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この事業は終了しました

開催レポート
講演会

グランシップ「しずおかの文化講演会」
~プラモデルの世界首都・静岡~アートに昇華した箱絵「ボックスアート」の魅力

日時 2015年10月17日(土) 14:00~(13:30開演)
会場 9階 910会議室
料金 800円 ※事前申込制。当日会場にてお支払ください
問合せ
グランシップチケットセンター
TEL054-289-9000 FAX054-203-5716(10:00~18:30 ※休館日は除く)
メールinfo@granship.or.jp
※住所・氏名・電話番号・参加人数をお知らせください。


島村英二「重巡洋艦筑摩」

上田毅八郎「戦艦大和」

全国のプラモデル生産の約8割という圧倒的なシェアを誇る静岡県。
そのプラモデル産業の発展には「プラモデルの箱絵=ボックスアート」の存在が大きく関わっていました。
本講演会では上田毅八郎氏をはじめとする著名なボックスアート作家を紹介しながらプラモデル産業の発展の変遷を辿り、アートにまで昇華したボックスアートの魅力に迫ります!
なお、会場では現役のボックスアート作家であるイラストレーター島村英二氏の作品等を展示します。

講師:榎戸真弓(ボックスアート研究家)、島村英二(イラストレーター)
コーディネーター:八木洋行(「しずおかの文化新書」編集長)

お申込みはコチラから!

榎戸真弓プロフィール

静岡市出身。1991年フリープロデューサーとして活動を始め、クリエイト・コミュニケイション創を設立。
番組・CM制作、イベントプロデュース等を手がける。
著書「戦艦大和を描いた男 上田毅八郎伝」他。

島村英二プロフィール

静岡市出身。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとしてプラモデルメーカーのタミヤに在籍後、フリーランスイラストレーターとして現在に至る。

開催レポート

「ボックスアートの魅力」講演会、終了しました!

今回展示にご協力いただいた(株)タミヤの田宮会長と講師のみなさん。

2015年10月18日(日)

10月17日(土)に、しずおかの文化講演会「アートに昇華した箱絵『ボックスアート』の魅力」を行いました。
今回の講師は榎戸真弓さんと、イラストレーター島村英二さんです。

会場内には、島村さんと、(株)タミヤ所蔵のボックスアートが展示され、来場者のみなさんは熱心にご覧になっていました。

まず、榎戸さんから、世界のプラモデル業界における静岡県の位置付けについての解説がありました。
生産シェアの高さ、そして質においても「プラモデルの世界首都」といっても過言でないほど静岡県の存在感が大きいということをあらためて確認できました。

そして静岡県出身・在住のボックスアート作家、上田毅八郎さんの紹介がありました。

上田さんは太平洋戦争で従軍されていましたが、戦艦が大好きで、時間さえあれば戦艦のスケッチを熱心にされていたそうです。





74式戦車、F-4C/Dファントム、マクラーレンホンダF1 等、ボックスアートを間近で見られます!

2015年10月16日(金)

10月17日(土)14:00開催のしずおかの文化講演会「アートに昇華した箱絵『ボックスアート』の魅力」の会場内で展示される作品が搬入されました。
今回は、講師の島村英二さん所蔵の作品と、株式会社田宮模型所蔵の作品合わせて11点を展示します。

「陸上自衛隊74式戦車」、「重巡洋艦 筑摩」、「simica5」、「74式戦車・M23戦車」、「ルノーFourgonnette」、「ロータス91」、「マクラーレンホンダF1 」、「日本戦艦大和」(上田毅八郎氏作)、「F-4C/Dファントム2」(N.ギャロウェイ氏作)・・・等、陸・海・空の名機の数々がそろい踏み!

会場では、ボックスアートの原画を近くでご覧いただくことができます。
緻密に描きこまれた細部を、ぜひご覧ください。
作業の合間にスケッチをすることから、描くスピードがとても速く、また実際に様々な戦艦を見ていたことから他に類を見ない圧倒的なリアリティを持った絵が生まれたとのことでした。
(資料が上田さんの絵でしか残っていないものもあるとか。)

会場内には上田さんの作品「戦艦大和」の原画の展示もありましたが、風や波の音が聞こえてくるようでした。
また、船が切る波や、煙の様子などで船の重量やスピードを示す等、風景も重要な要素だということがわかりました。

島村さんからは、ボックスアートを描くに至るまでの経緯や、タミヤ模型でデザインをされていた頃のエピソードなどが披露されました。
実際はグリーン一色の戦車を描くときに、あえて紫色を使用したところ、職場の先輩に「空の青さが映っているよう」と評価され、リアルな描写にデザイナーの感性をプラスすることで、より良い絵となるということを思うに至ったとのことでした。

また、描かれる機械にリアリティを持たせるために人物の描写はとても重要で、その動きを描くために、自分でポーズをとった写真をもとにデッサンをされていたそう。島村さんは、CGを使わず手描きで描いていらっしゃいますが、デッサン力の高さはそんな経験の中でさらに磨かれていったようです。

また、ボックスアートはパッケージデザインとして販売促進についても大きな役割を担っています。
各社、とても気を遣っている部分が側面とのこと。確かに見ますよね!

終了後も、来場者のみなさんは、展示された作品を鑑賞しながら、講師のお二方と和やかにお話しをされていました。
模型の箱に込められた、デザイナーの思いや工夫を知ることができた講演会でした。





プラモデルの箱絵から模型産業の発展のヒミツがわかる「しずおかの文化講演会」開催間近!

2015年10月14日(水)

10月17日(土)のしずおかの文化講演会「アートに昇華した箱絵『ボックスアート』の魅力」が間近に迫ってまいりました。

ボックスアートとは、プラモデルの箱絵のこと。
プラモデルを選ぶ時の重要な決め手ですよね!
細部まで精緻に描きこまれたモチーフと迫力ある背景で、一枚の絵からリアルな空気感や物語を感じることができます。

また、ボックスアートは絵としての完成度が高いばかりでなく、時代ごとの嗜好の移り変わりに沿った展開をしていることから、プラモデル産業の歴史が反映されたものでもあります。
そこには静岡県が全国でトップシェアを誇るプラモデル産業の発展の歴史が秘められています。

当日は、ボックスアート研究家で「戦艦大和を描いた男 上田毅八郎伝」の著者・榎戸真弓さんと、プラモデルメーカー「タミヤ模型」に在籍経験もあり、現在もボックスアートを手掛けるイラストレーター・島村英二さんをお迎えします。
会場内には、島村さんの作品の展示もあります。細密な描写の作品を是非間近でご覧ください!

イラストやプラモデルファンのみならず、静岡県の近代産業史に興味のある方、デザイナー、また経営者や企業の販促担当の方にも興味深くご覧いただける内容となっています!
ぜひお気軽にお越しください!

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