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グランシップ伝統芸能シリーズ
人形浄瑠璃 文楽
日本が世界に誇る大人の人形劇
日時 |
2015年10月12日(月・祝) 昼の部13:30~/夜の部18:00~ (開場は開演の30分前) |
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会場 |
中ホール・大地 全席指定 |
料金 |
一般3,600円 こども・学生1,000円 昼夜通し券6,480円 2階席1,000円 ※2階席は上から見下ろすため、人形が見にくく、舞台が見切れますので予め御了承ください。 ※昼夜通し券は、グランシップチケットセンター窓口またはお電話でご予約ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★10/5(月)10:00~直前割引開始! 一般 3,600円 ⇒ 2,880円 2階席 1,000円 ⇒ 800円 ※こども・学生は1,000円です。 ★10/12(月・祝)当日券は、12:00~中ホール前にて販売開始します。 昼の部、夜の部とも同時販売。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★東部地区発!バスツアー情報 <<受付は終了しました>> 徳川家康公没後400年記念!久能山東照宮参拝とグランシップ文楽公演ツアー≪清水魚市場河岸の市の昼食付≫ 出発日:平成27年10月12日(月・祝) 旅行代金 大人 14,800円/中学生以下 9,800円 (代金に含まれるもの:チケット代・プログラム代・昼食代・ロープウェイ往復料金・東照宮拝観料・東照宮博物館入館料・バス代) 行程:御殿場市民会館(7:10発)⇒御殿場駅(7:20発)⇒裾野駅(8:05発)⇒三島駅(8:25発)⇒沼津駅(8:55発)⇒久能山東照宮⇒河岸の市※昼食⇒グランシップ※文楽鑑賞(13:30~16:15頃)⇒沼津駅(18:15頃)⇒三島駅(18:45頃)⇒裾野駅(19:15頃)⇒御殿場駅(19:50頃)⇒御殿場市民会館(20:00頃) 主催・お申込み:御殿場総合サービス(株) TEL.0550-88-5771 |
主催 | 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、公益財団法人文楽協会 |
協賛 | 株式会社紺文 |
後援 | 静岡県教育委員会 |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL054-289-9000 |
日本が世界に誇る伝統芸能「人形浄瑠璃 文楽」。
今年は、近松門左衛門の名作「心中天網島」ほか、時代物の名作「絵本太功記」などを上演。
字幕表示や、出演者による解説もあるので、初めての方でもお楽しみいただけます。
公演当日、お着物でご来場の方に先着でプレゼントをご用意。
演目:昼の部/「団子売」、「心中天網島」~天満紙屋内の段 ~大和屋の段 ~道行名残りの橋づくし
夜の部/「絵本太功記」~夕顔棚の段 ~尼ケ崎の段、「日高川入相花王」~渡し場の段
配役表はこちら
https://www.granship.or.jp/data/pdf/27bunraku_haiyaku.pdf
※昼の部の「心中天網島」に出演予定でした、竹本津駒大夫は急病のため休演させていただくこととなりました。
代演は豊竹呂勢大夫が務めますので、ご了承ください。
★8/29(土)事前レクチャー
「山川静夫のここがみどころ・ききどころ~義太夫節にせまる~」
https://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=1298#ac1
★チケット購入者限定特別イベント
「わかる!文楽入門講座」
10/12(月・祝) 17:00~17:30
会場:6階 交流ホール
公演に出演している人形遣いによる解説や実演などを間近でごらんいただけます。
対象:「人形浄瑠璃 文楽」にチケットをお持ちの方。
参加無料、予約不要(直接会場へお越しください)
あらすじ
<団子売>
掛け声もにぎやかに杵で団子をつく、仲のよい夫婦の団子売。しっとりとした踊りに軽快な踊り…。清元の『玉(たま)兎(うさぎ)月(つきの)景勝(かげかつ)』(1820)をもとにした景事です。
<心中天網島>
享保5年(1720)12月、竹本座で初演。10月に起きた大坂の網島での心中を題材とした近松門左衛門の世話物です。上中下三巻のうち、中之巻「天満紙屋内」、下之巻「大和屋」「道行名ごりの橋づくし」をご覧いただきます。
紙屋治兵衛は、妻子がありながら、遊女小春と心中を約束。ところが、小春が別れたがっていると知り、だまされたかと激怒して絶縁。その後すぐに小春は治兵衛のライバル太兵衛に請け出されることに…。太兵衛に身請けされるなら自害すると言っていたものを、こんな不実な女に未練はない、治兵衛がそう言い切るや、〝小春が死ぬ!助けて!〟と慌て出す妻のおさん。実は、小春が、命以上に大切に思いながらも治兵衛との別れを決断したのは、思い切れないところを思い切り、夫の命を助けてほしいと手紙で訴えたおさんの心を受けとめてのことだったのです。それほどに誠実な小春が太兵衛を嫌って自害するのは確実。小春を死なせることはできない―金や質入する衣類をかき集め、夫に身請けを勧めるおさん。そこへ訪れたのは、治兵衛との離縁を望むおさんの父。おさんが無理やり実家へ連れ戻されたその夜、治兵衛は大和屋で小春と会い、網島の大長寺で心中…。
正妻である商家の女房と愛人である遊女が、本来相容れない立場を超えて、人を愛する気持ちに変わりのない女性同士として、互いの心情を理解し、身を犠牲にしてまでも誠意を尽くすという、近松ならではの物語です。「女房の懐には鬼が住むか蛇が住むか」と夫に顧みられない辛さを訴え、小春を身請けした後の立場を夫に問われて、「子供の乳母か、飯炊きか」と泣き崩れるおさんの姿が胸に迫ります。
<絵本太功記>
1582年、本能寺において織田信長を滅ぼし、わずか十日ほどで羽柴秀吉に敗北、命を落とした明智光秀。読本『絵本太閤記』の大ヒットを受け、逆臣とされる光秀を苦悩する忠臣として近松柳ほかが合作し、寛政11年(1799)に道頓堀若太夫芝居で初演、発端に十三段が続く時代物です。
暴虐非道な主君尾田春長を本能寺で滅ぼした武智光秀。暴君から天下万民を救うためでしたが、主殺しを断じて許せない悪と見る母のさつきは、心の汚れた不孝者とは一緒にいたくないと、息子のもとを去って尼ヶ崎へ。一方、備中で敵を攻めていた真柴久吉は光秀の謀反を知るや、すぐに都へ向けて進軍、途中、尼ヶ崎の近くで光秀勢との合戦に。この戦が初陣となる光秀の息子十次郎も討ち死を覚悟して祖母を訪ね、許嫁の初菊と祝言の盃を交わし、出陣しました。
その後、宿を乞うた旅の僧がさつきの勧めで風呂へ。それを竹藪から窺っていた光秀は、この僧こそ久吉と見抜き、外から竹槍で風呂場を一突き。ところが、中から聞こえたのは母の悲鳴。僧の正体も光秀の魂胆をも察していたさつきは、主殺しの罪深さを思い知らせるために、わざと息子の手にかかったのでした。そこへ味方の敗北を知らせたのは、瀕死の十次郎。一夜も添わずに夫を失う初菊の悲嘆。母殺しを妻に非難されようと決して信念の揺るがなかった光秀も、さすがに堪えられず慟哭。久吉は日を改めて天王山で勝負することに…。
母にも妻にも理解されない孤独、家族を破滅させた苦悩。兵庫・尼崎を舞台として光秀とその家族の悲劇を豪快に描いた、全篇のクライマックス、十段目をお届けいたします。
<日高川入相花王>
和歌山に伝わる安珍清姫の物語を題材とした並木宗輔ほか合作の五段の時代物『道成寺現在蛇鱗(どうじょうじげんざいうろこ)』(1742・豊竹座)の四段目から、清姫が安珍を追って日高川を渡る場を改作。現行の外題は別の浄瑠璃(1759・竹本座)のものです。
女を連れて道成寺へ向かった安珍を追う清姫。渡し守に拒まれて川を渡れず、恋人を慕って泣き伏していた姫が、やがて恋人に裏切られた憎しみから大蛇となり、安珍を取り殺そうと激流を泳いで行く…人形の激しい動き、三味線の力強さに圧倒される人気演目です。