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講演会

グランシップ伝統芸能シリーズ講演会
岩下尚史の伝統芸能へようこそ!~宝生流第二十代宗家・宝生和英を迎えて~
テレビやラジオで人気、作家・岩下尚史さんが若き家元にせまる

日時 2019年4月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場 6階 交流ホール
料金 全席自由/一般1,000円 こども・学生500円 (事前にチケットをお買い求めください)
※こども・学生は28歳以下の学生、未就学児入場不可
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


岩下尚史

宝生和英

グランシップでは、年間を通して歌舞伎、能楽、文楽などの日本の伝統芸能を多角的に楽しんでいただける「グランシップ伝統芸能シリーズ」を継続的に実施しています。2020年に向け、日本の魅力ある文化をより多くの方に触れていただけるよう、「日本を知ろう!」と題し、2018年度は文楽にスポットを当てて開催しました。2019年度は、グランシップでも20年間に渡り、公演開催や教育普及の多方面で継続的に取り組んでいる能楽に注目し、年間通して様々なスタイルで能楽をご紹介します。

今回は、1年間の能楽公演をよりお楽しみいただけるよう、テレビや雑誌、グランシップマガジンの連載コラムでもおなじみ、作家・岩下尚史さんが、日本文化の幅広い知識をもとに、能楽の注目ポイントをご案内。また、宝生流シテ方二十代宗家・宝生和英さんを迎え、能楽の歴史や現代まで受け継がれてきた経緯とともに、これからの能楽の可能性やグランシップでの多様な公演について、見どころや魅力をお話ししていただきます。
毎年完売の人気講演会。チケットのお求めはお早めに。




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講演会の次は、生の舞台を楽しみましょう。
完売必至!「グランシップ伝統芸能シリーズ」セット券

①国立劇場 歌舞伎鑑賞教室
はじめての方や学生のみなさんにも分かりやすい解説付きの鑑賞教室。歌舞伎俳優が分かりやすい言葉で見どころなどを解説し、後半で人気の演目を上演。
出演:中村鴈治郎、中村壱太郎 ほか
6/26(水)午前の部11:00~/午後の部14:30~
グランシップ 中ホール・大地
全席指定:一般3,600円 こども・学生1,000円

②グランシップ静岡能 能楽入門公演
20回目を記念して、これまでのグランシップの様々な能楽の取り組みを振り返ります。
演目:「一人翁」「祝言之式 高砂」
出演:山階彌右衛門、観世芳伸、観世三郎太 ほか
9/7(土)14:00~
グランシップ 中ホール・大地
全席指定/1,000円 

③人形浄瑠璃 文楽
太夫、三味線、人形遣いが三位一体となって創り上げる他にはない美しさと表現力が魅力の世界に誇る人形劇。
あらすじの解説や字幕表示もあるので、はじめての方もお気軽に。
昼の部:「生写朝顔話」~明石船別れの段~笑い薬の段~宿屋の段~大井川の段
夜の部:「ひらかな盛衰記」~松右衛門内の段~逆櫓の段、「日高川入相花王」~渡し場の段
10/6(日)昼の部13:30~/夜の部18:00~
グランシップ 中ホール・大地
全席指定/1階席3,700円 こども・学生1,000円 昼夜通し券6,660円 2階席1,000円

④グランシップ静岡能
特別出演として金剛流若宗家・金剛龍謹氏を迎えて、宝生流・金剛流の異流共演による豪華な舞台。
出演:宝生和英、金剛龍謹 ほか
2020年1/25(土)14:00~
グランシップ 中ホール・大地
全席指定/一般5,200円 こども・学生1,000円



①~④の全て(各1公演)が楽しめるお得なセット券。合計13,500円のところ、10,000円でお求めいただけます。
グランシップ友の会先行販売:4/7(日)~13(土)
一般発売:4/14(日)~


【注意事項】
・セット券は数に限りがあります。予定枚数に達し次第販売を終了します。
・セット券エリアの中でお好きな席をお選びいただけます。
・グランシップチケットセンターの窓口または電話予約のみでの取り扱いです。WEBでの取り扱いはありません。(発売初日は大変混み合いますのでご了承ください)
・電話予約後、ファミリーマートでチケットの引取ができます。
・単公演購入後にセット券への変更はできません。
・チケットのキャンセル、変更、再発行はいたしません。

宝生和英

シテ方宝生流。昭和61年、十九世宗家宝生英照の長男として生まれる。祖父・宝生英雄、父・宝生英照に師事。
平成3年「西王母」子方で初舞台を踏む。平成7年「岩船」で初シテを勤め、これまでに「鷺」「石橋 連獅子」「道成寺」「翁」「乱」を披く。
平成20年に宝生流二十代宗家を襲名。東京藝術大学非常勤講師、公益社団法人宝生会常務理事。演能会「和の会」を主宰する。

岩下尚史

作家。國學院大學客員教授。新橋演舞場(株)退社後、芸者の発生と変遷について著した『芸者論』にて、新人としては異例の第二十回和辻哲郎文化賞を受賞し、本格的な作家活動を開始。その他、三島由紀夫の恋人への取材を基に書き下ろした『見出された恋』、『ヒタメン』などの著作がある。また、日本の伝承芸能や古典的な暮らしについてのエッセイ等も多数著している。現在、季刊「美しいキモノ」(ハースト婦人画報社)にて、エッセイ「東都風流(あづまのてぶり)」を連載中。新刊『大人のお作法』(集英社インターナショナル刊)が発売中。
グランシップマガジン内コラム「伝統芸は知るものではなく、身につけるもの。」も好評連載中。

開催レポート

「岩下尚史の伝統芸能へようこそ!」を開催しました。~能は心をおちつかせるもの~

2019年04月29日(月)

今年度の「グランシップ伝統芸能シリーズ」は、「日本を知ろう!~能楽編~」として、年間を通して能楽にスポットを当ててご紹介していく予定。

より本シリーズを楽しんでいただけるよう、グランシップマガジンのコラムでもおなじみ、作家・岩下尚史さんをお招きし、伝統芸能の楽しみ方をお話ししていただきました。

コラムでも紹介しているように、今回も素敵なお着物姿。

ゲストには、2020年1月の「グランシップ静岡能」にもご出演される宝生流第二十代宗家・宝生和英さんをお招きしました。

能楽ができる前からの千年以上続く宝生家についての歴史、室町~戦後~現代まで様々な状況を乗り越えて続いています。

現在の宗家宝生和英さんは、能楽とはどのような芸能なのか、これまでの歴史や伝統をとても大切にしながらも、能楽に合う新しい取り組みにもご尽力されています。

岩下さんの対話の中でも、活動の一部をご紹介。

海外での公演でも、単発的な活動ではなく、1年に一度は現地に行くなどと、継続的に取り組んで能楽という芸能の考え方や魅力を丁寧に伝えられています。

能楽とはエンタメではなく、「人の心を落ち着かせるもの」ということ。

自然災害や不条理な出来事に見舞われる日本で、一喜一憂していたら心身ともに疲弊してしまう日本人が、能楽を観ることで心を落ち着かせることができるという日本ならではの考え方。

激しい感動や歓喜ではなく、能を観た後に自分の中でその時間を振り返ることができる“余裕”を持たせることが大切ということでした。

能楽は時代の権力者や将軍に好まれた理由のひとつとして、そういったこともあるのかもしれません。

2020年1月の「グランシップ静岡能」では、宝生流と金剛流の異流共演として金剛流若宗家の金剛龍謹さんが出演されます。

これまでにない、特別な公演ということで期待が高まります。

2019年度の「グランシップ伝統芸能シリーズ」では、多角的に能楽に触れていただける機会をご紹介していきますので、是非お楽しみに!

 

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