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伝統芸能の継承
上質で多彩な鑑賞
開催レポート
伝統芸能
能楽

グランシップ伝統芸能シリーズ
グランシップ静岡能(宝生流)
徳川家康公顕彰四百年を記念して、家康公の150年忌、200年忌に上演された能を再現!

日時 2016年1月24日(日)14:00開演(13:30開場)
会場 中ホール・大地
全席指定
料金 一般5,100円 こども・学生1,000円

<直前割引実施中!>
一般4,080円 

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【東部地区発!らくらくバスツアー】
「徳川家康公ゆかりの静岡浅間神社初詣&グランシップ静岡能ツアー!!<駿河のめでたき料理付>」
行程:御殿場市民会館(8:00発)⇒裾野駅(8:35発)⇒三島駅(8:50発)⇒静岡浅間神社⇒茄子の花無庵※昼食⇒グランシップ※「グランシップ静岡能」鑑賞⇒三島駅(18:00頃)⇒裾野駅(18:20頃)⇒御殿場市民会館(18:50頃)

旅行代金:おひとり様14,800円(昼食代、チケット代、バス代含む)
出発日:2016年1月24日(日) 日帰り
主催・お申し込み:御殿場総合サービス(株) TEL.0550-88-5771
チラシはこちら↓
https://www.granship.or.jp/data/pdf/27shizuokanoh_bus.pdf
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、静岡県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送
協賛 株式会社紺文
後援 静岡県教育委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


能「八島」

町人御能拝見之図

毎年人気の「グランシップ静岡能」。
ユネスコ無形文化遺産であり、静岡県にもゆかりの深い能楽。観阿弥・世阿弥父子が大成し、その後織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの将軍にも好まれ、支えられてきました。
江戸時代には幕府の式楽となり、公式な行事や慶事の際には必ず上演されました。
今回は、江戸時代の能楽公演が記録されている文献をもとに、徳川家康公150年忌、200年忌に江戸城で行われた祝賀能において、当時の宝生流能楽師によって上演された演目の一部を再現してお届けします。

演目:素謡「翁」、舞囃子「加茂」、能「八島」、狂言「末広かり」
出演:宝生和英(宝生流第二十代宗家) ほか


詳しい見どころ、番組表はこちら(チラシデータ)↓
http://www.shizuoka-ebooks.jp/?post_type=bookinfo&p=4241

公演当日、お着物でご来場の方に先着でプレゼントをご用意。
また、会場ロビーでは、江戸時代に上演された能について書かれている文献などの資料を展示します。
こちらもお楽しみに!

能「八島」 あらすじ

都の僧が西国行脚の途中、四国の八島の浦にやってきます。日暮れ頃、釣竿を肩にした老翁と若い漁夫が通りかかったので、僧が一夜の宿を乞うと老翁は家が粗末なので断りますが、僧が都の者と知ると大層懐かしがり、中へ入れます。
老翁は旅僧の求めに応じて八島での源平合戦の模様を物語ります。
その話があまりに詳しいので僧が老人の素姓を問うと、老人は暗に義経の化身であることをほのめかして消え失せます。
やがて夜になり、僧の夢中に鎧姿の義経の亡霊が現れます。生死の海に漂う義経の魂は、今また修羅道の合戦の有様をつぶさに再現します。
弓を海に取り落とし辛くもこれを拾った事や、兼房に対して弓を惜しむのではなく名を惜しむのだと答えた事などを語りますが、夜明けとともにその姿は消え失せ、八島の浜辺はうららかに晴れ渡り、波がたゆたうばかりです。
「箙」「田村」とともに勝修羅三番といわれ、勝ち戦さを主題とした、江戸時代は武士に好まれた能の一つです。古書に「義経」の別名もあります。

狂言「末広かり」あらすじ

末広というのは扇のことです。主人が来客の進物用にその末広(扇)を家来の太郎冠者に命じて都に買いにやります。ところが冠者はすっぱ(詐欺師)にまんまと欺されて、扇の代わりに傘を買わされます。持ち帰って主人に叱られますが、もし主人が叱ったら囃子物で機嫌をとるよう、すっぱに教えられた事を思い出し、「傘をさすなる春日山」と傘をひらいて囃しだすと、主人もつられて謡い囃し、めでたしめでたしで終わります。

開催レポート

珍しい勝修羅 能「八島」にご注目!

宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。
宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。
宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。
宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。
宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。

2015年12月26日(土)

毎年1月の恒例となっている「グランシップ静岡能」。
2016年は1/24(日)に開催します。

今回は、江戸時代に江戸城で上演された能を再現するというコンセプトのもと、番組表が作られました。
その中の、能「八島」は、負け戦を描いた能の演目が多い中、数少ない勝ち戦を描いた演目。
勝修羅三番と呼ばれるもののひとつです。

源義経の霊が現れて源平合戦の模様を物語るというお話。
勝ち戦を描いているということで、江戸時代の武士たちに大変好まれた作品のひとつだそうです。

新年に、華やかな能楽をごらんになってはいかがでしょうか。
チケットは現在発売中。
良いお席はおはやめにどうぞ。




宝生流第二十代宗家・宝生和英さんが三嶋大社にて能を披露しました。


2015年12月15日(火)
先日11/23には、三島市民文化会館にて「グランシップ出前公演 能楽入門公演」を開催しました。
その流れを汲んで、また1/24に開催する「グランシップ静岡能」の関連イベントとして、歴史ある三嶋大社で宝生流第二十代宗家の宝生和英さんが能を奉納しました。

神主さんに先導され、能楽師が裃を着けて御殿に向かいました。


この後、御殿の中で参拝をし、舞殿(↑写真右)で、連吟「四海波」と、仕舞「岩船」を奉納。

厳かな雰囲気の中にも、開かれた舞殿での能は、参拝に来られていたお客様に見守られ、あたたかい雰囲気さえも感じられました。
神様も喜んでいたのかもしれませんね。

無事に奉納を済ませたあと、三嶋大社の向かいにある「大社の杜みしま」のレストランのテラスで、プラスアルファのイベントを開催しました。
「大社の杜みしま」を建設、運営している加和太建設社長の河田社長と宝生氏の対談形式と、参加者による交流会。


それぞれフィールドは異なりますが、若くして組織の代表になられているお二人に、これからどんな活動をしていきたいかやこれまでの苦労話などの裏話を聞かせていただきながら、文化を通した地域活性などのお話などを参加されたみなさんとざっくばらんにお話することができました。
どんなジャンルであれ、強い信念を持ちながらまわりのみなさんとの連携を深めて取り組んでいくことの大切さをみなさん感じていたように思います。

難しそうとか敷居が高そうに感じる能楽も、その分野で一生懸命取り組んでいる方を知ることで、親しみを感じるきっかけになりなすね。

宗家がご出演される「グランシップ静岡能」は、1/24(日)に開催。

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