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2016年度のグランシップのショーウィンドウを彩るアーティストを決めるコンペティション「グランシップアートコンペ2016」の表彰式を行います。
また、審査員の秋元雄史氏(金沢21世紀美術館館長)と福井利佐氏(切り絵アーティスト)によるクリエイターズトークも開催。
審査員が入賞作品の魅力や制作意図に迫ります。
また、現在取り組んでいる活動や、今注目しているモノ・コトについてもお話します。
アートやものづくりに興味のある方必見です。
秋元雄史 プロフィール
福井利佐 プロフィール
開催レポート
グランシップアートコンペ2016表彰式&クリエイターズトークを開催しました。
平成28年度のグランシップのショーウィンドウを飾るアーティストを決める「グランシップアートコンペ2016」の受賞者がついに決定!
本日はその表彰式と、作者と審査員の生の声が聞ける「クリエイターズトーク」を開催しました。
国内外より応募のあった82作品の中から、ショーウィンドウを彩るグランシップ賞は、井口雄介さん「Stairs」、三上俊希さん「呼吸」の2作品が受賞しました。
また、グランシップ賞に次ぐ奨励賞はOuma「The World ∞(ワールドインフィニティ)」、砂田良平さん「染光『菱紋』」の2作品、そして今回はグランシップ館長賞として静岡デザイン専門学校が表彰されました。
後半の「クリエイターズトーク」では、受賞者が審査員を前にプレゼンをし、作品に込めた思いや意図を伝えました。
静岡デザイン専門学校からは代表の学生さん3名が作品について解説。審査員の切り絵作家・福井利佐さんからは「線ひとつにも意味が大切。意味が伝わると観る人にもっと強く訴えかけることができる。」とのアドバイスが。
奨励賞の砂田良平さんは、映像の他、立体作品を披露。
審査員の秋元雄史さんからは「静かで清潔感があり美しい。完成度が高い作品。」、福井さんからは「どういう光り方なのだろう?と思うような不思議さのある光。昼間の光の中での見え方が課題。」との指摘も。
グランシップ賞の井口雄介さんは、受賞作「Stairs」ができる前に作成した、その原型ともいえる作品数点を絡めてプレゼン。
作品の魅力もさることながら、審査員からはそのプレゼン力も高く評価されました。
ショーウィンドウも多く手掛ける空間デザイナーの繁田和美さんからは「床に立体を置いて上の空間を持て余してしまう作品が多い中、ショーウィンドウの空間全体を生かしている。今までにないアプローチの作品。」、福井さんからは「ものの置き方で視覚が変化する面白さを感じられる。」との意見が出ました。
また、同じくグランシップ賞の三上俊希さんが受賞作「呼吸」について解説。
福井さんからは「構造はアナログなのに面白い。予想外の動きをするとよい。」、秋元さんからは「生物的な動き方がユーモラス。この作品の場合、メインとなる立体に絞ってシンプルにプレゼンした方がパンチがある。」とのアドバイスが。
講評後の審査員によるトークセッションでは、日本の現代アートの最前線を生きている審査員たちならではの、経験に裏打ちされた知恵が惜しみなく語られました。
「30代~40代は大変でも数多くの作品を作って発表していくことが大切。」、「短期間でものを作る力が問われる。」、「ネタを多く持っておくこと。」、「大変でも作品は整理して残しておくこと。」等々、他にもクリエイターが生き残っていくために必要かつ実用的なあれこれが語られました。
最後は全員で記念撮影。受賞者のみなさま、おめでとうございます。
井口雄介さんの作品「Stairs」は4月~9月、三上俊希さんの作品「呼吸」は10月~平成20年3月の期間、グランシップ南側ショーウィンドウに展示されます。
グランシップへお越しの際はぜひこちらもご覧くださいね。
グランシップショーウィンドウ 最新作が完成しました!
2017年03月12日(日)
グランシップの建物の南側には、さんさんと光の差し込む大きなショーウィンドウがあります。
このショーウィンドウでは「グランシップアートコンペ」受賞者による個性豊かな作品を展示し、グランシップへお越しの皆さまをお出迎えしています。
その最新作「赤富士 akafuji」がついに完成!今回は「グランシップアートコンペ2017」でグランシップ館長賞を受賞した、静岡デザイン専門学校のプロダクトデザイン科・インテリアデザイン科の皆さんに制作していただきました。
いくつもの色の違う帯を並べた装飾物を、1枚の絵に見えるように順番に吊るしていきます。
ショーウィンドウの限られたスペースの中を、高所作業車や脚立を使用して作業します。
中で作業するグループと外から見え方をチェックするグループに分かれて、取り付け位置や角度を決めていきます。
そうしたチームワークによる作業の末、「赤富士 akafuji」が出来上がりました。
卒業式や入学式等、多くの来場者で賑わうグランシップをカラフルに彩ります。
昼間の様子と、照明に照らし出された夜との見え方の違いも魅力的な作品です。
グランシップへお越しの際はぜひご覧になってください。
静岡デザイン専門学校プロダクトデザイン科・インテリアデザイン科の皆さん、本当におつかれさまでした!
グランシップアートコンペ2016審査会を行いました。
2016年02月04日(木)
グランシップへお越しになる方の目を楽しませ、かつ若手クリエイターの発表の場ともなっているグランシップの南側ショーウィンドウ。
グランシップでは、来年度のショーウィンドウを飾るクリエイターを決める「グランシップアートコンペ2016」の募集を行い、日本全国および海外からも応募があり、82点もの作品が揃いました!
今回はその中から、グランシップ賞2点と、奨励賞2点を決定します。
審査員は、先鋭的な展示でアートシーンをリードする金沢21世紀美術館館長・秋元雄史さんと、静岡県出身の切り絵アーティスト・福井利佐さん、空間デザイナーの繁田和美さん、そしてグランシップ館長が行います。
審査員の皆さんは作品や資料をひとつひとつ丁寧に読み込んでいました。
真剣に、ときには議論を交わしながら選定していきます。
最終的に決定したグランシップ賞と奨励賞については、2月21日(日)にグランシップ6階交流ホールで行う「グランシップアートコンペ2016 表彰式・クリエイターズトーク」(入場無料)で表彰されます。
また、「クリエイターズトーク」では審査員が入賞作品の受章ポイントや魅力について講評するほか、審査員が今取り組んでいることや注目しているものについてもお話していただきます。
グランシップ賞の2点については、来年度のショーウィンドウでご覧いただくことができますので、公演などでお越しの際はぜひご覧くださいね。