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グランシップ伝統芸能シリーズ
グランシップ静岡能 能楽入門公演
能楽の魅力を楽しくわかりやすくお伝えします

日時 2016年9月24日(土)14:00開演(13:30開場)
会場 中ホール・大地
全席指定
料金 1,000円  【全席完売しました。当日券の販売はございません。】
※友の会ポイントはつきません。
※車椅子席をご希望の方は、お電話(054-289-9000)またはグランシップチケットセンター窓口にて承ります。
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、静岡県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送
共催 一般財団法人観世文庫
協賛 株式会社紺文
後援 静岡県教育委員会、静岡市教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

観世流能楽師が、能楽の魅力を実演を交えて分かりやすく解説。
今回は伝統芸能で使われる「色」の意味や奥深さに触れていきます。
能楽では、装束に関する「紅入(いろいり)」、「紅無(いろなし)」という表現があります。
能楽で言う「色」とは紅色のこと。
若い女性を演じるときに身にまとう装束には、紅色が使われ、紅色がない緑や青、紫などの色の装束は、中年以上の女性を表しています。
この「グランシップ静岡能 能楽入門公演」では、能面や装束の色が意味するもの、能楽師がどのように感じて演じているかなどを分かりやすく解説します。
後半には、源氏物語ゆかりの演目「玉蔓」をダイジェスト能でごらんいただきます。

はじめて能に触れる方におすすめの公演。ロビーでの能面体験コーナーや、手頃な料金も魅力。

○能楽教室参加者による謡・仕舞発表会
○観世流能楽師による能のおはなし
○ダイジェスト能「玉鬘」

チラシは上記PDFのほか、こちらからもご覧いただけます。外部サイトShizuoka ebooks(しずおかイーブックス)

「玉鬘」あらすじ

諸国一見の僧(ワキ)が、奈良の社寺を巡拝した後、初瀬の長谷観音へ参詣に向かいます。初瀬川の辺りまで来ると、一人の女性(前シテ)が底も浅い山川の岩間伝いに小舟に棹さしてやってきます。不思議に思って言葉をかけると、女は自分も長谷寺へ参る者ですと答え、僧を長谷寺の参道にある〈二本の杉〉へと案内します。「往時を思い返すと、母・夕顔が亡くなってしまい、その形見の撫子〈玉鬘〉は生きていることが却って辛く思われたのでした。思いもかけない筑紫の旅に出て、田舎住まいが悲しい上、なお色々悲しいことが起こったので、早船に乗り都に帰りました。しかし都とても辛い身には、浮舟の中にいるようなもので、頼る人もない境遇を悲しみつつ初瀬の寺に詣で、もはや昔の人に会うことは出来ないものと諦めていたところ、この二本の杉の元で会うことが出来たのでした。今、御僧と会うことが出来たのも、仏のお導きです。どうか仏の御光を以って、冥土の闇路に迷っている玉鬘を成仏させて下さい」と語り、自分はその玉鬘の霊であると仄めかして消え失せます。(中入)
僧は哀れに思い、読経をすると、玉鬘の亡霊(後シテ)が現れて、恋の妄執に心乱れて狂い舞いますが、やがて往時の事を懺悔して、執心を晴らし、成仏したと見えると、僧の夢も覚めるのでした。


 

開催レポート

「グランシップ静岡能 能楽入門公演」開催しました!

約1ヶ月ぶりの能楽のおけいこ。
約1ヶ月ぶりの能楽のおけいこ。
約1ヶ月ぶりの能楽のおけいこ。
「わくわく能楽教室」開講しました!

2016年09月24日(土)

突然の大雨に見舞われた静岡でしたが、今年の「グランシップ静岡能 能楽入門公演」にも多くのお客様がご来場いただきました。

おかげさまで、チケットは完売。伝統芸能への関心の高さがうかがえる機会でした。

第一部では、6月から一生懸命能楽のお稽古に取り組んできた小学生から大学生までのみなさんによる、謡と仕舞の発表。

満席のお客様の前で、堂々と成果を披露することができました。

この後は、山階彌右衛門先生による能のお話。

能楽での「紅入」(いろいり)、「紅無」(いろなし)ということについて、実際に装束を使って解説していただきました。

また、後半は源氏物語からの「玉鬘」をダイジェストで上演。

上演中に、ストップをかけて山階先生に今どんな場面かを説明していただきました。

能楽にはじめて触れる方にオススメの入門公演。あいにくのお天気でしたが、多くの方にご来場いただきまして感謝の気持ちでいっぱいです。

今回も、(株)紺文様のご協力により、お着物でご来場の方にプレゼントをご用意いたしました。

会場内がとても華やかな雰囲気になりました。

また、開場ロビーでは、能面を実際に手にとって付けることのできる「能面体験コーナー」も大人気でした。

気軽な気持ちで能に触れていただける機会になったかと思います。

次の「グランシップ伝統芸能シリーズ」は、10/10の文楽。山階先生もオススメしてくださいましたが、文楽も能楽と同じように日本が世界に誇る世界文化遺産です。日本人として、一度は見ておきたい素晴らしい舞台芸術。

是非こちらもお楽しみに!!









約1ヶ月ぶりの能楽のおけいこ。

2016年08月23日(火)

7月の終わりからお休み期間に入っていた「わくわく能楽教室」。

夏休みも終盤ということでお稽古を再開しました。

まずは謡から。

伸ばして声を出すところや、歯切れよく歌うところなど、細かいところを気をつけながら練習。

1ヶ月ぶりということで、ちょっと忘れてしまった人もいたようですが、丁寧に練習しました。

そのあとは、仕舞「老松」。

ひとつひとつの動きに注意しながら実施しました。

9/24の「グランシップ静岡能 能楽入門公演」まで、まだまだお稽古を積み重ねて、お客様の前できちんと舞台に立てるよう練習します。

9/24(土)14:00~「グランシップ静岡能 能楽入門公演」

 全席1,000円 残席わずか。





「わくわく能楽教室」開講しました!

2016年06月20日(月)

はじめて能楽に触れる子どもや学生のみなさんに、一流の能楽師から指導を受けることができる「わくわく能楽教室」が、本日開講しました!

9回目となる今年も、小学生から大学生までの18名が全9回のお稽古に取り組みます。

今日は、観世流能楽師の山階彌右衛門先生が指導にあたりました。

お稽古をはじめる時には、正座をして「お願いします」とごあいさつ。

みなさん、少し緊張した様子でしたが、まっすぐの眼差しで先生のお話をきちんと聞いていました。

先生の真似をしながら、謡を体験し、後半には能楽の基本となる摺り足にも挑戦しました。

最初は先生の足元を見ながら、ゆっくり歩いてみます。

しかし、何回か繰り返すうちに、慣れてきた様子で背筋を伸ばしてスムーズに進めるようになってきました。

今年も9月まで、楽しく時には厳しく取り組めるといいですね!

9/24(土)「グランシップ静岡能 能楽入門公演」で、お稽古生の成果をお楽しみに!

チケットは、6/26(日)から友の会先行販売を実施します!

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