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ユーリー・テミルカーノフ指揮
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
ヴァイオリン:庄司紗矢香
日時 | 2011年11月2日(水)19:00開演(18:30開場) |
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会場 |
中ホール・大地 |
料金 |
全席完売しました。 全席指定(税込)/S席10,000円、A席8,000円、B席6,000円、学生1,000円 ※グランシップ友の会会員は1割引(学生、セット券を除く) ※学生は大学生以下かつ28歳以下、未就学児入場不可 |
主催 | 財団法人静岡県文化財団、静岡県 |
協賛 | 富士通株式会社 |
後援 | ロシア大使館、日ロ音楽家協会 |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL054-289-9000 |
全席完売しました。
数々の名演を残してきたロシア最古のオーケストラを、世界屈指の指揮者テミルカーノフが率いての来日公演。
彼が熱望した、日本を代表するヴァイオリニスト庄司紗矢香との豪華な共演も実現します。
■指揮:ユーリー・テミルカーノフ
■ヴァイオリン:庄司紗矢香
■曲目
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
◆庄司紗矢香さんからメッセージが届きました!
メンデルスゾーンのコンチェルトはヴァイオリンを最も叙情的な楽器にさせるレパートリーのひとつです。モーツァルトのような純真さと寛大さは心の底から湧き出たものに他なりません。
テミルカーノフ氏とは2001年から毎年共演を重ねて来ましたが、メンデルスゾーンの協奏曲を共演するのは去年の夏(補足:共演サンクトペテルブルク・フィル Annecy Festival, France)が初めてで、音楽の流れと軽やかさに溢れた新鮮な曲作りとなりました。
何度も演奏してきた協奏曲だけに今回のテミルカーノフ氏とのツアーでまた新たな発見がある事ととても楽しみにしています。
庄司紗矢香
巨匠テミルカーノフと名門オーケストラが奏でる、ロシア音楽の真髄
帝政ロシア時代に設立されたロシア屈指の名門オーケストラ、サンクトテルブルク・フィル。ソ連時代には「レニングラード・フィル」の名で、大指揮者ムラヴィンスキーのもと、世界中に名声を轟かせ、日本においても1970年代の来日公演でみせた名演は今日伝説的な語り草となっている。
1988年まで50余年にわたり音楽監督を務めたムラヴィンスキーの跡を引き継ぎ、ロシア音楽の伝統を守り続けているのが巨匠テミルカーノフだ。現在まで20年以上にわたり音楽監督を務め続け、オーケストラとの呼吸はもちろんぴったり。重厚にして壮麗なサウンドを作り上げ、ロシア音楽においては無類の強さを誇る彼らの充実ぶりは、ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル時代に続く、第二の黄金期といえるだろう。
今回の来日公演では、これまでも度々名演を繰り広げてきた、ストラヴィンスキーの「春の祭典」を披露。現在パルマ王立歌劇場の音楽監督も兼任するテミルカーノフの手腕が光る「セヴィリアの理髪師」序曲、そして今世界が最も注目するヴァイオリニストのひとり、庄司紗矢香の「メンコン」にも注目だ。
プロフィール
■ユーリー・テミルカーノフ(首席指揮者)
1938年コーカサス生まれ。レニングラード音楽院指揮科でイリヤ・ムーシンに師事。1966年第2回全ソ指揮者コンクールで優勝。
1967年ムラヴィンスキーに認められ、アシスタント指揮者として招かれる。1968年からレニングラード響の首席指揮者・音楽監督、1976年~1988年キーロフ歌劇場(現マリインスキー歌劇場)の芸術監督及び首席指揮者を務めた。
1978年にはロイヤル・フィルを指揮してロンドン・デビュー。1992年~1998年同楽団の首席指揮者を務め、1998年には名誉指揮者となる。1988年サンクトペテルブルグ・フィルの音楽監督・首席指揮者となり、現在に至る。また2000年~2006年アメリカのボルティモア響の首席指揮者・音楽監督も務めている。また、1996年にはローマでの国連50周年記念ガラ公演を指揮。2002年、2008年の2度に亘ってイタリアでプレミオ・アッビアティ賞を受賞。この快挙により、2013年ヴェルディ生誕200周年記念フェスティバルまでパルマ王立劇場の音楽監督に就任。
BMGと専属契約を交わし、サンクトペテルブルグ・フィル、ロイヤル・フィル、NYフィルとのCDをリリースしている他、1999年より毎年「"芸術広場"音楽祭」を開催している。
■庄司紗矢香(ヴァイオリン)
1999年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに史上最年少、また日本人として初優勝以来、マリス・ヤンソンス、ズービン・メータといった名だたる指揮者率いる、ベルリン・フィル、バイエルン州立管、ニューヨーク・フィル、バンベルク響などと共演。また、リサイタル・室内楽分野では、ヴァディム・レーピン、ミハイル・プレトニョフなどと、ヨーロッパ各地の音楽祭で共演。
2010/11年シーズンのハイライトは、ジャンルカ・カシオーリとのリサイタルツアー、シドニー響、フィルハーモニア管共演など。これまでにドイツ・グラモフォンより新アルバム「ベートーヴェン・ソナタ曲集」を含む6枚のアルバムをリリース。またフランスのレーベルMirareより「バッハ&レーガー ソロ作品集」が発売中。
1999年度都民文化栄誉章、2000年出光音楽賞、第60回芸術選奨文部科学大臣新人賞(2010年)受賞。使用楽器は、上野製薬株式会社上野名誉会長より貸与の1729年製ストラディヴァリウス"Recamier"。
ジャーナリスト(元NHKモスクワ支局長)小林和男による事前講座
「文化の力で再生するロシア」
ロシアを知り尽くしている氏だからこそ語れる、「ユーリー・テミルカーノフ指揮 サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団」公演のための事前レクチャー。広大な国土、波乱の歴史を持つロシア――その中で偉大なアーティストたちがどのように生まれてきたか、文化がロシア社会でどれだけ大きな力を持ってきたか、わかりやすくお話していただきます。
■日時:9月23日(金・祝) 14:00~(13:30開場)
■会場:6階 交流ホール
■参加費:500円(事前申込制)
※当日会場にてお支払いください。
■申込方法
お名前、ご住所、連絡先、参加人数をご記入の上、E-mailにてお申し込みください。
info@granship.or.jp
※件名に、「サンクト・フィル事前講座」参加希望とご記入ください。
■講師プロフィール
1940年長野県生まれ。東京外語大ロシア語科卒 NHKでソビエトロシアを担当しモスクワ、ウィーンの特派員、モスクワ支局長を2度勤め海外駐在は14年。92年にソ連崩壊の報道で菊池寛賞。93年ソ連ロシアの客観報道でモスクワジャーナリスト同盟賞受賞。08年ロシア文化への貢献でロシア政府プーシキンメダル受賞。海外ウィークリーやNHKスペシャル「21世紀への奔流」や「21世紀の証言」などのキャスター、ラジオ夕刊編集長をつとめる。現在ジャーナリスト、作新学院顧問、日本エッセイストクラブ賞審査委員。サイトウ・キネン財団評議員、下野新聞客員論説委員、日本民間外交推進協会ロシア経済文化委員 日墺協会理事
著書に「エルミタージュの緞帳」(第46回日本エッセイストクラブ賞)
「1プードの塩〜ロシアで出会った人々〜」
「狐と狸と大統領〜ロシアを見る目〜」 以上NHK出版
「白兎で知るロシア〜ゴルバチョフからプーチンまで〜」かまくら春秋社
最新刊「プーチンと柔道の心」(朝日新聞出版 共編)