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伝統芸能の継承
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落語・講談・浪曲の多彩な話芸!
グランシップ寄席~いろはのめぐり~

日時 2016年11月12日(土)14:00開演(13:30開場)
会場 6階 交流ホール
料金 一般3,800円  こども・学生1,000円

★11/5(土)より、直前割引開始!
一般3,800円 ⇒ 3,040円
※こども・学生は1,000円です
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000


五街道雲助

宝井琴星

玉川奈々福

毎回オリジナルの企画で人気の「グランシップ寄席」。
今回は、これまでの「グランシップ寄席」や、県内各地の小中学校、各公立文化施設でのアウトリーチ活動に御尽力いただき、2015年にお亡くなりになった講談師・宝井馬琴さんと浪曲師・国本武春さんとゆかり・親交の深い話芸の演者をお呼びし、エピソードを交えながら芸を披露していただきます。

出演:五街道雲助(落語家)、宝井琴星(講談師)、玉川奈々福(浪曲師)、宝井琴柑(講談師)

プロフィール

◇六代目 五街道雲助(ごかいどう くもすけ/落語家)
昭和23年3月 東京本所に生まれる
昭和43年 明治大学商学部中退 故・十代目金原亭馬生に入門、金原亭駒七として前座
昭和47年11月 二つ目昇進 六代目五街道雲助となる
昭和55年 真打昇進
平成21年度芸術祭優秀賞受賞、平成25年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞
圓朝作品に取り組む息の長い試みを続けており、その人情噺には定評がある。ドスの効いた声で語る怪談噺は凄みがある一方で明朗な噺では勢いを込めた口調や動的活気で笑いを呼ぶ本格実力派。都内各寄席やホール落語会で活躍中。
浪曲師・国本武春とは、国立劇場での寄席などで共演。


◇宝井琴星(たからいきんせい/講談師)
昭和22年横浜市生まれ。昭和48年宝井馬琴門下に入門。昭和54年二ツ目昇進、昭和60年真打昇進。講談協会理事兼事務局長。
宝井馬琴の一番弟子として長年芸に取り組み、グランシップ主催の「宝井馬琴の講談教室」を引き継ぎ、「グランシップこどもアート体験!学校プログラム」では、講談を通して県内各地の学校等で声を出す楽しさを子どもたちに伝えている。


◇玉川奈々福(たまがわななふく/浪曲師)
神奈川県横浜市出身。平成6年10月日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。平成7年7月7日玉川福太郎に入門。師の勧めにより平成13年より浪曲師として活動開始。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。
浪曲師・国本武春の自称一番弟子でありファン、浪曲を継承するものとして積極的に活動している。


◇宝井琴柑(たからいきんかん/講談師)
横浜市生まれ。山形大学人文学部卒業。中学生の頃より、宝井講談修羅場塾にて講談に触れる。
平成18年4月1日、宝井琴星に入門。講談協会にて前座見習い。同年6月前座となり、本牧亭にて初高座。平成22年6月1日、二ツ目に昇進。
宝井馬琴、宝井琴星とともに、「グランシップこどもアート体験!学校プログラム」で、司会進行をしながらこどもたちへの取り組みに積極的に活動している。

開催レポート

11/12(土)「グランシップ寄席~いろはのめぐり~」開催しました

宝井琴柑さん
玉川奈々福さん
宝井琴星さん
落語家・五街道雲助師匠
ねた帳

2016年11月14日(月)

毎回オリジナルのテーマのもと開催している「グランシップ寄席」。

今回は、グランシップ寄席や学校公演でご尽力いだき、昨年お亡くなりになった講談師・宝井馬琴さんと浪曲師・国本武春さんの追悼公演として、お二人にゆかりの深い方々に出演していただきました。

ロビーには、馬琴さんと国本さんにご活躍いただいたグランシップでの公演について、パネルや映像でご紹介。

過去の様子を振り返って、改めてお二人の様子を思い出し、素晴らしい名人だったなと感慨深くもなりました。

しかし一歩会場内に足を踏み入れれば、いつものようにたっぷりを話芸を堪能していただけるよう、準備が整っています。

はじめに、馬琴さんの孫弟子にあたる宝井琴柑さん。

お客さまに、講談のリズム感を体験していただき、会場を盛り上げます。

続いて、国本さんの自称一番弟子である玉川奈々福さん。

掛け声教室などで、さらに会場を温めたあと、国本さんの十八番であった「英国密航」を披露。

今回お召しになっていたお着物は、国本さんが着ていらした形見の着物を女性用に仕立て直して、はじめておろしたそうです。

とてもお似合いになっていました。

仲入りをはさんで、宝井琴星さん。

馬琴さんの一番弟子で、「グランシップ こどもアート体験!学校プログラム」での「講談教室」でも講師を務めていただいています。

最後には、国本さんと様々な寄席で共演し、節劇の復活にも取り組んでいる落語家・五街道雲助師匠。

渋い落語で、会場が一気に一体感に包まれました。

お二人から受け継がれた芸は、この先もずっと守られているように思います。

今回は、島田実業高校の生徒のみなさんも課外授業として鑑賞してくださいました。

講談や浪曲がはじめてだった方も多かったようですが、楽しんでくれたようでなによりです。


次回の「グランシップ寄席」は、古今亭菊之丞さんと桃月庵白酒さんの二人会。

こちらもどうぞお楽しみに!!





人とのつながりを思う「グランシップ寄席」。

2016年10月19日(水)

毎回様々なテーマを掲げて開催している「グランシップ寄席」。
今年度は、「いろ」をキーワードとして開催しています。次回11月12日に開催する「グランシップ寄席~いろはのめぐり~」は、
講談師の故・宝井馬琴さん、浪曲師の故・国本武春さんゆかりの方々が集まります。
長い間、グランシップでの公演や、県内の子どもたちに話芸の楽しさや日本語の魅力を伝えるための「講談教室」や「浪曲出前公演」の講師を務めていただいたお二人ですが、残念ながら2015年に急逝されました。
今回の「グランシップ寄席」は、お二人とゆかりがありその意思を受け継ぎながら精力的に活動している4名が出演し、たっぷりと話芸を堪能できます。

宝井馬琴さんの一番弟子である宝井琴星さんと、琴星さんの弟子で「講談教室」でも大活躍の宝井琴柑さん。
国本武春さんと数々の寄席で共演し、廃絶した“節劇”の復活にも取り組んでいた落語家の五街道雲助さんと、自称一番弟子でファンでもある浪曲師・玉川奈々福さん。
落語、講談、浪曲と多彩な話芸と通して、これまでもこれからも語り伝えられる日本の大切なものを感じていただければと思います。

ちょっとしんみりしてしまいましたが、寄席はやっぱり会場のみなさんで噺の世界に飛び込んで様々な感情を共有できる楽しい空間。
普段は落語しか聞かないという方も、この機会に迫力のある講談や、曲師の三味線も魅力の浪曲もたっぷりと楽しんではいかがでしょうか。

「グランシップ寄席~いろはのめぐり~」
11/12(土)14:00~
グランシップ 6階交流ホール
全席指定/一般3,800円 こども・学生1,000円

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