この事業は終了しました
1月29日(木)10:00開場
10:30~12:10 おかあさん
13:00~15:10 浮雲
1月30日(金)10:00開場
10:30~12:10 めし
13:00~14:50 乱れ雲
日本映画の名作を35ミリフィルムで楽しめる貴重な機会。
男女の心のあや、生きることのはなかさを描いた成瀬巳喜男監督の代表作を上映します。昭和に輝く四大女優の名演技をご堪能ください。
日本映画の名作を35ミリフィルムで楽しめる貴重な機会。
男女の心のあや、生きることのはなかさを描いた成瀬巳喜男監督の代表作を上映します。昭和に輝く四大女優の名演技をご堪能ください。
◆おかあさん [1952年 新東宝]
監督:成瀬巳喜男 脚本:水木洋子 原作:〈森永母を讃える会〉選定「全国児童綴方集」より
出演:田中絹代 香川京子 岡田英次 片山明彦 加東大介 三島雅夫 ほか
解説:全国の小学生から募集した作文をまとめた「おかあさん」をもとに、女流脚本家の第一人者、水木洋子が脚本化した作品。戦災で失ったクリーニング店をようやく再開したのもつかの間、夫は過労で病床に伏し、病弱な長男は息を引き取った。娘二人と幼い甥をかかえて懸命に働く母の姿を、思春期の長女の目を通して描いている。丁寧で緻密なカットの積み重ねにより独自の世界を築き上げた「キネマ旬報」ベストテン第7位の作品。
(白黒 スタンダード 98分)
◆浮雲 [1955年 東宝]
監督:成瀬巳喜男 脚色:水木洋子 原作:林芙美子
出演:高峰秀子 森雅之 岡田茉莉子 山形勲 中北千枝子 加東大介 ほか
解説:〈文芸映画〉〈女性映画〉の第一人者と言われた成瀬監督が、林文学の最晩年の長篇小説を映画化。戦時中、勤務先の仏印で激しい恋に陥った一組の男女が、戦後の荒廃した日本でその不倫関係を断ち切れない様子を描く。あきらめても裏切られても離れられない二人のやるせなさは、何かにすがりつかずには生きていけない人間の業の深さを描いた成瀬の代表作。微妙な心の揺れを表現した高峰秀子と森雅之の演技は敬服すべきものがある。「キネマ旬報」ベストテン第1位。
(白黒 スタンダード 123分)
◆めし [1951年 東宝]
監督:成瀬巳喜男 監修:川端康成 脚色:井手俊郎 田中澄江 原作:林芙美子
監督:成瀬巳喜男 監修:川端康成 脚色:井手俊郎 田中澄江 原作:林芙美子
出演:上原謙 原節子 島崎雪子 杉葉子 風見章子 杉村春子 ほか
解説:結婚生活も5年が過ぎ、倦怠期を迎え始めた夫婦。そこに突然、夫の姪が転がり込んできたことから、二人の暮らしに思いもよらぬ波乱が生じ始める。美男美女の主演二人が、本作ではともに中年にさしかかり、平凡で退屈な男と所帯やつれした女になったさまを、見事に好演。原作は林芙美子の未完の新聞連載小説。その結末が、叙情と繊細極まりない演出のなかに開花している。黒澤、溝口、小津に続く〈日本の巨匠〉として、世界に認められた代表作の一つ。
(白黒 スタンダード 97分)
◆乱れ雲 [1967年 東宝]
監督:成瀬巳喜男 脚本:山田信夫 音楽:武満徹
出演:加山雄三 司葉子 森光子 浜美枝 草笛光子 加東大介 ほか
解説:事故とはいえ車で人をひき殺した青年商社マン、その事故により突然エリート役人の夫を失った幸福の絶頂にいた女。普通ならば交わることのない二人の微妙に揺れ動く心理と葛藤を、淡々としたカトの積み重ねで的確に描き出し、人間の内面に切り込んだ社会ドラマへと昇華させている。深い憎しみが徐々に愛情に変わり、自らの理性と感情の相克に悩む難しい役柄を好演した司葉子の代表作であり、成瀬監督の遺作。
(カラー シネマスコープ 108分)
※この映画会は、グランシップサポーターが実行委員会を設けて企画したものです。私たちは静岡県の文化振興を応援します。
※フィルムの状態により、音声や映像に乱れがある場合があります。ご了承ください。
※フィルムの状態により、音声や映像に乱れがある場合があります。ご了承ください。
★開催決定!★
グランシップ懐かしの映画会 洋画劇場
2015年2月22日(日)
10:30~ 「E.T.」 13:30~ 「カサブランカ」
10:30~ 「E.T.」 13:30~ 「カサブランカ」
会場/グランシップ 2階映像ホール
全席自由/1作品500円 こども(3歳~中学生)100円
お申し込み/住所・氏名・電話番号・参加人数を下記までお知らせください。
お申し込み/住所・氏名・電話番号・参加人数を下記までお知らせください。
グランシップチケットセンター
TEL 054-289-9000 FAX 054-203-5716 Eメール info@granship.or.jp
TEL 054-289-9000 FAX 054-203-5716 Eメール info@granship.or.jp
★同時開催 <観覧無料>★
高松宮妃のおひなさま展
高松宮妃のおひなさま展
2015年2月13日(金)~3月3日(火) ※期間中無休
10:00~17:00(最終入場は16:30まで) 6階展示ギャラリー
徳川慶喜公の孫にあたられる高松宮妃喜久子さまが、ご成婚の際にお持ちなった京雛を展示。いにしえの宮廷を写し取ったかのうように成功に作り込まれた雛人形・葵の御紋があしらわれた調度品の数々をご堪能ください。
10:00~17:00(最終入場は16:30まで) 6階展示ギャラリー
徳川慶喜公の孫にあたられる高松宮妃喜久子さまが、ご成婚の際にお持ちなった京雛を展示。いにしえの宮廷を写し取ったかのうように成功に作り込まれた雛人形・葵の御紋があしらわれた調度品の数々をご堪能ください。