この事業は終了しました
【グランシップ静岡能特別イベント】
「おんな」講演会~能楽に見る本当の女性像~
中世の時代に強く生きたなでしこたち。
女性の凛とした“強さ”を能や狂言から探る。
日時 | 2011年12月5日(月) 19:00開演(18:30開場) |
---|---|
会場 |
11階 会議ホール・風 全席自由 |
料金 |
500円 ※事前申込制 住所・氏名・電話番号・参加人数を明記の上、TEL、FAX、E-mailにてお申し込みください。 TEL.054-289-9000 FAX.054-203-5716 E-mail.info@granship.or.jp |
主催 | 主催:財団法人静岡県文化財団 |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL054-289-9000 |
2012年1月に開催する「グランシップ静岡能」の先駆けて、本公演のテーマでもある「女性」についての講演会。
今やなでしこブームだけではなく、日本中世界中で女性のパワーがみなぎっています。
能楽の演目は6割以上が女性が主役と言われていますが、中世・戦国時代の女性はどのような存在だったのでしょうか。
歴史上の文献では、女性の記録というものは多いとはいえません。しかし、能や狂言で演じられている女性たちは、第一線で活躍している男性とともに描かれています。
おしとやかでか弱いイメージをもたれることも多いですが、実は当時の女性も逞しく、男性に負けない精神的な強さを持って時代を生き抜いていたと言われ始めています。
第1部では、大河ドラマの時代考証でもおなじみの静岡大学名誉教授の小和田哲男さんが、歴史上で女性がどのような存在だったのか、目からウロコのお話をします。
第2部では、本公演にも出演する、宝生流二十世宗家の宝生和英氏、狂言師の三宅右矩氏が、能楽や狂言に見られる女性像に迫ります。
出演者プロフィール
◆小和田哲男(静岡大学名誉教授)
1944年静岡市に生まれる
1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了
現在静岡大学名誉教授、文学博士
専門は日本中世史、特に戦国時代史で、主著『後北条氏研究』『近江浅井氏の研究』のほか、『小和田哲男著作集』などの研究所の刊行で戦国時代史の第一人者として知られている。
1996年NHK大河ドラマ「秀吉」、2006年の「功名が辻」、2009の「天地人」で時代考証をつとめ、2011年の「江~姫たちの戦国~」でも時代考証を担当している。
◆宝生和英(宝生流シテ方)
1986年東京都生まれ。25歳。
1991年、初舞台「西王母」子方。
東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽宝生流卒業。
2008年宝生流二十世宗家を襲名。
趣味は映画、写真、スキューバダイビングなど。
◆三宅右矩(和泉流狂言方)
1983年東京都生まれ。28歳。
1987年、「靭猿」初舞台。
父は三宅右近(重要無形文化財(能楽)総合指定)、
祖父は三宅藤九郎(人間国宝)。
趣味はフットサルなど。