クリエイティヴアーツ・ネット クリエイティヴダイレクター、サウンド・ストラテジーズ株式会社代表取締役。
ロンドン交響楽団の楽団員として、世界的に有名な教育プログラム『ディスカバリー』に中心的な立場として参加。その功績が高く評価され、英国王立歌劇場（ロイヤルオペラハウス）にエデュケーション部長として就任し、ソフトウェア「In2arts（イン・トゥ・アーツ）」を開発。この「In2arts」は、BBCテレビニュースでも特集され、教育技能省によって英国イングランド内すべての中学校に設置されている。
2008年アカデミー賞受賞作品（短編アニメ部門）の映画『ピーターと狼』のエデュケーション・ディレクターとして映画製作に携わり、ロイヤル・アルバート・ホールとフィルハーモニア管弦楽団の協力のもと、エデュケーション・プログラムの開発にあたった。またロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の依頼により、ドイツ銀行がスポンサーとなっている教育プログラムの評価指導を任されている。英国のみならず、南アフリカやアメリカ、ヨーロッパ各地でのエデュケーション・プログラムにも関わっており、幅広い実践にもとづく経験を持っている。

【日本での実績】
主に社団法人日本オーケストラ連盟の教育プロブラムのコンサルタント役として2000年以降毎年来日。各地のオーケストラを中心に、全国20校の小学校と２校の大学を訪れワークショップやレクチャーを行い、シンポジウムにも参加。また、公共文化施設等の主催で、地域の子どもたちや学校の先生、また音楽家のためのエデュケーション･プログラムにも関わっている。

北海道札幌市出身。日本での音楽活動の後、1971年に渡英。これまでに日英の多くのアーティストをプロデュース。1989年ロンドンにベアフット・レコーディング・スタジオを設立し、音楽制作の拠点とする。1995年にはベアフット日英交流団体を設立。音楽やスポーツを通じて日英の若者の交流を深め、国際人を育成する活動を行っている。
日本で実施されたマイク・スペンサーのワークショップでは、毎回ファシリテーターをつとめている。