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グランシップ文化講座『ゲノムと人間の未来』
日時 |
10/28(土)10:00~・14:00~ 10/29(日)10:00~・14:00~ 両日 12:30~13:30 ランチセッション |
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会場 | 9階910会議室 |
料金 |
●高校生以下無料 ●1回につき 一般500円/学生300円 ●4回通し券 一般1,500円/学生900円 ※事前申込制 全4回の講座すべてに参加した方には、第4回の終了時に修了証をご用意いたします。 ●ランチセッション:無料 (当日の講座申込と併せて受付。ランチセッションのみの受講はできません。) |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 |
ふじのくに文化情報センターがおくる2日間連続の文化講座。
ゲノムについて知ることは、生命38億年の「歴史」と「知恵」を知ること。
難しそうだけど、難しくありません。
有限な地球に住んでいるわたしたちの「これまで」と「これから」をゲノムから一緒に考えてみませんか?
10/28(土)10:00~ 第1回「ゲノムと人間の進化」
そもそも「ゲノム」ってなんだろう?
この地球上にどのようにしてこれだけさまざまな生物が生まれてきたのか。
生物の歴史や人間の歴史をゲノムから読み解き、わたしたちのルーツに迫ります。
コーディネーター・講師:斎藤成也(国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門 教授)
10/28(土)14:00~ 第2回「ゲノムと医学」
自分や家族にも起こりうる病気。
どのように我々は病気になるのか。そもそもなぜ病気は存在するのでしょうか。
ゲノムに関わる技術の発達が医学・医療になにをもたらすのか、注目です。
講師:井ノ上逸朗(国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 教授)
10/29(日)10:00~ 第3回「ゲノムと人間の五感」
わたしたちの目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚。
自分以外の人や、犬や猫まで同じ五感で世界をとらえていると錯覚しがちですが、実は猫は甘味を感じません。
五感の進化・退化を「環境」をキーワードに探ります。
講師:颯田葉子(総合研究大学院大学 先導科学研究科 教授)
10/29(日)14:00~ 第4回「ゲノムと人間の未来」
生命38億年の「歴史」と「知恵」の集積とも言えるゲノムを解読する道のりはどんなものだったのでしょう。
人間とは何か、そして、わたしたちが「ゲノム」からどんな明日をつくるのか。
これまでを踏まえ、これからの「ゲノムと人間の未来」を描きます。
講師:榊佳之(学校法人静岡雙葉学園 理事長)
10/28(土)・10/29(日)12:30~13:30 ランチセッション
ゲノムを少し別の角度から考えてみましょう。私たちの身近にある疑問をテーマに、「知らない」不安を払拭し、参加者も講師も共に「改めて考えてみる」時間とします。
10/28(土)12:30~13:30 テーマ「人間と機械は共存できるのか?」
10/29(日)12:30~13:30 テーマ「遺伝子組み換え食品は安全か?」
参加者からの各テーマへの質問は事前に受付いたします。
講座申込時に申込フォームの備考欄に記入、または、メール(FAX)にて
「参加するセッションへの質問」と「氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、年齢、性別」を
info@granship.or.jp(FAX:054-203-5716)まで送信ください。
(※お電話での受講申込時には質問内容は受付できません。)
進行状況等によりお答えできる質問には限りがあります。
いただいた質問にお答えできない場合もございますので、ご了承ください。
昼食は持参、または講座申込時に弁当(税込800円)をご注文ください。
※弁当注文の変更・キャンセルはできません。
10/28(土)コーディネーター・第1回 講師:斎藤成也 /第2回 講師:井ノ上逸朗
コーディネーター・第1回 講師:斎藤成也
国立遺伝学研究所集団遺伝研究部門 教授。福井県生まれ。東京大学理学部生物学科人類学課程卒業、テキサス大学ヒューストン校大学院修了。東京大学理学部助手、国立遺伝学研究所進化遺伝研究部門助教授を経て2002年より現職。主著は『歴誌主義宣言』(ウェッジ)、『日本列島人の歴史』(岩波ジュニア新書)、『ゲノム進化学入門』(共立出版)、『DNAからみた日本人』(ちくま新書)など。
第2回 講師:井ノ上逸朗
国立遺伝学研究所 教授。鹿児島大学医学部卒業、医師免許取得。鹿児島大学大学院博士課程卒業後、日本学術振興会特別研究員として研究。鹿児島大学医学部 助手、徳島大学 酵素研究センターへ国内研修。ユタ大学 研究員や、群馬大学 助教授、東京大学 医科学研究所 客員助教授、東海大学総合医学研究所 所長を経て2010年より現職。学会活動として、人類遺伝学会(評議員)、アメリカ人類遺伝学会、分子生物学会。
10/29(日)第3回 講師:颯田葉子 /第4回 講師:榊佳之
第3回 講師:颯田葉子
総合研究大学院大学 先導科学研究科 教授。学融合推進センターセンター長。
専門は、ゲノム進化学、ゲノム集団遺伝学、生理進化学。(ゲノムには過去の環境との相互作用[環境適応]が書き込まれている。そのようなゲノムに記載された環境適応を明らかにすることから「生物としての人間」を理解することを目指す。)
著書に『環境を感じる』(岩波科学ライブラリー)、『肥満は進化の産物か』(化学同人)など。
第4回 講師:榊佳之
静岡雙葉学園理事長。東京大学大学院修了(理学博士)カリフォルニア大学、三菱化成生命科学研究所、九州大学教授、東京大学教授、理研ゲノム科学総合研究センター長、豊橋技術科学大学学長を経て2014年より現職。国際ヒトゲノム計画の日本代表を務め、2002年より3年間ヒトゲノム国際機構HUGOの会長を歴任。
シュバリエ教育功労賞(仏政府)、紫綬褒章、文化功労者、瑞宝重光章などを受章。
著書に 『ヒトゲノム』(岩波新書)、『ゲノムサイエンス』(ブルーバックス)、『夢を追って』(中部経済新聞社)など。