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音楽文化等の普及・振興
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開催レポート
音楽
クラシック

川瀬賢太郎指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
グランシップ 中学生のための音楽会

日時 2016年1月26日(火)14:00開演(13:00開場)
    1月27日(水)10:30開演(9:30開場)/14:00開演(13:00開場)    
会場 中ホール・大地
料金
全席指定/1,500円
※未就学児入場不可
※お座席は各回とも1階席後方もしくは2階席後方になります。

チラシはこちら↓
http://www.shizuoka-ebooks.jp/?post_type=bookinfo&p=4280

問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


(C)藤本史昭

県内の中学生を対象に本格的なオーケストラ演奏で交響曲をまるごと聴く1時間程度のコンサート。
一部の席を一般のお客様にご提供します。
オーケストラデビューにもおすすめ。

指揮:川瀬賢太郎
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

【曲目】
ハイドン:交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」

~指揮者からメッセージ~

皆様こんにちは!
神奈川フィルハーモニー管弦楽団とグランシップで演奏できることを心より嬉しく思います!
今回皆様に聴いて頂くプログラムは…色々悩みましたが…ハイドンの交響曲第45番「告別」とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」にしました。
えぇー!ハイドン⁈地味ー‼︎と思ったそこのあなた、侮るなかれ。ハイドンは面白いんですよ‼︎
私達神奈川フィルの音楽堂シリーズでは常任指揮者の僕はもちろん、客演で来てくださる指揮者の方々にも必ずハイドンを振ってもらっています。彼の作品には様々な仕掛けがあり、演奏者がそれを考え、感じ、理解し、お客様に伝えなくてはなりません。一筋縄ではいかないのです!だからこそ面白い‼︎今回ももちろん⁈色々仕掛けていますよ♡
ハイドン作品は言わば僕と神奈川フィルの名刺代わりなのです!お楽しみに!
そして後半はメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」です。僕はモーツァルト以来の最大のメロディーメイカーはメンデルスゾーンだと確信しています。その後だとショパン。
メンデルスゾーンの作品のメロディーはどれも本当に美しくて一気に引き込まれますね…。それにハーモニーのセンスと言ったら!
この「イタリア」も短いながらもメンデルスゾーンの魅力が最大限に詰まっていますね。旅が多かったメンデルスゾーンでなかったらこの作品は生まれなかったでしょう。
静岡で東京の指揮者が振る神奈川のオーケストラからイタリアの風をお届けします!
お楽しみに!

(川瀬賢太郎)

(C)Yoshinori Kurosawa

川瀬賢太郎 プロフィール

1984年東京生まれ。2007年東京音楽大学卒業。これまでに、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフンらの各氏に師事。
2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において2位(最高位)に入賞、2007年3月には入賞者デビューコンサートを指揮。
その後、東響、九響、読響楽団を始め、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。2009年6月群響定期公演に、2010年東フィル、名フィルの定期公演にそれぞれデビューを果たす。
2012年には細川俊夫作曲、オペラ「班女」広島公演を指揮し、オペラデビュー。
海外においても2008年、2011年にイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、2012年にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演を成功させる。
現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。2015年「渡邉暁雄音楽基金」音楽賞受賞。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 プロフィール

1970年に発足し、1978年7月に財団法人として認定を受け、神奈川県の音楽文化創造をミッションに活発な活動を続けている。年間の演奏回数は実に280回を数える(2012年実績)。2014年4月、神奈川県・横浜市をはじめとした自治体、企業、個人から多くの寄付を受けて、公益財団法人への移行を果たした。
2013年4月にはウィーンの真髄を伝えるサッシャ・ゲッツェルが首席客演指揮者に就任、2014年4月には俊英・川瀬賢太郎が国内最年少で常任指揮者に、名匠・小泉和裕が特別客演指揮者にそれぞれ就任し、芸術面での更なる飛躍が期待されている。
演奏活動の中心として創立以来開催している定期演奏会は、2014年度に300回を迎え、楽団の総力を結集した内容で好評を博している他、県内各地で特色ある演奏会を多数開催し、オーケストラの啓蒙・普及に努めている。青少年への音楽教育事業を活動の重要な柱として位置づけており、毎年100回以上の公演を開催。ワークショップを通じたオーケストラとの共演など、バラエティ溢れる企画内容で子どもたちの心に感動の渦を巻き起こしている。
オペラ、バレエ、レコーディングなどにも数多く出演し、養護施設等を対象としたボランティア・コンサートや出張コンサートも毎年開催している。
これまでに「安藤為次教育記念財団記念賞」(1983)、「神奈川文化賞」(1989)、「NHK地域放送文化賞」、「横浜文化賞」(2007)を受賞。

開催レポート

川瀬賢太郎指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団が熱演!「中学生のための音楽会」

2016年01月27日(水)

県内の中学生に本格的なクラシックコンサートを体験してもらい、コンサート会場でのマナーや楽しみ方を知ってもらうことを目的とした「グランシップ中学生のための音楽会」を開催しました。

今回は若手実力派の指揮者・川瀬賢太郎さんが率いる神奈川フィルハーモニー管弦楽団が登場!
1曲目はハイドンの「告別」を演奏。

勢いよく始まるこの曲ですが、終盤にはびっくりするような演出が。
照明が徐々に暗くなる中、演奏中にも関わらず、オーケストラの演奏者が一人、また一人と去っていくのです!

指揮者さえ去っていく中、最後に残された演奏者も暗闇に包まれます。
この衝撃的な展開に、身を乗り出して舞台を見つめる生徒さんもいらっしゃいました。

その後、指揮者の川瀬さんから本日演奏される曲についての解説がありました。
親しみやすくわかりやすいお話で、生徒さんも興味深く聞いているようでした。

2曲目はメンデルスゾーンの「イタリア」。
メンデルスゾーンが実際に旅した経験が題材になっているこの曲、特に1楽章はスピード感があって心が浮き立つ華やかさ!
曲の終了時にはブラボーの声が上がりました。

なお、「中学生のための音楽会」は、後方の空いている席を一般の方向けに販売していましたが、その参加者の方からも、「手頃な料金で充分楽しめた。」、「敬遠がちだったハイドンを楽しく聴くことができた。」とのご感想をいただきました。

2日間で多くの中学生の皆さんにご来場いただきました。
今回の経験が皆さんの心のどこかに、よい思い出として残ることができればと思います。

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