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第一線で活躍する5人の詩人のことばのリレー
2015年しずおか連詩の会 in 浜松

日時 2015年11月8日(日) 14:00~
会場 クリエート浜松(浜松市中区早馬町2番地の1)
料金 参加料:500円
主催 公益財団法人静岡県文化財団、公益財団法人浜松市文化振興財団、静岡県
共催 静岡新聞社・静岡放送
後援 静岡県教育委員会、浜松市教育委員会、静岡県詩人会
問合せ (公財)静岡県文化財団 TEL.054-203-5714

今年で16回目をむかえる「しずおか連詩の会」。三島市出身の詩人・大岡信さんの監修のもとに、国内外で活躍している詩人が集まり、3日間かけて創作した連詩を発表、朗読します。

※本年は浜松市のクリエート浜松にて開催いたします。

【参加詩人】
野村喜和夫、覚和歌子、町田康、三角みづ紀、岡本啓


デジタルチラシはこちら

http://www.shizuoka-ebooks.jp/?post_type=bookinfo&p=4051


野村喜和夫/覚和歌子

◆野村喜和夫(のむらきわお) 詩人

詩集「特性のない陽のもとに」で歴程新鋭賞、「風の配分」で高見順賞、「ニューインスピレーション」現代詩花椿賞受賞など。評論「移動と律動と眩暈と」及び「萩原朔太郎」で鮎川信夫賞ほか著訳書多数。英訳選詩集「Spectacle&Pigsty」で2012Best Translated Book Award in Poetry(USA)を受賞。
戦後世代を代表する詩人の一人として現代詩の最先端を走り続けている。

◆覚 和歌子(かく わかこ) 詩人・音楽家

ムーンライダーズ、夏川りみ、平原綾香、smapなどに歌詞を提供。2001年「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」作詞でレコ大金賞。映画「ヤーチャイカ」で谷川俊太郎と共同監督・脚本・原作担当。自らのバンドを率いて国内外でライブ活動を展開中。ソロCD「ベジタル」(2014valb)が好評。朗読、翻訳、舞台演出、絵本創作など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。米国ミドルベリー大学日本語学特別講師。写真詩集「yes」(小学館)が今秋刊行予定。

町田康/三角みづ紀/岡本啓

◆町田 康(まちだ こう) 作家

1962年大阪生まれ。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。
01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した。


◆三角みづ紀(みすみみづき) 詩人

1981年鹿児島生まれ。大学在学中に第42回現代詩手帖賞、第1詩集で第10回中原中也賞を受賞。第2詩集で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い、自身のユニットのCDを2枚発表しスロベニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。2014年、第5詩集『隣人のいない部屋』で第22回萩原朔太郎賞を史上最年少受賞。美術館での展示や作詞等、あらゆる表現を詩として発信している。第6詩集『舵を弾く』を思潮社より刊行。

◆岡本 啓(おかもとけい) 詩人

1983年生まれ、京都市在住。アメリカ、ワシントンDCに1年半滞在していたとき『現代詩手帖』に投稿した詩で、2014年の現代詩手帖賞を受賞。帰国後、上梓した第1詩集『グラフィティ』で本年度の中原中也賞、H氏賞を受賞。20代後半になって詩にふれ、詩を書きはじめる。拙さと同時に、そこにあわせ持つ突出した新鮮さが評価されている。

開催レポート

「2015年しずおか連詩の会in浜松」の発表会が開催されました。

2015年11月09日(月)

11/5からはじめて浜松市にて創作を開始した「2015年しずおか連詩の会」。
3日間の創作期間を経て、11/8にクリエート浜松にて発表会を行いました。

あいにくの天気にも関わらず、たくさんのお客様にご来場ただきました。

当日は、覚和歌子さんが体調を崩されて冒頭のみ挨拶でご出演。

今回巻きあがった詩のタイトルは「明るい浦に鳴る音」。
出来上がったばかりの詩を、詩人自らが朗読しました。こういった場面も、「しずおか連詩の会」ならではの光景。
ちなみに、初参加の町田康さんは全編を朗読することに驚いていらっしゃいました・・・。
(覚さんの部分は、さばき手の野村喜和夫さんが朗読しました。)

その後、連詩の一部を解説しました。

創作時のエピソードや、前の詩のどんな部分を受けて創ったのか、文字を見ただけではちょっと分かりにくいものも、どういった状況なのか、何を空想したのかなどを詩人自らが解説。
時折、笑い声も聞こえる和やかな会となりました。

会場のロビーには、10月に県内で行ったワークショップの作品を展示しました。

今年は、はじめて参加した町田康さん、岡本啓さんの参加で新しい風が吹いた連詩の会となりました。
筆者は、本番当日に町田さんが「PUNK」と書かれたTシャツを着てくださったことにも喜びを感じてしまいました。

今回できた作品は、グランシップ広報誌の次号(12/15発行)に全編掲載します。
お楽しみに!





「2015年しずおか連詩の会」2日目。

2015年11月06日(金)

昨日から始まった「2015年しずおか連詩の会」。
今日は、創作会場を浜名湖畔の舞阪協働センターに移しての実施です。

建物の前には、きれいな浜名湖が広がります。

今日は、第15編めの覚和歌子さんからの創作開始。
しかし、覚さんは体調不良のため、ホテルのお部屋からの参戦。

2日目ということもあり、みなさんの距離感もぐっと近くなった印象です。

朝10時ころから開始した創作も夕方になり・・・

そんな太陽はもうすっかりいなくなり、外は暗くなっていますが、
今日の創作はまだまだ続きます。

ただ今、24編目を町田康さんが完成させ、さばき手の野村先生に「いい展開ですね!」とお言葉をもらっていました。

さて、2日目の今日は何編目まで出来上がるでしょうか?
創作の様子は、twitterやfacebookで報告中です。

https://twitter.com/GRANSHIP_

https://www.facebook.com/granship.shizuoka/





しずおか連詩の会2015始まりました!

2015年11月05日(木)

「しずおか連詩の会2015in浜松」が始まりました。

今日から3日間、5人の詩人が浜松で詩の創作に取り組みます。
創作部屋はなごやかな雰囲気のなかにもなんともいえない緊張感があります。

一句、それを受けてまた一句と独特のリズムで連詩の創作が進みます。
詩には浜松の景色や音が織り込まれ、詩がつながるごとに豊かな言葉の世界が広がっていきます。

今回初参加の岡本さんは、自分が作った詩をすぐに皆に見てもらい説明をするということが新鮮で、これまでにない特殊な体験と語っていました。

あと2日間、どんな作品ができるかとても楽しみです。

完成した作品の発表はクリエート浜松にて11月8日(日)14時~
【参加詩人】
野村喜和夫、覚和歌子、町田康、三角みづ紀、岡本啓

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