11月28日上映!懐かしの映画会洋画劇場「素晴らしき哉、人生!」見どころ紹介
2015年11月26日(木)
こんにちは、グランシップサポーターのOです。
11月28日(土)にグランシップ懐かしの映画会「洋画劇場」が開催されます。
今回はサスペンス映画の傑作、「第三の男」とクリスマス映画の定番、「素晴らしき哉、人生!」の2作品を上映します。
今日は「素晴らしき哉、人生!」の見どころを紹介します。
「素晴らしき哉、人生!」(1946年 アメリカ映画 モノクロ130分) 13:30 開演
監督:フランク・キャプラ
脚本:フランク・キャプラ フランセス・グッドリッチ アルバート・ハケット
音楽:ディミトリ・ティオムキン
この映画は「アメリカの良心」と言われるフランク・キャプラ監督の傑作でアメリカの善良な市民生活をユーモアを交えて、ハートウォーミングに描いています。アメリカ映画で「最も元気の出る映画」としてクリスマスには必ずと言っていい程上映されて、「クリスマス映画の定番」と言われています。タイトルバックにクリスマスカードをあしらっており、名匠フランク・キャプラからのクリスマスプレゼントのようです。
◆あらすじ
自分の夢を追いながらも父親の急死にともない、大学を諦めて家業の住宅貸付組合を継ぎ、小さな町で働かなければならなくなったジョージ(ジェームス・スチュアート)は、町一番の富豪の悪徳銀行家ポッター(ライオネル・バリモア)の圧力に負けず、友人達に支えられてまじめに働いていた。幼馴染みのメアリー(ドナ・リード)と結婚したが、新婚旅行の矢先に、世界大恐慌が起こり、ジョージは旅行を諦めて、旅費から預金者に現金で払い戻した。やがて子供たちにも恵まれて幸福な日々が続き事業も好転しつつあった。しかし、世界大戦中のあるクリスマスの前日、叔父のアンクル(トーマス・ミッチェル)が銀行に預けるはずの大金を置き忘れてしまい、とうとう倒産のはめになってしまう。万策尽き自暴自棄になったジョージは、その夜絶望のあまり橋の上から投身自殺を図ろうとする。その時、一瞬早く奇妙な老人が身投げしたため、彼は必死になって老人を助けることになってしまった。その老人はなんと見習い天使だという・・・・。
◆みどころ
アメリカの当時の世相、大恐慌や第2次世界大戦を背景に、ことごとく自分の夢が叶わなくなった青年ジョージ・ベイリーを好漢ジェームス・スチュアートが好演しています。
ジョージを囲む役者も豪華で、幼なじみでジョージと結婚するメアリー役のドナ・リードは良妻賢母にぴったり。助演陣では「駅馬車」のトーマス・ミッチエル(叔父)、西部劇役者ワード・ボンド(巡査)、ライオネル・バリモア(悪徳銀行家)、ヘンリー・トラバース(老天使)のそれぞれの役にはまった演技も見どころです。
度重なる不幸に絶望したジョージが、老天使に連れて行かれた世界とは?このシーンの俳優たちの演技、フランク・キャプラの演出からは目が離せません。
元の世界に戻ったジョージにはある奇跡が起こります。彼を救ったのはどんな奇跡か、ジョージが気付いた「素晴らしき人生」とはなにか、ぜひお楽しみに。
グランシップ懐かしの映画会「洋画劇場」はまだまだご予約を受付中!ご家族やお友達同士で足をお運びください。
また11月28日はグランシップオープンシアターデーとして、「冬のおくりもの2015」を開催します。
http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=1226
連日ご紹介している、舞台技術のお仕事体験やグランシップたんけんツアー、ピアノコンサートなど、どなたでも1日楽しく遊べるイベントが目白押し!
また17時からはグランシップオリジナルのクリスマスツリー点灯式。
本日ご紹介した「素晴らしき哉、人生!」のあとは映画の余韻をそのままに、1階エントランスのクリスマスツリーのもとに足を運んではいかがでしょうか?
「第三の男」(1949年 イギリス映画 モノクロ105分) 10:30 開演
監督:キャロル・リード
脚本:グレアム・グリーン
音楽:アントン・カラス
*1949年カンヌ国際映画祭グランプリ
*1950年アカデミー賞撮影賞(白黒)
*1952年キネマ旬報外国映画ベストテン第2位
映画史に残る傑作といわれるこの作品は、緻密でテンポのよいストーリーの展開、個性的なキャステング、光と影が織りなす映像美と斜め構図のカメラワーク、今でも口ずさまれる、アントン・カラスのツィターの緩急自在の音楽など、映画ファンでなくても一度は観ておきたい名作です。
◆あらすじ
アメリカの売れない西部劇作家ホリー・マーチンス(ジョセフ・コットン)は親友のハリー・ライム(オーソン・ウエルズ)を訪ねて、第2次世界大戦の戦勝国(米英ソ仏)の管理下にあり、戦禍で荒廃し、闇商人が横行するウィーンにやってくる。しかし、ハリーはすでに交通事故で亡くなっていた。ハリーの埋葬に立ち会ったマーチンスは英軍のキャロウェイ少佐(トレバー・ハワード)から、ハリーが最も悪質な闇商人だったと知らされたが信じることができない。ハリーへの友情から事の真相を確かめるため、ウィーンに滞在することにしたマーチンスは、ハリーの恋人だった女優のアンナ(アリダ・ヴァリ)と知り合う。二人は事故の目撃者であるハリーの宿の門衛から事故現場に「第3の男」がいたことを突き止める。しかし、有力な証言を残した門衛は何者かに殺害され、事件は迷宮入りかのようになる一方、アンナは身分証偽造の疑いで警察に拘留されてしまう・・・。
◆みどころ
タイトルバックのツィターの弦がテーマ曲「ハリー・ライムのテーマ」を奏で、この物語が幕を開けます。
そして物語中盤、建物の門の暗がりから、窓の明かりに照らされて、不敵な笑みをたたえたある人物が白く浮かび上がります。この映画の最も有名で衝撃的な映像です。
ラストシーン、静かなツィターの調べの中、墓地の枯葉散る並木道を歩いてくる傷心のアンナを慰めようとマーチンスは待ち受けますが、アンナは見向きもせずに去っていきます。このラストシーンをワンカットで撮ったカメラワークもこの映画がいつまでも語り継がれる所以です。
見どころたっぷりの「第三の男」、皆さん是非ご覧ください。
11月28日開催 グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場「第三の男」を紹介!
2015年11月20日(金)
こんにちは、グランシップサポーターのOです。
11月28日(土)に開催されるグランシップ懐かしの映画会「洋画劇場」の上映作品を紹介します。
今回はサスペンス映画の傑作、「第三の男」とクリスマス映画の定番、「素晴らしき哉、人生!」の2作品。
今回は「第三の男」の見所を紹介します。
「第三の男」(1949年 イギリス映画 モノクロ105分) 10:30 開演
監督:キャロル・リード
脚本:グレアム・グリーン
音楽:アントン・カラス
*1949年カンヌ国際映画祭グランプリ
*1950年アカデミー賞撮影賞(白黒)
*1952年キネマ旬報外国映画ベストテン第2位
映画史に残る傑作といわれるこの作品は、緻密でテンポのよいストーリーの展開、個性的なキャステング、光と影が織りなす映像美と斜め構図のカメラワーク、今でも口ずさまれる、アントン・カラスのツィターの緩急自在の音楽など、映画ファンでなくても一度は観ておきたい名作です。
◆あらすじ
アメリカの売れない西部劇作家ホリー・マーチンス(ジョセフ・コットン)は親友のハリー・ライム(オーソン・ウエルズ)を訪ねて、第2次世界大戦の戦勝国(米英ソ仏)の管理下にあり、戦禍で荒廃し、闇商人が横行するウィーンにやってくる。しかし、ハリーはすでに交通事故で亡くなっていた。ハリーの埋葬に立ち会ったマーチンスは英軍のキャロウェイ少佐(トレバー・ハワード)から、ハリーが最も悪質な闇商人だったと知らされたが信じることができない。ハリーへの友情から事の真相を確かめるため、ウィーンに滞在することにしたマーチンスは、ハリーの恋人だった女優のアンナ(アリダ・ヴァリ)と知り合う。二人は事故の目撃者であるハリーの宿の門衛から事故現場に「第3の男」がいたことを突き止める。しかし、有力な証言を残した門衛は何者かに殺害され、事件は迷宮入りかのようになる一方、アンナは身分証偽造の疑いで警察に拘留されてしまう・・・。
◆みどころ
タイトルバックのツィターの弦がテーマ曲「ハリー・ライムのテーマ」を奏で、この物語が幕を開けます。
そして物語中盤、建物の門の暗がりから、窓の明かりに照らされて、不敵な笑みをたたえたある人物が白く浮かび上がります。この映画の最も有名で衝撃的な映像です。
ラストシーン、静かなツィターの調べの中、墓地の枯葉散る並木道を歩いてくる傷心のアンナを慰めようとマーチンスは待ち受けますが、アンナは見向きもせずに去っていきます。このラストシーンをワンカットで撮ったカメラワークもこの映画がいつまでも語り継がれる所以です。
見どころたっぷりの「第三の男」、皆さん是非ご覧ください。
http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=1347
次回は11月28日(土) 13:30開演の「素晴らしき哉、人生」の紹介をします。