立春の日にお茶をめぐる体感ツアー
2012年02月04日(土)
先日発売されたばかりの「しずおかの文化新書 お茶王国しずおかの誕生」に連動して、立春の本日、体感ツアーが開催されました。
立春と言いつつも冷たい風が吹く1日でしたが、県内外からたくさんのお客様が参加してくださいました。
まずは、藤枝の蓮華寺池公園から出発。
寒いですが、お天気も良く散策日和。
まずは、近くの茶木稲荷へ。
遠い昔には茶畑にあったお稲荷さんが、こちらに移転されて祀られているようです。
かつては、お祭りなどもあって子どもたちが楽しんでいたこともあったそう。
静岡のお茶産業は、海外との貿易をすすめたことでも大きく発展しました。
当時外国人の貿易商が住んでいたという洋館跡。
今は個人の所有となっています。三角屋根が目印。
洋館なのに、屋根は瓦になっていたり、当時の様子が少し伺えます。
また、その瓦の鬼瓦には、星マークの中に「茶」の文字が!!
なかなか粋な感じです。
続いて、近くの一言製茶さんへ。
工場の中を少し見学させていただいた跡、お茶の美味しい淹れ方を教えていただきました!
淹れるお湯の温度や、蒸らす時間を少し変えるだけで全く違うお茶の味が楽しめます。
静岡県民なら、やっぱりこのくらいは知っているといいですね!
午後には、遠州七窯のひとつであり、茶壷としても有名な志戸呂焼の窯元さんへ。
微妙な色合いがとても素敵な焼き物です。茶器などに使われることが多いそうです。
そして、最後は「お茶の郷」の博物館と茶室へ。
日本だけでなく、世界のお茶も楽しむことができます。
お茶の文化は、世界中で発展してきたものなのですね。
お茶室では、その特徴を説明していただいたり、抹茶を頂きました。
お茶碗は、志戸呂焼のものだそうです。
たくさん歩いた後の一服で、みなさんゆったりとした時間を過ごしました。
他にも途中お寺などにも立ち寄って、とても充実したツアーでした。
「しずおかの文化新書 お茶王国しずおかの誕生」は現在県内各書店、グランシップ、Amazonで発売中です。
1冊500円!!
お茶の産業や文化について、分かりやすく紹介しています。
また、次回の体感ツアーも決定していますので、こちらもお早めにお申し込みください。
次は、富士山の湧水をテーマに巡ります。
http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=337