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音楽文化等の普及・振興
上質で多彩な鑑賞
開催レポート
音楽
ワールドミュージック

ナポリ・マンドリン・オーケストラ

日時 2018年7月8日(日) 17:00開演(16:30開場)
会場 6階 交流ホール
料金 【全席完売】
全席指定/一般3,600円、こども・学生1,000円
※こども・学生は28歳以下の学生、未就学児入場不可
主催 公益財団法人静岡県文化財団・静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

マンドリン発祥の地、イタリア・ナポリからマンドリン・オーケストラが初来日。優雅で温かみのある響きを、イタリア民謡やオペラ・アリア、映画音楽等の幅広いプログラムでお楽しみください。

■曲目
オ・ソレ・ミオ
帰れソレントヘ
フニクリ・フニクラ
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より
ビゼー:歌劇「カルメン」より
ヴィヴァルディ:「四季」より
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
≪イタリア映画音楽メドレー≫
ライフ・イズ・ビューティフル
ゴッド・ファーザー~愛のテーマ~
ニューシネマ・パラダイス       他

※曲目は変更となる場合がございます。

≪ワールドミュージック・セット券≫ 
※販売予定数を終了しました。
世界の伝統音楽をお得に楽しめるセット券を、枚数限定で販売します。

【発売日】
友の会先行販売:4月8日(日)~4月14日(土) 一般発売:4月15日(日)~

【内容】
①7月8日(日) 17:00~ 6階交流ホール (3,600円)
「ナポリ・マンドリン・オーケストラ」
②12月1日(土) 17:00~ 6階交流ホール (3,600円)
悠久のケルト 幻想の調べと歌声~アルタン~
⇒2公演で7,200円のところを、6,000円(税込)で販売!

※セット券は電話(054-289-9000)またはグランシップチケットセンター窓口のみで販売。WEB販売はありません。
※数量限定、予定枚数に達し次第終了。
※セット券エリアの中でお好きなお席をお選びいただけます。

ナポリ・マンドリン・オーケストラ

イタリア・ナポリで生まれた楽器マンドリンの教育機関として、1929年にナポリ・マンドリン・アカデミーが設立された。その後紆余曲折があり、一時閉鎖された時期もあったが、1992年ナポリ・マンドリン・オーケストラのコンサートマスターであるマウロ・スクイッランテ(現学長)、並びにアートディレクターであるレオナルド・マッサの尽力により活動の再開を果たす。このナポリ・マンドリン・アカデミーの精鋭たちを中心に編成された「ナポリ・マンドリン・オーケストラ」は、編成をオーケストラや室内楽にする等、変化に富んだ活動を展開しており、世界各地で演奏している。
現在はサンカルロ歌劇場やサンピエトロ・ア・マジェラ音楽院といったナポリでも重要な音楽学校と提携をし、これらの学校においてマンドリンクラスを立ち上げることにも成功している。

マンドリンの歴史

マンドリンのルーツは、中世ヨーロッパの代表的な弦楽器・リュートにあるとされています。洋梨を縦に割り、ネックを付けて弦を張ったリュート、それが改良されてマンドーラという楽器になり、さらに小型化したものが現在のマンドリンの原型です。18世紀半ばにさらに改良されたものが現代のマンドリンとなりました。
マンドリンの音にはほぼ持続音がないので、一つの音を小刻みに鳴らす特有の奏法「トレモロ」が編み出され、繊細で温かみのある音色を作り出します。このマンドリンの美しい響きは、いつしかナポリの人々に欠かせない歌の伴侶となったのです。
今回の公演では、マンドリンの他、マンドーラ、マンドロンチェロといったマンドリンの兄弟ともいえる楽器による豊かな響きを、ギターとコントラバスが支え、美しいアンサンブルを醸しだします。

開催レポート

7/8(日)満員御礼!「ナポリ・マンドリン・オーケストラ」を開催しました。

静岡県立静岡南部特別支援学校でミニコンサート

7/8(日)グランシップ6階交流ホールで「ナポリ・マンドリン・オーケストラ」を開催しました。

ナポリ・マンドリン・オーケストラは、マンドリン発祥の地であるイタリア・ナポリにあるマンドリン専門の教育機関「ナポリ・マンドリン・アカデミー」の精鋭で構成されたアンサンブルで、今回が初来日、そして静岡で初となる演奏会でした。

静岡県はマンドリンの愛好会が多く、また学校の部活動では全国大会で優秀な成績を修める等、全国的に見てもマンドリンの演奏活動が盛んな土地ということで多くのお客様にご来場いただき、全席完売となりました。

ナポリ・マンドリン・オーケストラでは、マンドリンの他、マンドリンの兄弟にあたる楽器、マンドーラとマンドロンチェッロも登場し、異なる音域が重なることでより多層的な響きを生み出していました。

また、ギターやコントラバスもマンドリンの音色を支え、楽曲に深みを与えていました。

ある時は優雅に、ある時はもの悲しく、そしてまたある時はコミカルに、というように曲によって様々に表情を変えて14曲を披露。

アンコールでは、「タランテッラ」と、日本の観客のために用意したという「たなばたさま」の2曲を演奏。「たなばたさま」が演奏されると客席から自然と歌声が聴こえてきました。観客の思いがけない反応に演奏者達もとても喜んでいました。

終演後のサイン会では握手や言葉を交わしたり、時にはハグも!演奏の余韻が残る中、楽しい時間となりました。

翌日7/9(月)には、静岡県立静岡南部特別支援学校でミニコンサートを開催しました。

演奏が始まると、子どもたちは、興味津々!といった様子で奏者たちの動きを目で追ったり、音楽に合わせて体を動かしたり、思い思いの形で音楽を楽しみました。演奏中の奏者とコンタクトを取って楽しむ一幕も。

演奏終了後には、生徒の皆さんからはるばるイタリアから来た奏者たちにプレゼントが贈られました!

演奏者たちが教室を出るまで、生徒の皆さんは温かい拍手で見送ってくれました。

演奏者たちは終了後に「この学校で演奏ができてよかった。素晴らしい体験だった。」と話していました。

グランシップでは、国内外で活躍する様々な分野のアーティストが県内の学校を訪れてミニコンサートやワークショップを行うアウトリーチ事業に積極的に取り組んでいます。これからも多くの子どもたちに優れた文化芸術に触れる機会を提供していきます。


撮影:グランシップ撮影サポーター 服部益躬、三橋成美

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