※13:30の回は受付終了しました。
日本の話芸を代表する「落語」やコマ回しなど、親子で日本の伝統を!
前半はプロの落語やコマ回しを楽しんで、後半には落語のしぐさや曲独楽のパフォーマンスの体験をしてみよう。
出演:林家正蔵(落語)
三増紋之助(曲独楽)
林家はな平(落語)
□対象年齢:4歳~
0歳児からご入場いただけます。ただし、小さなお子様が泣いてしまうなどの際には落ち着かれるまで会場の外にご案内する場合がありますので、ご了承ください
・発熱または風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・会場でのマスク着用(5歳以下を除く)、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・ソーシャルディスタンス確保のため、ご家族ごとにお座席をご案内します。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、本公演を中止する場合や公演内容を変更する場合があります。
必ずグランシップホームページで最新情報をご確認の上、ご来場ください。
開催レポート
2月28日(日)、下田市民文化会館でグランシップ出前公演「寄席わんだーらんど」を開催しました。
晴天に恵まれた2月最後の日曜日、河津桜があちらこちらで花咲く下田市で、グランシップ出前公演「にっぽんこども劇場 寄席わんだーらんど」を開催しました。
こどもたちが家族といっしょに日本の伝統的な寄席芸を体験するこの企画。登場するのは、落語家の林家正蔵さんと林家はな平さん、そして曲独楽師の三増紋之助さんのお三方。
はじめに、本日の出演者が三人揃ってステージの前でお客様へごあいさつ。そして、こどもたちと一緒に記念撮影も。親子そろって盛り上がる一幕でした。
開口一番は林家はな平さん。落語がはじめてのこどもたちにもわかりやすいように、落語の中で使われる表現や道具についてお話をしていただきました。落語では身振りも交えて、「つる」を表情豊かに演じ、それを見たこどもたちが、自然とその場でセリフをまねてみたり、はじめての落語を楽しんでいる様子でした。
曲独楽師の三増紋之助さんが大きな独楽を操り、指先や、刃の上で回すシーンでは、観客の皆さんの目が釘付けに。大きな拍手と歓声が上がりました。
林家正蔵さんからは、噺に入る前に、落語に出てくる「食べる所作」について教えていただきました。その中で、「落語は、落語家の周りの風景が変わるわけでも、衣装や見た目が変わるわけでもない。本を読むように、見えないものを想像してほしい。それができると落語が楽しくなる。」と語りました。その後に披露された「みそ豆」では、熱々に煮えた豆の湯気や匂いが伝わってくるような演技を見せていただきました。
後半は、はな平さんといっしょに落語に出てくる所作をしたり、紋之助さんが回す曲独楽を掌で受ける体験にもチャレンジ。こどもも大人も一緒になって笑ったり、真剣に演技に見入ったり。江戸の昔から多くの人々に愛されてきた寄席の世界を楽しんでいただけたようでした。
グランシップでは、こどもたちが日本の伝統芸能に触れられる公演を県内各地で開催しています。3月28日(土)には御殿場市民会館で「にっぽんこども劇場 能楽わんだーらんど」を開催します。一見難しそうに感じられる能楽ですが、イラストでのあらすじ解説もあり、はじめての方も楽しく参加できる公演です。春休みのお出かけ先としてぜひご来場ください。
写真:グランシップサポーター 猪熊康夫