この事業は終了しました
【グランシップ出前公演】
人形浄瑠璃 文楽
ユネスコ無形文化遺産である日本の伝統芸能を御殿場で!
日時 | 2018年3月18日(日)14:00開演(13:30開場) |
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会場 | 御殿場市民会館 大ホール (御殿場市萩原183-1) |
料金 |
全席指定/一般3,600円 こども・学生1,000円 <3/11(日)10:00より直前割引開始!> 一般3,600円 ⇒2,880円 *こども・学生は1,000円です。 ※未就学児入場不可、こども・学生は28歳以下の学生 ※車椅子席は、御殿場市民会館へお問い合わせください(0550-83-8000) |
主催 | 公益財団法人静岡県文化財団、御殿場市民会館、静岡県、公益財団法人文楽協会 |
後援 | 静岡県教育委員会、御殿場市教育委員会、文化庁 |
助成 | 芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団 |
問合せ |
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 御殿場市民会館 TEL0550-83-8000 (8:30~21:30) |
ユネスコ無形文化遺産であり、日本が世界に誇る「人形浄瑠璃 文楽」。
2005年より毎年グランシップで上演していますが、今回はグランシップ出前公演としてはじめて御殿場市で開催します。
太夫・三味線・人形遣いの三者が互いに息を合わせる”三位一体”で創り上げられる舞台は、世界の他の人形劇とは全く異なる文楽ならではの特徴です。
近松門左衛門の名作、お初と徳兵衛の「曽根崎心中」をお楽しみください。
演目:「曽根崎心中」~生玉社前の段~天満屋の段~天神森の段~
配役表はこちら。
◆一部配役変更のお知らせ
https://www.granship.or.jp/files/data/000557.pdf
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【焼津・静岡・清水発!「らくらく文楽観劇バスツアーin御殿場」】 ※受付終了しました
県中部地区の方にも便利ならくらくバスツアーもご用意しました。
【行程】焼津駅北口(7:30頃)⇒静岡駅南口(8:10頃)⇒清水旧西友(8:40頃)⇒秩父宮記念公園・宮様ゆかりの園内みどころ見学⇒御殿場市内にて昼食⇒「わかる!文楽入門講座」見学(13:00~13:30)・・・「曽根崎心中」鑑賞(14:00~16:00)⇒お土産ショッピング⇒清水~静岡~焼津(18:00~19:00頃)
【旅行日】2018年3月18日(日)日帰り
【旅行代金】大人12,600円 大学~小学生10,000円
(観劇チケット、公演プログラム、各所入場料、交通費、昼食、旅行保険料を含みます)
主催・お申込み (株)コトブキ観光 静岡市駿河区小鹿1丁目2-1 TEL.054-281-0393
(静岡県知事登録旅行業第2-201号/総合旅行業務取扱管理者 佐野聡)
チラシはこちら
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【特別イベント】「わかる!文楽入門講座」
公演に出演する技芸員による、太夫、三味線の解説や実演を間近でごらんいただけます。
講師:竹本織大夫、鶴澤清志郎
2018年3月18日(日) 13:00~13:30
御殿場市民会館 小ホール
対象:本公演のチケット購入者(予約不要/直接会場へ)
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2018年2月4日(日)には、文楽をより楽しむための事前レクチャーを開催!
「山川静夫のここがみどころ・ききどころ~文楽人形遣いにせまる~」
「曽根崎心中」
元禄16年(1703)、大坂の曽根崎にあった天神の森で、遊女と醤油屋の手代が心中。これを近松門左衛門が浄瑠璃にして、一月後、大坂の竹本座で初演。古い時代の事柄だけを扱って来た浄瑠璃に、世話物という新ジャンルを確立させた作品です。昭和30年(1955)、野澤松之輔の脚色・作曲で復活されて以来、不動の人気を誇り、海外公演でも絶賛されています。
平野屋の手代徳兵衛は、天満屋の遊女お初と真剣に愛しあう仲。伯父でもある主人が継母と勝手に縁談をまとめてしまったのを知って、主人と大喧嘩。破談にはなったものの、継母が受け取った金を返すことに…。
ところが、苦労して継母から取り返して来た金を、友人の油屋九平次に、窮状を訴えられて数日の約束で貸したところ、だまし取られてしまいました。九平次の企みは巧妙。逆に証文偽造、騙(かた)りの汚名を着せられた徳兵衛は、力づくでも金を取り戻そうとして、人々の前で散々に打ちのめされ、大切な金も、面目をも失って、死を決意します。
その夜、お初は、店の外に哀れな姿を見せた徳兵衛を、裲襠(うちかけ)の裾に隠して店の縁の下へ。お初の足元に徳兵衛が身を潜めるとも知らず、九平次は遊女たちに〝犯罪者〟徳兵衛の悪口を言いたい放題。縁の下で悔しさに身を震わせる恋人を、お初は足先でなだめ、ともに死ぬ覚悟を伝えます。その足を喉笛にあて、押し戴き、涙する徳兵衛。直接言葉を交わすことなく、誰にも気づかれず、足によって二人が心を通わせる―全篇の山場です。
深夜、店を抜け出した二人は天神の森へ。この世の名残、夜も名残…名文として知られる美しい道行、哀感に満ちた三味線の音が心にしみる心中。離れ離れになっては片時も生きていられず、恋を貫いて命を絶った二人を、近松は原作で〝恋の手本〟と讃えました。
NHKの時代劇『ちかえもん』でも取り上げられたお初と徳兵衛の恋を、ぜひ本家の文楽で味わってください。