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伝統芸能の継承
上質で多彩な鑑賞
伝統芸能
能楽

グランシップ伝統芸能シリーズ
グランシップ静岡能 能楽入門公演
はじめて能に触れる方にオススメ

日時 2017年9月23日(土・祝)14:00開演(13:30開場)
会場 中ホール・大地
料金 全席指定/1,000円 
※未就学児入場不可
※車椅子席をご利用の方はお電話でご予約ください。(TEL.054-289-9000)
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、静岡県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送
共催 一般財団法人観世文庫
後援 静岡県教育委員会、静岡市教育委員会
協力 株式会社紺文シルク
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

観世流能楽師が、能楽の魅力や演目の見どころを実演を交えてわかりやすく解説。
お手頃な料金で楽しめる貴重な機会です。
ロビーでは、実際に能面に手にとってごらんいただける「能面体験コーナー」もご用意しています。

【第一部】
能楽教室参加者による謡・仕舞発表会
観世流能楽師による能楽入門公演
 謡の体験
 能楽についてのお話

【第二部】
解説・ダイジェスト能「班女」
<出演:山階彌右衛門、観世芳伸 ほか>


公演当日、お着物でご来場の方に先着でプレゼントをご用意!

「班女」あらすじ 

美濃国・野上の宿の遊女・花子(前シテ)は、都から下った吉田少将と契りを交わし、お互いの扇を形見として取り交わし別れましたが、花子がそれ以来形見の扇を肌身離さず持ち、眺めているばかりで勤めを怠るので、宿の長(間狂言)より宿を追い出されてしまいます。花子は扇を抱き、涙ながらに宿を出て行きます。(中入)
またその秋、吉田少将(ワキ)が東国から都に帰る途中、野上の宿を訪れます。花子の所在を尋ねると宿の長と仲違いし、宿を追い出されたことを聞きます。そして帰京した少将は、下鴨神社に参詣します。そこへ花子が狂女(後シテ)となって現れ、「『春日野の雪間を分けて生い出でくる 草のはつかに見えし君かも』という歌のように、ほんの一寸会っただけの方、頼もしくない人を思い染めて、お別れして以来、月日は過ぎて行くが、何の便りもない。どうか神仏も憐れんで下さい」と神前に手を合わせて祈ります。花子は班捷抒の故事を語り、「夏果つる扇と秋の白露と いづれか先に起伏の 床すさまじや独り寝の さびしき枕して閨の月を眺めん」と寂しさを述べます。また切なさに心高ぶり、形見の扇を手にして、玄宗皇帝と楊貴妃のむつまじい仲を羨み、秋の扇と捨てられた班女と同じ自分の身の上を悲しみ、少将のつれなさを恨んで狂おしく舞います。
やがて、その扇に気付いた吉田少将は、自分の持つ扇と狂女の扇とを見て、この女こそ自分が捜していた花子であると知り、お互いに再会出来たことを喜ぶのでした。

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