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「船に浮かぶ形/船が浮く形」 石上和弘
2020年4月18日(土)~ 2020年9月7日(月)
会期中のグランシップ開館時間にご覧いただけます。
※休館日を除く。休館日はこちら。
「めぐるりアート+(プラス) 」とは
静岡市内のさまざまな場所を会場に開催されている展覧会「めぐるりアート静岡」。
※今年度会期:10月20日~11月8日
「めぐるりアート+(プラス)」は、これまで「めぐるりアート静岡」に関わったアーティストへの新たな発表の場の提供に加え(プラスし)、グランシップにご来館のみなさまに日常的にアート作品に触れていただくことを目的とした展覧会です。
館内のさまざまな場所に置かれた作品による、空間の変容をお楽しみいただければ幸いです。
展示の様子、作家インタビュー動画を公開しました![6/19更新]
ぜひ、グランシップに足をお運びください。
石上 和弘 - いしがみ かずひろ-
彫刻家。1966年静岡市に生まれる。1991年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。
静岡市を拠点に精力的に活動を展開している。近年のものとしては、「めぐるりアート静岡」静岡県立美術館(静岡/2015)、個展「チョウコクノモリ/チョウコクノヒロバ」静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロア(静岡/2015)、「神戸ビエンナーレ アートインコンテナ国際展」 準大賞受賞(兵庫/2015)、「第27回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」島根県吉賀町賞、市民賞受賞(山口/2017)、個展「アフターアップル」ギャラリーナユタ(東京/2017)、「めぐるりアート静岡」東静岡アート&スポーツ/ヒロバ(静岡/2018)などが挙げられよう。
めぐるりアート+ キュレーター白井嘉尚による作家紹介
石上和弘は彫刻の歴史や既成の評価モデルを括弧に入れて、身近なもの、自らが直接経験したことを起点に造形的な想像力を展開しています。父が生業としていた酪農、子どもの頃から目にしていた富士山、古い家屋や木で作られた道具、、、。
この「壮大な船」グランシップは石上によって見つめなおされ、ショーウィンドウやエントランスホールなど館内のさまざまな場所は、展示される作品の異化効果によって、そこに秘めていたワンダー(湧きあがるような驚き)を解き放つことでしょう。
アートとの新鮮な出合いを求める人のために、そして、これまで美術に関心を持たなかった人々の心に向けて。
(白井嘉尚 美術家・静岡大学名誉教授)