各種事業アーカイブ


この事業は終了しました

伝統芸能の継承
関心・理解・親しみを深める教育普及
開催レポート
出前公演
伝統芸能
文楽
講演会

【グランシップ出前公演】in御殿場
山川静夫のここがみどころ・ききどころ~文楽人形遣いにせまる~
文楽がはじめての方もお気軽に。

日時 2018年2月4日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場 御殿場市民会館 小ホール(御殿場市萩原183-1)
料金 一般1,000円 こども・学生500円  ※事前申込制、当日支払、未就学児入場不可
主催 公益財団法人静岡県文化財団、御殿場市民会館、静岡県
後援 御殿場市教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000
御殿場市民会館 TEL0550-83-8000

ユネスコ無形文化遺産で、日本が世界に誇る伝統芸能「人形浄瑠璃 文楽」。
2018年3月に「グランシップ出前公演」としてはじめて御殿場市で上演されます。
文楽は、太夫、三味線、人形遣いの三役が揃ってはじめて成立する総合舞台芸術。今回は、文楽にまだ触れたことのない方、より深く公演を鑑賞してみたいという方のために、伝統芸能に造詣が深く、楽しいおしゃべりが人気の、静岡県出身・元NHKアナウンサーの山川静夫さんが、文楽の楽しみ方や、3月に上演される「曽根崎心中」のあらすじやみどころを分かりやすくお話します。
また、今もっとも人気の人形遣い・吉田一輔さんをお招きし、普段見られない人形遣いの技術や人形の仕組みを実演を交えながらご案内します。伝統芸能を支える技芸員の方から、直接お話を聞くことができる貴重な機会です。

デジタルチラシ
http://www.shizuoka-ebooks.jp/?post_type=bookinfo&p=6906

山川静夫

1933年静岡浅間神社の神主の長男として生まれる。56年國學院大學卒業後、NHKに入局。
『紅白歌合戦』司会者を9年連続で務め、ユーモアにあふれたしゃれた話しぶりがお茶の間に人気を呼ぶ。
また『ウルトラアイ』『邦楽百選』など、科学、邦楽、歌舞伎番組等を担当。幅広い視聴者層の支持を獲得する。大学時代からの歌舞伎愛好家で、文楽通としても知られる。現在はエッセイストとして活躍。著書に『勘三郎の天気』『文楽の男』『文楽の女』『私の出会えた名優たち』『歌右衛門の六十年』『花舞台へ帰ってきた』『大向うの人々』『歌舞伎の愉しみ方』『歌舞伎は恋』など多数。2017年8月に、『山川静夫の文楽思い出ばなし』を刊行。

吉田一輔

1983年、13歳のときに父・桐竹一暢に入門。桐竹一輔と名のる。1985年国立文楽劇場で初舞台。2004年5月三代吉田簔助門下となり、吉田姓を名のる。国立劇場文楽賞、文楽奨励賞、咲くやこの花賞、大阪文化祭賞奨励賞ほか受賞。2014年に長男の簔悠が吉田簔助に入門し、初の親子四世代での人形遣いが話題となった。世襲制ではない文楽の世界では珍しい人形遣いの三代目、これからの文楽界を担う逸材である。

開催レポート

【グランシップ出前公演/御殿場】「人形浄瑠璃 文楽」事前レクチャーを開催しました!

山川静夫さん

まだまだ先週以前の雪が残る御殿場市で、「グランシップ出前公演」として「山川静夫のここがみどころ・ききどころ~文楽人形遣いにせまる~」を開催しました。

寒い中、たくさんのお客様が開演を楽しみに列を作っていました。

今回は3/18(日)に御殿場市民会館で「人形浄瑠璃 文楽」を上演するのを前に、文楽をはじめてごらんになる方や、より深く文楽を楽しみたい方のための事前レクチャーとしての講演です。

はじめての方も気楽に今回の講演会を楽しんでいただけるよう、かわいらしい人形が会場のお客様にごあいさつ。

近くで見る美しい人形にみなさんたちまち笑顔に。柔らかな動きとかわいらしさにまるで本当の人間のように見えてきます。

そして、早速静岡市出身、元NHKアナウンサーの山川静夫さんが本題の文楽についてお話しました。

伝統芸能である文楽は、人形遣いの場合は一体の人形を3人で遣います。足遣い、左遣い、主遣いとそれぞれ10~15年の修行を経て、一人前の人形遣いになれるということ。長い稽古の積み重ねが、伝統を作り継承していくことになります。

また、3月に上演される人気演目「曽根崎心中」のみどころなども、映像を交えながらお話していただきました。


後半では、人形遣い・吉田一輔さんによる文楽人形の仕組みや遣い方の解説。

人形の衣装を取った状態で、3人遣いを見ると、それぞれの人形遣いがどのような状態で人形を動かしているがよく分かります。

プロのみなさんは、さりげなく人形を動かしているように見えますが、これを一般の人がやるのは大変。

今回は特別にお客様の中から希望の3名が人形遣いに挑戦しました。

人形遣いは、人形の様子を前から見ることができませんが、やはり自分が動かしている様子が分からない不安感で、人形より前に出てしまいます。

そして、3人で息を合わせることが本当に大変。

文楽公演を鑑賞していると、人形遣いは見えていてもそれが気にならずに人形の動きに集中できるのは人形遣いの技術そのもの。

他にも人形遣いのみなさんの楽屋での様子を少しご紹介し、人形の準備、遣う人形の衣装や舞台で使用する頭巾を手縫いするなど、みなさんに知られていない裏側についてもお話していただきました。

3/18(日)には、御殿場市民会館大ホールで「曽根崎心中」が上演されます。

多くのみなさんのご来場をお待ちしております。

焼津、静岡、清水発のバスツアーもご用意しておりますので、詳しくは下記ページをごらんくださいね!

http://www.granship.or.jp/event/detail/1874 

ページの先頭へ