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文芸・美術等の振興
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文芸

徳川家康公顕彰四百年記念
ムセイオン静岡・グランシップ主催

連続講座「静岡×徳川時代」⑧ 『徳川日本の美術と博物趣味』

日時 2016年1月16日(土) 14:00~
会場 静岡県立美術館 講堂
※グランシップではありませんのでご注意ください
料金 一般1,000円 学生300円 ※高校生以下無料

【通し券】 ※詳細はページ最下部参照
全7回通年券/一般7,500円 学生2,400円
2~4回前期券/一般2,500円 学生750円(第1回は無料) 
5~8回後期券/一般5,500円 学生1,700円
主催 ムセイオン静岡、公益財団法人静岡県文化財団
共催 徳川家康公顕彰四百年記念事業推進委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


芳賀徹(静岡県立美術館館長)

「物類品室」扉(東京大学図書館)

芸能・文化のジャンルから徳川(江戸)時代の静岡県にスポットをあてた全8回の連続講座もいよいよ最終回。
「徳川の平和」が列島を満たしていた18世紀の日本では、当時のヨーロッパやアメリカと同じく、博物学が発達しました。家康の時代に、中国王朝・明の李時珍著『本草網目』が舶載されると、当時の学者に大きな影響を与え、貝原益軒や平賀源内などが大きな功績を残すようになります。次第に学者だけでなく、大名、農民、市井の人々さえも調査や美麗細密な図譜製作に熱中したとも言われています。
その後、美術の側からも博物学に関心を持つ画家も多く、科学と芸術が親しんで相互に発展した豊かな時代でした。
当時の文献や美術品から、徳川時代の美術、博物学に迫ります。

講師:芳賀徹(静岡県立美術館館長)

連続講座

①初回特別無料講座
5/23(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「総論 芸能入門の入門~交流する芸能~」 
講師:山田和人(同志社大学文学部国文学科教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

②6/13(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「静岡の食文化」
講師:赤坂治績(江戸文化、歌舞伎研究家) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

③7/11(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「能と静岡~徳川家と能楽 観世家~」
講師:山階彌右衛門(観世流能楽師)

④9/5(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「富士山と白隠」
講師:芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所元教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑤10/24(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「静岡と書物~山田長政~」
講師:鈴木大治(あべの古書店店主) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑥11/14(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「グランシップ寄席」
出演:宝井琴星(講談師)、柳亭市馬(落語家)、桧山うめ吉(俗曲)

⑦12/19(土)14:00~ グランシップ10階1001会議室
「旅の人 十返舎一九」
講師:松井今朝子(歴史時代小説家)

⑧2016/1/16(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「徳川日本の美術と博物趣味」
講師:芳賀徹(静岡県立美術館館長)

開催レポート

連続講座【最終回】「静岡×徳川時代⑧ 徳川日本の美術と博物学」を開催しました

2016年01月16日(土)

昨年5月から8回にわたり開催してきた連続講座、ムセイオン静岡・グランシップ主催「連続講座 静岡×徳川時代」の最終回が行われました。
寒い中、多くの方にご来場いただきました。

最後は、静岡県立美術館館長・芳賀徹先生が、「徳川時代の美術と博物学」と題して講演。
江戸時代の本草学者・貝原益軒、画家・尾形光琳、伊藤若冲などの資料を紹介しながら、ユーモアを交えながらお話してくださいました。

徳川家康公顕彰400年を記念して開催した本連続講座も今回で終了。
生活文化、美術、芸能など、多彩な視点から江戸時代に注目してきました。
当時の様子を現代の私たちが触れても、当時の人々が心豊かに暮らしていたことが伝わります。

歴史の中で伝えられる文化、また新しい時代に生まれる文化、どちらも生活を豊かにする要素の一つには違いありません。
これからの未来に、どんな文化を残していくのかも今を生きる私たちの役割かもしれませんね!

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