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グランシップ出前公演
国立劇場 歌舞伎鑑賞教室(裾野市)
歌舞伎初心者や学生の方にオススメです!
日時 |
2014年6月26日(木) 午前の部11:00~/午後の部14:30~ |
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会場 |
裾野市民文化センター 大ホール (裾野市石脇586) 【交通アクセス】 ◎電車で ・JR御殿場線裾野駅よりバスまたはタクシーで約15分 ・JR御殿場線岩波駅よりバスまたはタクシーで約10分 ◎車で ・東名高速道路裾野ICより約6分 ・新東名高速道路長泉・沼津ICより約20分 |
料金 |
全席指定/一般3,600円 こども・学生1,000円 (税込) 出発:静岡駅南口(8:45)→清水駅西友前(9:15)→歌舞伎鑑賞教室<午前の部>→内浦漁業協同組合≪漁師飯(新体験!漁港で食べる新鮮なアジは格別!)とお買い物≫(14:00~15:30)→帰路(17:30~18:00) 旅行代金:9,800円(観劇・交通費・昼食・保険含)
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主催 | 公益財団法人静岡県文化財団、裾野市民文化センター(指定管理者:株式会社ケイミックス)、静岡県、独立行政法人日本芸術文化振興会 |
後援 | 静岡県教育委員会、裾野市教育委員会 |
問合せ |
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 裾野市民文化センター TEL.055-993-9300 |
毎年グランシップで開催している「国立劇場 歌舞伎鑑賞教室」。
今回は裾野市民文化センターでの出前公演。
静岡方面からのバスツアーもご用意しています。詳細は下記をごらんください。
解説付きで、初めての方や学生にもうれしい本公演。
人気と実力を兼ね備えた俳優陣による名作歌舞伎を上演します。
「解説 歌舞伎のみかた」
森鷗外=原作
宇野信夫=作・演出
「ぢいさんばあさん」 三幕 中村扇雀、中村橋之助 ほか
高根宏浩=美術
川瀬白秋=筝曲
第一幕 江戸番町美濃部伊織の屋敷
第二幕 京都鴨川口に近い料亭
第三幕 江戸番町美濃部伊織の屋敷
出演:中村扇雀、坂東亀三郎、
中村国生、中村虎之介
中村児太郎、中村橋之助 ほか
【イヤホンガイド】
鑑賞をより楽しめるイヤホンガイドを会場ロビーにご用意しています。(有料)
貸出の際に1,500円をお支払いただき、返却時に保証金1,000円が戻されます。
★事前レクチャー
5/24(土) 山川静夫のここがみどころ・ききどころ
https://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=1007
出演者プロフィール
中村扇雀 (屋号:成駒屋)
昭和35年12月19日生まれ。坂田藤十郎の次男。兄は中村翫雀。42年11月歌舞伎座『紅梅曽我』の箱王丸で中村浩太郎を名のり初舞台。平成7年1月大阪・中座『本朝廿四孝』の八重垣姫ほかで三代目中村扇雀を襲名。
62年関西で歌舞伎を育てる会演技賞。63年に2回と平成元年に十三夜会賞奨励賞。
(美しい顔だち、気品の高さ、初々しさに近代的知性を兼ね備えた女方。最近は立役にも果敢に挑戦し、特に父が得意とする上方歌舞伎の和事の芸の継承に意欲を燃やして芸域を拡げつつある。)
中村橋之助 (屋号:成駒屋)
昭和40年8月31日生まれ。七代目中村芝翫の次男。兄は中村福助。45年5月国立劇場『柳影澤蛍火』の吉松君で中村幸二の名で初舞台。55年4月歌舞伎座『沓手鳥孤城落月』裸武者石川銀八ほかで三代目中村橋之助を襲名。
平成2年関西で歌舞伎を育てる会優秀賞。4年浅草芸能大賞新人賞。7年松尾芸能賞新人賞。7年と10年に眞山青果賞奨励賞。23年日本芸術院賞。
(長身で華のある二枚目。最近はスケールの大きさも加わり、荒事や実悪の役も好評を得ている。次代の歌舞伎界を背負って立つホープとして、意欲的な試みにも盛んに挑戦している。)
ぢいさんばあさん
江戸番町に居を構える美濃部伊織と妻るんは、評判のおしどり夫婦。ところが、伊織は喧嘩で負傷したるんの弟・宮重久右衛門に代わり、京で一年間、二条城在番を勤めなければならなくなります。
伊織とるんは庭の桜を眺めて名残を惜しみ、翌年の桜の時節での再会を誓うのでした。
三ヵ月後の京。伊織が友人らを招いて、買い求めた古刀のお披露目の宴を催していると、酒に酔った同輩の下嶋甚右衛門が現れます。
実は、伊織は古刀を買い求める代金の一部を下嶋に借りたものの、当の下嶋を宴に招いていなかったのでした。伊織は下嶋に罵倒されてもじっと耐えますが、足蹴にされてついに斬りつけてしまいます。下嶋は河原に落ち、命を落とします。伊織は越前国の大名・有馬家へお預けの身となり、るんは伊織の帰りを待つ内に息子を病気で亡くした後、筑前国の大名・黒田家へ奉公に出ます。
それから三十七年。伊織は罪を赦されて放免となり、るんは隠居を願い出て、年老いた二人は番町の旧宅でようやく再会を果たします・・・。
文豪・森鷗外の短編を宇野信夫が巧みに脚色した作品です。人生の無情と、夫婦の変わらぬ情愛が描かれた心温まる名作を、橋之助の伊織、扇雀のるんという息の合ったコンビでお楽しみください。