の事務員さんからもとても明るく温かい雰囲気が伝わってきました。
 しばらくすると撮影会に参加される利用者さんが続々と会場に集まり、撮影会がスタート。まずは、成実さんよりこれからどんな写真を撮るのかを過去の作品をスライドで見せながら説明します。

イメージを共有した後、カメラの使い方をレクチャーします。

最初は、成実さんが目をつむる写真を撮りながらも、次第に参加者の皆さん同士で写真を撮り合いっこするように。これも目をつむる撮影会の特徴です。

ひまわり事業団さんの事業の一つに「就労継続支援B型それいゆ」の運営もあります。それいゆでは、プログラム活動の一環で積極的に創作活動をおこなっています。事業団の窓ガラスに描かれているアートをバックに写真撮影も。

皆さん時間が経つにつれて段々撮り上手、撮られ上手になっていきます。
沢山の素敵な目をつむる写真を撮影することが出来ました。グランシップのこんなに近くに素敵な皆さんがいることを知ることが出来てとても嬉しい気持ちになりました。ひまわり事業団の皆様、ご参加された皆様ありがとうございました。

翌日の5月4日(火・祝)には、「グランシップこどものくに」の1イベントとして撮影会をおこないました。「こどものくに」は小さなお子さんをお持ちのご家族連れの方が沢山遊びに来てくれますが、興味を示してくれた方に声かけをしながらおこないました。
ここでもその時に出会った家族同士が撮り合ったり、家族の中でもお子さんが撮影したり・・・。

グランシップ撮影サポーターさんも撮り合っていましたよ。

成実さんの声かけに応じてこんな素敵なポーズの写真も生まれました。

沢山のご家族の方々に参加していただき、ありがとうございました。

今回撮影した写真は、グランシップ 誰もがWonderfulアート「目をつむる写真展 つむる、つながる、つたわる、おもひ。」の中で作品として展示されます。
なお、現在、成実憲一さんが運営する一般社団法人ヴァリアスコネクションのホームページ内で「目をつむる」写真を募集しています。
■募集ホームページ
https://www.various-c.com/shizuoka-p2021/
※必ず応募規約を一読した上でご応募ください。

静岡県在住の方、もしくはゆかりのある方ならどなたでも参加できます。

グランシップWonderfulアートの情報はこれからもグランシップホームページやSNSを通じて発信していきます。

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