オーケストラ塾「朴久玲が語り弾く、チャイコフスキーの叙情」を開催しました!
9月2日(土)グランシップリハーサル室にて、オーケストラ塾「朴久玲が語り、弾くチャイコフスキーの叙情」を開催しました。
こちらの講座は、11月4日に開催する「ウラディーミル・フェドセーエフ指揮 チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ」をもっと楽しむための事前レクチャーとして開催しました。
講師は、名門・モスクワ音楽院への留学経験を持つピアニストの朴久玲さん。ロシア在住経験のある朴さんならではの視点で、ロシアとチャイコフスキーについて語っていただきました。
朴さんの留学していた頃はソビエト連邦からロシアへ変わる大変動期。学生生活のエピソードから当時のロシアの変わりゆく姿を感じることができました。
そしてロシアの音楽教育の歴史や、学生へのユニークかつ実践的な伝え方なども取り上げられました。
後半では、本公演でも演奏されるチャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」を解説。イメージの異なる4つの楽章についてピアノ演奏を交えて説明。カーネギーホールのこけら落としの曲に選ばれたりと、名曲として名高いこの曲も初演では理解されなかったとか。
チャイコフスキーの様々な面に焦点をあてた解説に、本番がますます楽しみになる講座でした。
11月4日「ウラディーミル・フェドセーエフ指揮 チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ」は好評発売中です。
芸術の秋に、ロシアの重厚で華麗な音楽を、ロシアトップクラスのオーケストラで聴いてみてはいかがでしょうか。
写真 グランシップ撮影サポーター:砂田学