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音楽文化等の普及・振興
上質で多彩な鑑賞
開催レポート
音楽

村治佳織ギターリサイタル ラプソディー・ジャパン

日時 2018年1月19日(金)19:00開演(18:30開場)
会場 中ホール・大地
料金 全席指定/一般3,600円、こども・学生1,000円
※こども・学生は28歳以下の学生。未就学児入場不可。

【1/12(金)10:00より直前割引開始!】
一般3,600円 ⇒ 2,880円
※グランシップチケットセンター窓口、TEL(054-289-9000)、WEBからお買い求めいただけます。
※こども・学生は1,000円です。
主催 公益財団法人静岡県文化財団・静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


村治佳織 (C)Ayako Yamamoto

村治奏一 (C)Satoshi Oono

国内外で高い評価を受けるギタリスト・村治佳織がグランシップに登場。東日本大震災の記憶を胸に制作したアルバム「ラプソディー・ジャパン」より、懐かしい日本の歌からクラシックの名曲まで幅広いラインナップでお届けします。ゲストは弟の村治奏一。復帰後、より一層輝きを増す村治佳織が生み出す新しい音楽の世界をお楽しみください。

【出演】
村治佳織(ギター)
ゲスト:村治奏一(ギター)

【曲目】
ラプソディー・ジャパン
花は咲く
コユンババ
カヴァティーナ
イエスタデイ
ニュー・シネマ・パラダイス 他
※曲目は変更となる場合がございます。

村治佳織

幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でCDデビューを飾る。1995年には、イタリア国立放送交響楽団との共演がヨーロッパ全土に放送され、好評を受けた。フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントからのCDリリースは「カヴァティーナ」など9タイトル及びDVD「コントラステス」をリリース。その後N響ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演も多数重ねる。アジア圏でも東南アジア・中国など活動範囲を広げており、韓国では2000年芸術の殿堂で初の公演を行って以降、多数公演を重ねている。2003年英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第1弾アルバム「トランスフォーメーション」は第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞。これまでにDECCAよりCD12枚、DVD2枚をリリース。また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、村松賞、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。演奏だけでなく、ラジオのナビゲーターやテレビへの出演、雑誌にエッセイを書くなど幅広い活動をしている。2016年10月にはオリジナル・アルバム「ラプソディー・ジャパン」をリリース。2017年4月よりJ-WAVE「RINREI CLASSY LIVING」のナビゲーターを務める。11月には、ベストドレッサー賞(学術・文化部門)を受賞。

 ◆村治佳織OFFICIAL HP http://www.officemuraji.com

村治奏一

1997年クラシカル・ギター・コンクール、1998年スペイン・ギター音楽コンクール、第41回東京国際ギター・コンクールに続けて優勝。1999年より米国の総合芸術高校ウォールナット・ヒル・スクールに留学し、ギターをニューイングランド音楽院でデイヴィッド・ライズナー、エリオット・フィスクに師事。2003年同高校音楽科を首席で卒業し、同時期にビクター・エンタテインメントよりリリースしたデビューアルバム『シャコンヌ』がレコード芸術誌の特選盤に選ばれる。メディアへの登場も多く、NHK「スタジオパークからこんにちは」や「トップランナー」、「J-MELO」、テレビ朝日「題名のない音楽会」をはじめテレビ、ラジオに多数出演。2010年にはNHK-BS「街道てくてく旅~熊野古道をゆく~」のテーマ曲《コダマスケッチ》を作曲・演奏。2012年秋には「トヨタ・クラシックス・アジアツアー2012」のソリストとして抜擢され、ウィーン室内管弦楽団と共にアジア5カ国でのコンサートツアーを成功させた。2013年S&R財団ワシントン・アワードを受賞。2014年、初のコンチェルトアルバム『コラージュ・デ・アランフェス』(平成26年度文化庁芸術祭参加作品)をキングレコードよりリリース。2016年には、自身でプロデュースしたソロアルバム『Off the Record』をテレビマンユニオンよりリリース。2017年「東博でバッハ」に出演。これまでにNHK交響楽団をはじめ内外のオーケストラと多数共演。

◆村治奏一OFFICIAL  HP http://www.soichi-muraji.otohako.jp/

開催レポート

1/19(金)「村治佳織ギターリサイタル ラプソディー・ジャパン」を開催しました。

村治佳織さん
佳織さんの弟:村治奏一さん

1月19日(金)グランシップ中ホール・大地にて「村治佳織ギターリサイタル ラプソディー・ジャパン」を開催しました。平日夜の開催ということもあり、お仕事帰りの方にも多くご来場いただきました。

デビュー当時から使用しているという愛用のギターを持って村治佳織さんがステージに登場。

第一部はクラシックの曲のほかビートルズのナンバーも演奏しました。

柔らかで心に沁みるような演奏。ギターのシンプルな音色によって、楽曲が本来持つメロディーの美しさをあらためて感じることができました。

第二部は衣装をがらりと変えて再登場。東日本大震災での体験を胸に制作され、ご本人にとっても思い入れの深いアルバム「ラプソディー・ジャパン」からの曲をメインに演奏。

佳織さんが長崎やタンザニアを訪れた際、その地でインスピレーションを受けて作曲した曲では、観客は音楽で束の間の世界旅行を楽しみました。

東日本大震災の被害を受けた地域で学校長をされていた方と数年に渡り手紙を交わしている佳織さん。その方からの手紙を紹介し、「花は咲く」を演奏。

古い日本の唱歌のメドレー「ラプソディー・ジャパン」は、ギターと唱歌が好相性で、哀愁と温もりを感じる演奏でした。

終盤では佳織さんの弟で、共に最前線で活躍するギタリスト・村治奏一さんも加わり、姉弟で息の合った二重奏を披露しました。

同じフレーズを弾くシーンでは、佳織さんと奏一さん、それぞれの持ち味が際立って聴こえるようでした。

アンコールは人気の曲「カヴァティーナ」を演奏。

来場者の方からは「音の美しさに驚いた」、「多様な音色、表現力が素晴らしかった。」、「一つの楽器で色々な世界に入り込むことができた。」、「仕事の疲れが癒された。」とのコメントをいただきました。週末の夜、良い時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか。

グランシップでは今後も多彩なラインナップをご用意して皆様をお待ちしております。

今後もぜひご期待ください。

 写真:グランシップ撮影サポーター 服部益躬

 

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