各種事業アーカイブ


この事業は終了しました

音楽文化等の普及・振興
上質で多彩な鑑賞
開催レポート
出前公演
音楽
クラシック
出前

<出演者・曲目変更(1/21更新)>【グランシップ出前公演】
オーケストラ・アンサンブル金沢 名曲コンサート(三島市)
新型コロナウイルスの影響により、公演内容が変更になりました

日時 2021年1月24日 (日)14:00開演
会場 三島市民文化会館 ゆぅゆぅホール 大ホール
料金 【1/24(日)13:00より、三島市民文化会館 大ホール前にて販売】
全席指定
S席(1階席):4,700円 ⇒3,760円
A席(2階席):3,700円 ⇒2,960円
こども・学生:1,000円

※こども・学生は28歳以下の学生
※未就学児入場不可
主催 公益財団法人静岡県文化財団、三島市民文化会館、静岡県
後援 静岡県教育委員会、三島市、三島市教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

オーケストラ・アンサンブル金沢 
オーケストラ・アンサンブル金沢 
横坂源 チェロ チェリスト
横坂源(チェロ)      ©Takashi Okamoto

<<「静岡県新型コロナウイルス警戒レベル」により、緊急事態宣言が発出された地域からの移動回避のため、公演内容が変更になりました。下記参照>>
■出演
指揮:(変更前)角田鋼亮 / (変更後)コンサートマスター アビゲイル・ヤング及びチェロ 横坂 源による弾き振り
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
チェロ:(変更前)宮田 大 / 変更後)横坂 源(浜松市在住)

■曲目
ドビュッシー:小組曲
カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番 ト短調 作品49(チェロ:宮田大)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

(変更後)
ヘンデル:「シバの女王の入城」~オラトリオ『ソロモン』より
エルガー:弦楽のためのセレナーデ ホ短調 作品20
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
グリーグ:二つの悲しい旋律 作品34
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201(186a)


<お客様へのお願い>
・緊急事態宣言対象地域にお住まいの方、発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・マスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・ソーシャルディスタンスの確保のため、座席の間を空けて販売いたしますのでご了承ください。
・新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況によっては、本公演を変更・中止する場合や、<お客様へのお願い>の内容を変更する場合があります。必ずグランシップホームページで最新情報をご確認の上、ご来場ください。

※静岡県イベント開催におけるチェックリスト

オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽)

1988年、世界的指揮者、故岩城宏之が創設音楽監督(現在、永久名誉音楽監督)を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。2001年に開館した石川県立音楽堂を本拠地とし、世界的アーティストとの共演による定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約100公演を行っている。これまでにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)など音楽祭からの招聘を含む20度の海外公演を実施。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(現コンポーザー・オブ・ザ・イヤー)制を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化している。ジュニアの指導、学生との共演、邦楽との共同制作などオーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。2018年9月よりマルク・ミンコフスキが芸術監督を務める。

https://www.oek.jp

横坂 源(チェロ)

桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。

2002年、全日本ビバホール・チェロコンクール最年少優勝。2005年に出光音楽賞、2008年に齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年にミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年にホテルオークラ音楽賞など多数受賞。室内楽部門では、2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位を受賞。

13歳でソリストとして東京交響楽団と共演し、デビューを飾る。ソリスト、室内楽奏者としても、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、東京・春・音楽祭、武生国際音楽祭など多数出演。近年では、シュトゥットガルト放送交響楽団のメンバーを中心に結成された室内楽アンサンブル『ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルト』として、ドイツ及び日本各地で精力的に演奏を行っている。2020年12月、「シューマン&メンデルスゾーン(ピアノ:加藤洋之)」をオクタヴィア・レコードからリリース。2019年/2020年には演奏活動20周年を迎えた。これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。
https://wmg.jp/yokosakagen/
© Takashi Okamoto

開催レポート

1月24日(日)三島市民文化会館大ホールでグランシップ出前公演「オーケストラ・アンサンブル金沢 名曲コンサート」を開催しました。

リーダー・ヴァイオリンのアビゲイル・ヤングさん

コンサートの開催に向けて準備を進めていた1月13日(水)。静岡県の「静岡県新型コロナウイルス警戒レベル」が更新され、緊急事態宣言が発出された地域との移動を回避する方針が示されました。これに従い、当初ご出演いただく予定だった指揮者の角田鋼亮さん、チェリストの宮田大さんの出演が叶わなくなり、公演内容の変更が余儀なくされました。

 そうした状況の中でも、可能な限り最高の演奏会をお届けして、楽しみにしてくれていた皆さまの期待に応えたいという思いから、オーケストラと協力しながら内容を再考。急遽、チェリストの横坂源さん(浜松市在住)に出演をお願いし、そして楽団のメンバーも変化する中、オーケストラ・アンサンブル金沢の持ち味が最大限に生きる曲を一から選び直しました。

そして公演日当日。来場されたお客様には、マスクの着用、検温、手指の消毒にご協力をいただき、いよいよ開演。大きな拍手でオーケストラが迎えられました。

一曲目は、ヘンデル「シバの女王の入城」。今回は立奏での演奏。小編成であることを感じさせない、ホール中に行き渡る深みと厚みのある音に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

曲が終わると、リーダー・ヴァイオリンのアビゲイル・ヤングさんから来場者の皆さんへ感謝のメッセージが。「危険を感じながら日常とかけ離れた生活をしている毎日ですが、今日の午後、このわずかな時間だけは、皆さんを違う世界にお招きしたい。」と語りました。

その後、エルガーの「弦楽のためのセレナーデ」が演奏されました。指揮者不在の分、奏者達はヤングさんのもと、集中してお互いの音を聴き合い演奏していました。

続く、ハイドンの「チェロ協奏曲 第一番」ではソリストの横坂源さんが登場。オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーと横坂さんは、前日から熱心なリハーサルを重ねて本番を迎えました。来場者からも「初めて聴いた横坂さんのチェロの音色が素晴らしかった」、「オーケストラと横坂さんの相性が良かった」との感想をいただきました。

演奏後の拍手に応えて、横坂さんが再びステージに登場。バッハの「無伴奏チェロ組曲 第二番」のサラバンドを披露。堂々たる演奏で、ここでも観客席から長い拍手が贈られました。

休憩をはさんだ第二部は、グリーグの「二つの悲しい旋律」で始まりました。長調ながら憂いがあるという不思議な曲。音楽の緩急やダイナミックな強弱もぴったり決まり、演奏者一人一人が同じイメージを持って演奏していることが伝わってきました。

モーツァルトの「交響曲 第29番」は軽快で駆け抜けるようなフレーズが印象的な曲。こんな時だからこそ明るい曲を届けたいということで、この日演奏する曲として選ばれました。

そして、アンコールでは「G線上のアリア」として知られる、バッハの「アリア~管弦楽組曲 第3番より」が演奏されました。

時々小雨がちらつく寒い日でしたが、温かな気持ちになって会場を後にしていただけたのではないでしょうか。

今回は直前での公演内容の変更となり、ご来場を予定されていた皆さまにはご迷惑をお掛けし、あらためてお詫びを申し上げます。
また、ご来場いただいた皆さまには、会場での感染症対策へのご協力、ならびに温かい拍手とメッセージをいただきありがとうございました。

最後に、室内楽という小編成ながらも迫力ある演奏で、ホールに響き渡った最後の音の余韻が消えるまで聴き入ってしまう「音楽の世界」へ誘ってくれた演奏者たちに最大限の感謝を。

■演奏曲目

【第一部】
ヘンデル:「シバの女王の入城」~オラトリオ『ソロモン』より
エルガー:弦楽のためのセレナーデ ホ短調 作品20
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIB:1

《アンコール》
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008より サラバンド

【第二部】
グリーグ:二つの悲しい旋律 作品34
モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)

《アンコール》
バッハ:アリア ~管弦楽組曲 第3番より(G線上のアリア)

 
写真:グランシップサポーター 藤田洋史

ページの先頭へ