2014年08月20日（水）

菊川文化会館アエルで、「山川静夫のここがみどころ・ききどころ～文楽人形遣いにせまる～」を開催しました。

とても暑い日でしたが、多くのお客様にご来場いただきました。

まずは、はじめて文楽をご覧になる方も多くいらっしゃったので、文楽人形に登場してもらい、お客様と触れあっていただきました。
かわいらしい〝おその”という人形がゆっくりと客席内をまわりました。
みなさん、間近で見るその表情やしなやかな動きに感嘆の声。

普段こういった機会はありませんので、とても素敵な時間でしたね。
1体の人形を３人で遣うのも、とても大変です。

前半には、山川さんから9/28に菊川文化会館アエルで上演される演目の解説。

そして後半は、人形遣い吉田一輔さんから人形の仕組みを教えていただきました。

今、人形の首（かしら）をつくる職人さんがいなくて、昔から受けつがれているものを大切に修理しながら使っているそうです。

そして、ご来場のお客様の中に人形遣いの体験をしていただきました。

人形を持つのも動かすのも本当に大変！
一輔さんに教えていただきながら、人形を動かしました。
実際にさわってみると、その動かし方や３人の息を合わせることが大変だということがわかりました。
特に足遣いの方は、中腰の姿勢ですので体力的にもキツイですね！

最後には「艶姿女舞衣～酒屋の段」の一部を実演していただきました。
やはり、プロのテクニックで会場のみなさんを一気に惹きこみました。

ご来場のみなさん、終始熱心にお話を聞いていらしてあっという間の2時間だったかと思います。
次はいよいよ9/28の本番。
事前レクチャーで学んだことを踏まえて鑑賞するとより一層楽しむことができると思います。

「人形浄瑠璃　文楽」は9/28（日）菊川文化会館アエルで開催。