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人気映画2作品を上映!
グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場

日時 2017年11月18日(土)
「駅馬車」10:00~11:36
「チャーリーとチョコレート工場」13:30~15:25
会場 2階 映像ホール
料金 全席自由/1作品500円 3歳~中学生100円 ※事前申込制
主催 公益財団法人静岡県文化財団・静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


「駅馬車」

「チャーリーとチョコレート工場」©2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

クリーンを通して映像芸術の原点となる映画の素晴らしさをお伝えするグランシップサポーター企画「グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場」。名作映画をスクリーンでお楽しみいただけます。
今回は映画史に残る西部劇の名作と、子どもたちにも人気の大ヒット映画の2作品を上映。

【上映スケジュール】
10:00~11:36 「駅馬車」(1939年 アメリカ モノクロ 字幕版)
監督:ジョン・フォード 脚本:ダドリー・ニコルズ
出演:ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル、クレア・トレヴァー、ルイーズ・ブラット、アンディ・デヴァイン、ジョン・キャラダイン、ドナルド・ミーク、ジョージ・バンクロフト、バートン・チャーチル

≪あらすじ≫
 1885年、アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中のルーシー(ルイーズ・プラット)、呑んだくれの医者ブーン(トーマス・ミッチェル)、町を追放された酒場女ダラス(クレア・トレヴァー)などそれぞれに事情を抱えた8人の男女が乗り合わせる。途中、脱獄囚のリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)も乗り込んだ駅馬車は次の町にたどり着くが、ルーシーの夫はインディアンに襲われていて……。

13:30~15:25 「チャーリーとチョコレート工場」
2005年 アメリカ カラー 115分 字幕版)
監督:ティム・バートン 脚本:ジョン・オーガスト
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デビッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター

≪あらすじ≫
チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)は貧しい生活を送っていたが、家族に愛されて育った心優しい男の子。家の近くにはとても美味しいチョコレートをつくるウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の生産工場があった。しかし工場は立ち入り禁止で誰がどんな方法で美味しいチョコレートを作っているかは全くの秘密だった。ある時、金のチケットを引き当てた5人のこどもは、その工場内のツアーができることになり、チャーリーはそのチケットを手にする。謎に包まれていたチョコレート工場の中は、おとぎの国のような空間が広がっていて……。

開催レポート

「グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場」上映作品「駅馬車」をご紹介!

こんにちは!グランシップサポーターのOです。
11月18日(土)に開催する「グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場」は、西部劇の神様ジョン・フォード監督の最高傑作「駅馬車」と、鬼才ティム・バートンの怪作「チャーリーとチョコレート工場」をお送りします。
大人もこどもも十分楽しめる映画会になっています。

【上映スケジュール】

11月18日(土)「グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場」
10:30~「駅馬車」
13:30~「チャーリーとチョコレート工場」

今回は「駅馬車」を紹介します。

「駅馬車」(1939年/アメリカ/モノクロ/96分/字幕版)

監督:ジョン・フォード
脚本:ダドリー・ニコルズ
原作:アーネスト・ヘイコックス
音楽:ボリス・モロス 他 アメリカ民謡「俺を淋しい草原に葬らないでくれ」を編曲
*アカデミー賞助演男優賞(トーマス・ミッチェル)
*アカデミー賞作曲・編曲賞
*1940年度キネマ旬報外国映画ベストテン第2位

■解説
1930年代のアメリカ映画界は「サイレント」から「トーキー」に変わり、アメリカ独自の西部劇はB級映画扱いにされていました。西部劇を専門としていたジョン・フォード監督はこの状況を憂い、復活させようと、やむなく低予算で当時無名のジョン・ウェインや脇役専門の俳優達を使い「駅馬車」を製作しました。原作はアーネスト・ヘイコックスの西部小説「ローズバーグ行駅馬車」を基にダドリー・ニコルズと脚本を練り、一台の駅馬車に乗り合わせた人々の運命と心の交流を、雄大なモニュメント・バレーを背景に描きました。そしてこの映画のクライマックス、インディアンの襲撃を圧倒的なスピードとダイナミックに描き、親しみのあるアメリカ民謡を随所に使い詩情あふれる作品に仕上げました。その結果、作品は大ヒットし、アメリカ映画史に残る傑作として評価され、西部劇が復活した記念すべき作品となりました。またジョン・ウェインはこの映画によりアメリカを代表する大スターへの道を歩むことになります。

■あらすじ
ジェロニモ率いるインディアンが蜂起したという不穏な情報が飛び交う中、アリゾナ州トントからニューメキシコ州ローズバーグ行の駅馬車が出発しようとしていた。乗客は町から追い出される酔いどれ医者ブーン(トーマス・ミッチェル)と酒場の女ダラス(クレア・トレバー)、妊娠中の騎兵隊大尉夫人(ルイーズ・プラット)、賭博師(ジョン・キャラダイン)、酒商人(ドナルド・ミーク)、馭者(アンデイ・デバイン)、保安官(ジョージ・バンクロフト)を乗せ出発した。街外れからは不審な銀行頭取(バートン・チャーチル)を乗せて、騎兵隊に守られながら次の駅アパッチウエルズを目指して駅馬車は進む。途中、銃声が聞こえると、ライフルをくるりと回してリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)が現われた。父と兄弟の仇を取るために脱獄してきたのである。保安官と馭者はキッドとは旧知の仲であり、事情はあらかじめ予想できたことであった。キッドを乗せた一行は次の駅を目指して荒野を進むが、道中思わぬ出来事が次々と待ち受けていた。

■みどころ
本映画のために編曲したアメリカ民謡は、本来は哀しみを帯びた曲ですが、誰もが陽気なカウボーイの気分になる軽快な曲に変身しています。アメリカ民謡と共に駆け抜けるモニュメント・バレーは監督ジョン・フォードが愛した地で、以後多くの作品をこの地で撮影しています。
疾走する駅馬車の中、大尉夫人が産気づき、それぞれ事情を抱えながら乗り合わせた8人がついに協力し合います。医師・ブーンはコーヒーを多量に飲んで酔いを醒まし、町を追われた酒場の女・ダラスが懸命に出産を手伝うシーンは感動的です。
なによりこの映画、最大のみどころはインディアンの襲撃と、迎え撃つ駅馬車の乗客との壮絶な銃撃戦です。1930年代に撮影されたとは到底思えないこの臨場感は、言葉では言い表すことができません。ぜひご覧いただきたいシーンです。

「グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場」は事前申込制となっており、事前のご予約が安心です。便利なWEBフォームから是非お申し込みください。

また、映画会当日は「グランシップ 冬のおくりもの オープンシアターデー」も開催!
グランシップオリジナルのクリスマスツリーのお披露目も行います。
様々なイベントもございますので、映画会とあわせてグランシップをたっぷりお楽しみください。

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