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文芸

徳川家康公顕彰四百年記念
ムセイオン静岡・グランシップ主催

連続講座「静岡×徳川時代」⑦ 『旅の人 十返舎一九』

日時 2015年12月19日(土)14:00~
会場 全席自由/10階1001会議室
料金 一般1,000円 学生300円 ※高校生以下無料
<<定員に達したため、受付終了>>

【通し券】 ※詳細はページ最下部参照
全7回通年券/一般7,500円 学生2,400円
2~4回前期券/一般2,500円 学生750円(第1回は無料) 
5~8回後期券/一般5,500円 学生1,700円
主催 ムセイオン静岡、公益財団法人静岡県文化財団
共催 徳川家康公顕彰四百年記念事業推進委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


松井今朝子

<<定員に達したため、受付終了>>

徳川家康公顕彰四百年を記念し、徳川時代の静岡をテーマに、芸能・文化のジャンルに注目して開催する全8回の連続講座の第7回目。

歌舞伎に造詣が深く、直木賞作家の松井今朝子氏の講演会。江戸時代のベストセラー「東海道中膝栗毛」の執筆者で駿府出身の十返舎一九について紹介。一九が駿府を飛び出した理由と、どうしてベストセラー作家になったのかを解説。

講師:松井今朝子(直木賞作家)

講師プロフィール

1953年京都市生まれ。割烹「川上」の長女として祇園に育つ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹に入社。
歌舞伎の企画・制作に携わる。退社後もフリーとして歌舞伎の脚色・演出・評論に携わった後、作家デビュー。97年『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞受賞。
2007年『吉原手引草』で第137回直木賞受賞。

連続講座

①初回特別無料講座
5/23(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「総論 芸能入門の入門~交流する芸能~」 
講師:山田和人(同志社大学文学部国文学科教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

②6/13(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「静岡の食文化」
講師:赤坂治績(江戸文化、歌舞伎研究家) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

③7/11(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「能と静岡~徳川家と能楽 観世家~」
講師:山階彌右衛門(観世流能楽師)

④9/5(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「富士山と白隠」
講師:芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所元教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑤10/24(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「静岡と書物~山田長政~」
講師:鈴木大治(あべの古書店店主) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑥11/14(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「グランシップ寄席」
出演:宝井琴星(講談師)、柳亭市馬(落語家)、桧山うめ吉(俗曲)

⑦12/19(土)14:00~ グランシップ10階1001会議室
「旅の人 十返舎一九」
講師:松井今朝子(歴史時代小説家)

⑧2016/1/16(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「徳川日本の美術と博物趣味」
講師:芳賀徹(静岡県立美術館館長)

開催レポート

連続講座「静岡×徳川時代」7「旅の人 十返舎一九」直木賞作家の松井今朝子さんの講演会を実施しました!

2015年12月19日(土)

本年の徳川家康公顕彰400年を記念して開催している、ムセイオン静岡・グランシップ主催 連続講座「静岡×徳川時代」⑦『旅の人 十返舎一九を開催しました。講師は、直木賞作家・松井今朝子さん。
みなさんの期待も大きく、定員いっぱいのお申し込みをいただきました。

江戸時代に活躍した駿府出身の十返舎一九は、今の静岡市葵区両替町の出身。
「東海道中膝栗毛」のヒットで有名ですが、生涯を通して多くの旅に出かけていたとのこと。
なぜ一九が旅に出たのかや、当時の出版事情なども分かりやすくお話いただきました。

途中、黄表紙を見せていただきながら江戸時代の人々のユーモアあふれる面に触れることができました。

静岡に暮らす私たちでも、一九の人となりや、具体的に活躍していた様子などを詳しく知る人は少ないようで、今回参加していただいたお客様のアンケートでも、「一九の事をもっと知りたいので参加した」という事が書かれていました。
元々、浄瑠璃や歌舞伎の研究をされていた松井今朝子さんのお話は大変興味深く、綿密な取材に基づいたものということが感じられたかと思います。
最後には、連続講座のコーディネーターの小ニ田誠二先生とのトークセッション。

江戸時代の研究をされている学者という立場の小二田先生と、作家という立場の松井先生というお二人。
学者は、いろいろな資料に基づき事実を集める一方、分からないところがあるとそこを繋ぐ部分が欠けてしまうこともあるそうで、作家の方は、その部分をイメージして物語をスムーズにつなげることができるのがうらやましいと仰っていました。
歴史に思いを馳せるということも、それぞれの立場で違うということですね。

さて、連続講座も次回1/17が最終回。
次回は、静岡県立美術館の芳賀徹館長の講演会。
こちらも参加者を募集しています。
是非お楽しみに!

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