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開催レポート
講演会

徳川家康公顕彰四百年記念
ムセイオン静岡・グランシップ主催

連続講座「静岡×徳川時代」① 『総論 芸能入門の入門~交流する芸能~』

日時 2015年5月23日(土) 14:00開演
会場 全席自由/9階910会議室
料金 参加無料

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6/13(土)の2回目以降は有料。オトクに参加できる通し券もご用意しています。
【通し券】 ※詳細はページ最下部参照
全7回通年券/一般7,500円 学生2,400円
2~4回前期券/一般2,500円 学生750円(第1回は無料) 
5~8回後期券/一般5,500円 学生1,700円
主催 ムセイオン静岡、公益財団法人静岡県文化財団
後援 徳川家康公顕彰四百年記念事業推進委員会
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000

徳川家康公顕彰四百年を記念し、徳川時代の静岡をテーマに、芸能・文化のジャンルに注目して開催する全8回の連続講座の第1回目。

初回の特別講座として、本連続講座のラインナップ、見どころについてコーディネーターの小ニ田誠二氏(静岡大学人文社会科学部教授)が紹介します。

また、後半には「総論 芸能入門の入門~交流する芸能~」と題して、日本の伝統芸能とは何かを分かりやすく解説する講演会を実施。
能、文楽、歌舞伎などを通して、その多様性にもせまります。
講師:山田和人(同志社大学文学部国文学科教授)

講師プロフィール

山田和人

同志社大学文学部教授、同志社大学文学研究科博士課程後期課程教授、PBL推進支援センター長、日本近世文学会常任委員、芸能史研究会評議委員、日本文学協会委員、近松研究所評議委員、長浜市文化財審議委員。
【専門】
1952年生まれ。江戸時代前後の日本近世芸能・演劇の研究に従事、国内外の人形芝居の調査も行なっている。近年は、からくり人形の調査・研究に意欲的に取り組んでいる。著書に、『古浄瑠璃の研究と資料』、編著『豊竹座浄瑠璃集三』、共編『私説昭和の文楽』『古浄瑠璃正本集加賀掾編・角大夫編』、共著『岩波講座歌舞伎・文楽第八巻近松の時代』他多数。
【教育】
国文学科では、伝統文化継承者試験を企画・実施し、伝統文化の保存と継承に尽力している。よき観客を育てるために、南座顔見世狂言や文楽のチケット(一等席)無料配布を例年提案・実施している。大学の課外活動支援としては、同志社大学能楽部顧問・同志社小劇場顧問・同志社喜劇研究会顧問などを務めている。
大学教育では、PBL推進支援センター長として、全国のPBL実践校とのネットワーク構築に邁進しており、講演・シンポジウム・フォーラムを企画・推進している。
【大学教育関連】
「アクティブ・ラーニングとしてのPBL〜「同志社大学プロジェクト科目」(テーマ公募制・教養教育科目)の試み」『大学教育と情報』147号(私立大学情報教育協会)2014年9月。「PBLの学びを最大値にするために―同志社大学プロジェクト科目の場合に即して―」『大学時報』349号(日本私立大学連盟)2013年3月。「君は何ができるようになったのか」『学生・職員と創る大学教育』(ナカニシヤ出版)2012年2月(注:プロジェクト学習と初年次教育についての実践=PBLの専門教育への導入)。「プロジェクト学習とポートフォリオ」『文部科学教育通信』227〜229号連載(ジアース教育新社)2009年9〜10月。
【全学教育活動関連】
2004年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム「プロジェクト主義教育による人材育成 『プロデュース・テクノロジー』の創成」、2006年度「公募制のプロジェクト科目による地域活性化~往還型地域連携活動のモデルづくりを目指して~」、2008年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム「プロジェクト・リテラシーと新しい教養教育~課題探求能力を育成するPBL教育の方法論的整備~」に関わり、推進してきた。


 

連続講座

①初回特別無料講座
5/23(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「総論 芸能入門の入門~交流する芸能~」 
講師:山田和人(同志社大学文学部国文学科教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

②6/13(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「静岡の食文化」
講師:赤坂治績(江戸文化、歌舞伎研究家) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

③7/11(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「能と静岡~徳川家と能楽 観世家~」
講師:山階彌右衛門(観世流能楽師)

④9/5(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「富士山と白隠」
講師:芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所元教授) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑤10/24(土)14:00~ グランシップ9階910会議室
「静岡と書物~山田長政~」
講師:鈴木大治(あべの古書店店主) コーディネーター:小二田誠二(静岡大学人文社会科学部教授)

⑥11/14(土)14:00~ グランシップ6階交流ホール
「グランシップ寄席」
出演:宝井琴星(講談師)、柳亭市馬(落語家)、桧山うめ吉(俗曲)

⑦12/19(土)14:00~ グランシップ10階1001会議室
「旅の人 十返舎一九」
講師:松井今朝子(歴史時代小説家)

⑧2016/1/16(土)14:00~ 静岡県立美術館講堂
「徳川日本の美術と博物趣味」
講師:芳賀徹(静岡県立美術館館長)

開催レポート

「静岡×徳川時代」連続講座の第1回目を開催しました!

5/23(土)からいよいよ「連続講座『静岡×徳川時代』」がスタート。

初回は無料ということもあり、たくさんの方が熱心にご参加くださいました。


最初に、本連続講座のコーディネーターでもあり、静岡大学人文社会科学部の小ニ田誠二教授が連続講座の見どころや楽しみ方を分かりやすく解説。

続いて、今回の講師、同志社大学文学部の山田和人教授が、歌舞伎や文楽、能などの日本の伝統芸能の特徴を分かりやすくお話してくださいました。

たとえば、海外のオペラやクラシックは、舞台と観客がきちんと区別されている事に比べて、歌舞伎は役者の登場で大向こうさんから「○○屋!」などの掛け声がかかります。
役者の演技も、ここでお客さんの拍手を!というように、動作をゆっくりして見得を切ったりと、舞台と客席が一緒になってそのお芝居を創り上げるという特徴があります。
そう言われてみると、確かに!という、日本人が自然に感じていることがあることが分かりました。
グランシップでは、クラシックコンサートから伝統芸能まで多彩な公演を実施していますが、「クラシックコンサートの拍手のタイミングが分からない」という声を聞くこともあるので、そういったことなのかもしれませんね。

また、歌舞伎や文楽で同じ演目を上演することも多いですが、その演出の違いを映像で同時進行しながら解説してくださいました。

文楽では人形がその役を演じ、歌舞伎は役者が演じます。その動きやしぐさなどを比較したり、演出方法を比べることでそれぞれの魅力を改めて感じることもできました。

山田先生の明るく楽しいお話で、会場のお客様も大きくあいづちを打ったり、笑いがおきたりとあっという間に時間が経ったように感じました。

最後には、小ニ田先生とのトークセッションで、静岡が舞台になった演目などもご紹介。

来場者のアンケートからは、「自分が暮らしている静岡をもっと知りたい」というご意見が多く見られ、高い関心を持たれている様子がうかがえました。

次回は、6/13(土)14:00~。
会場は静岡県立美術館講堂で開催します。
次は徳川時代の「食文化」のお話。
講師は、歌舞伎研究家の赤坂治績先生です。

次回もお楽しみに!!

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