各種事業アーカイブ


この事業は終了しました

伝統芸能

「ふじのくに伝統芸能フェスティバル」特別公演
【公演中止】 夏越の奏~天の鼓~
なごしのかなで~あまのつづみ~

日時 2020年7月19日(日) 14:00開演(13:30開場/15:15終演 *休憩なし)
会場 中ホール・大地
料金 【公演中止】
入場無料(事前申込制、先着順) *6/25(木)~受付開始 

*当日券の配布はありません
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
後援 静岡県教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

能「天鼓」

【公演中止】
2020年5月に予定していた静岡県文化プログラム「ふじのくに伝統芸能フェスティバル」の集大成である3回目の公演は、2021年以降に延期することになりました。他にも、各地域で開催予定であった音楽や伝統芸能などの公演や、地域の恒例行事となっているお祭りやそれに関する民俗芸能などの多くが活動中止を余儀なくされています。

今回は、能楽師による芸能の披露とともに、各地域で継承される民俗芸能団体の課題などを紹介しながら、改めて芸能の意義やこれからを考えます。「ふじのくに伝統芸能フェスティバル」特別公演として、季節の節目の行事が行われるこの時季に、天に響く鼓の音とともに舞台をお楽しみください。



内容:県内各地の民俗芸能団体の紹介、半能「天鼓」

出演:大倉源次郎(大倉流小鼓方十六世宗家・人間国宝)、大島衣恵(喜多流シテ方)
   大島政允、出雲康雅、大村 定、高林昌司、高林呻二(喜多流シテ方)
   野口能弘(下掛宝生流ワキ方)
   栗林祐輔(森田流笛方)、大倉栄太郎(大倉流大鼓方)、林雄一郎(観世流太鼓方)

紹介団体:横尾歌舞伎保存会(浜松市)、
     静岡県立遠江総合高等学校郷土芸能部、静岡県立駿河総合高等学校和太鼓部
     伊豆の国市田京区(映像のみ)、能勢人形浄瑠璃 鹿角座(映像のみ/大阪府能勢町)
司会:長谷川玲子

客席空間演出:辻 雄貴(華道家・舞台美術家)




<お客様へのお願い>
・発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・会場でのマスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・ソーシャルディスタンスの確保のため、座席の間を空けてお座りいただきますのでご了承ください。
・新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況によっては、本公演を中止する場合や公演内容等を変更する場合があります。
 必ずグランシップホームページで最新情報をご確認の上、ご来場ください。

静岡県イベント開催におけるチェックリスト(0719夏越の奏)

能「天鼓」

天から降ってきた不思議な鼓と共に生まれた少年、天鼓。彼の奏でる鼓の音色が素晴らしいと評判を聞いた皇帝は、鼓を差し出せと命を下します。鼓を愛するあまり皇帝に逆らった天鼓は処刑され、呂水の川に沈められます。鼓は宮廷に持ち去られますが、天鼓との別れを悲しむのか誰が打っても音を出しません。ついに天鼓の老父が召し出され悲しみながらも鼓を打つと、世にも妙なる音色が響きます。さすがに皇帝も感銘し、呂水の川辺で法要を催します。すると天鼓の霊が現れ供養に感謝し、愛する鼓を打ち鳴らして初秋の星空のもと舞い遊び、夜明けとともに姿を消すのでした。
本日の上演「半能」とは、能一曲の後半部分を上演する形式のことです。天鼓の純真で可憐な舞をご覧ください。

大倉源次郎(大倉流小鼓方十六世宗家・人間国宝)

昭和32年、大倉流十五世宗家大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。
昭和40年、独鼓「鮎之段」にて初舞台。昭和45年、初能「岩船」。
昭和60年、能楽小鼓方大倉流十六世宗家になる。(同時に大鼓宗家預かり)
平成29年、重要無形文化財各個指定に認定される。
(公社)能楽協会理事、流派を越えて21世紀の能を考える「能楽座」座員。

大島衣恵(喜多流シテ方)

1974年福山市生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。
祖父・久見、父・政允(共に能楽喜多流職分、国指定重要無形文化財保持者)に師事し、2歳で鞍馬天狗の稚児にて初舞台。広島県福山市の喜多流大島能楽堂を中心に能楽の演能、普及活動に努めている。エリザベト音楽大学非常勤講師、能トレーニングプロジェクト講師(於・アメリカ ブルームズバーグ)や英語新作能「PAGODA」シテを勤めヨーロッパツアーを行う他、海外公演へも参加している。2018年広島文化賞。(公社)能楽協会会員

ページの先頭へ