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伝統芸能
落語

「そして、つながる。―文化・劇場が持つチカラ―」シリーズ
グランシップ寄席 ―語・縁―
“古典落語の名手”柳家さん喬、岩手県遠野市の“語り部”が登場!

日時 2014年3月14日(金)
18:30開演(18:00開場)
会場 6階 交流ホール
全席指定
料金 一般3,500円→2,800円(直前割引価格) こども・学生1,000円 
※未就学児入場不可

★「グランシップ寄席 ―語・縁―」のチケット提示で、3/8(土)~30日(日)「ぼくたちの3年~写真展「生きる」から見えるもの」の入場料が無料!
※期間中1回限り有効
 3/16(金)は18:30まで延長営業。「グランシップ寄席」の前に是非ご鑑賞ください。
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


柳家さん喬

「そして、つながる。―文化・劇場が持つチカラ―」シリーズのひとつ。
艶のある声とやわらかな物腰、丁寧な情景描写で人気の落語家、柳家さん喬が3年ぶりにグランシップに戻ってきます。
また、岩手県遠野市の“語り部”をお迎えし、東北地方の昔話をお届けします。

「語り」という日本の伝統芸能である話芸の魅力を改めて楽しめる特別公演。


※出演者変更について

柳家さん喬 プロフィール

“古典落語の名手”と呼ばれ、東京の独演会は常に満席。”今、一番見たい落語家”の一人であり、落語界の中核的存在。
卓越した表現力による、登場人物の心理や四季の情景描写による人情噺は特に定評がある。寄席での高座に力を入れて芸に専心していることから落語通から高い評価を受ける一方で、端正な顔立ちと艶のある声、やわらかな物腰で、女性ファンも多く幅広い層から人気を得ている。

1948年、東京都生まれ。1967年に五代目柳家小さんに入門。前座名は小稲。1968年に初高座。1972年に二ツ目に昇進、さん喬となる。
1981年、真打昇進。2006年、落語協会常任理事に就任。弟子には、若手実力派の柳家喬太郎、 牧之原市出身の柳家喬四郎らがいる。
2011年3月の東日本大震災直後に「グランシップ名人会」に出演し、今回3年ぶりの公演となる。

【受賞歴】
1984年 国立演芸場金賞受賞
1986年 選抜若手演芸大賞真打部門大賞受賞
1987年 文化庁芸術祭賞受賞
1994年 第11回浅草演芸大賞新人賞受賞

遠野の語り部 プロフィール【出演者変更】

<遠野の昔話>
柳田國男の『遠野物語』でもおなじみ、数多くの昔話・伝説がのこる岩手県遠野市。山に囲まれた盆地であり、沿岸部と内陸部の中間に位置する遠野には、昔から様々な人々が出入りすることで数多くの伝承がもたらされてきた。囲炉裏をかこんで子どもたちに語られてきた昔話は、今なお語り部たちの手によって脈々と語り継がれている。遠野市内には、河童やザシキワラシなどの民話とゆかりのある場所が現在も数多く残され、遠野は民話のふるさととしても知られている。

高柳エス子  ※出演者が工藤さのみさんから高柳エス子さんに変更になりました
昭和11年(1936年)、遠野市に生まれる。市内の小学校に勤務、平成3年(1991年)退職。子どもの頃に聞いて、点線で覚えている昔話を思い出し、しっかり語りたいと思うようになり、遠野物語研究所主催の「語り部教室」に入会。本格的に学ぶ機会を得て、平成11年から遠野語り部の仲間入りをする。
観光客にボランティアとして語りはじめ、ホテル「あえりあ遠野」では、宿泊客に年間を通して語る。その他、修学旅行生や団体客に語りつづけてきた。また、昔話語り部館が「とおの座」としてリニューアルされ、そこでも通年で語りをしている。


工藤さのみ ※健康上の理由により出演できなくなりました
1944年、遠野市附馬牛(つきもし)町生まれ。昔話の持つ奥深さに触れ、1986年から、幼い頃に母から聞いた昔話を語り始める。語り部教室で学んだ仲間と共に、中心市街地活性化事業の空き店舗対策と連携して、とおの昔話語り部「いろり火の会」を結成し、会長を務める。遠野市内をはじめ、全国各地で遠野の昔話を語る活動をしている。


 

開催レポート

「グランシップ寄席 ―語・縁―」開催しました。

2014年03月15日(土)

「そして、つながる。―文化・劇場が持つチカラ―」シリーズとして開催した「グランシップ寄席 ―語・縁―」。
今回は、3年ぶりの出演となる落語家・柳家さん喬、前座には二ツ目の柳家小太郎、また岩手県遠野市の語り部・高柳エス子さんの出演でした。
さん喬師匠も3年前のことを覚えていてくださり、当時のエピソードのお話もありました。

小太郎さんは先日も静岡での出演機会があったようで、その時とはまた別の「鷺とり」というネタ。

さん喬師匠はさすが、一瞬で客席の空気を引きこみました。
一席目は「抜け雀」、ニ席目は「花見の仇討」。

また、岩手県遠野市の語り部は、予定していた工藤さのみさんに代わって、高柳エス子さん。

震災後のこと、静岡県と遠野市とのご縁、遠野の語り部とはどんなものかもわかりやすく教えてくださいました。
エス子さんは、「河童淵のはなし」「おしらさま」「遠野物語の九十九話 明治二十九年三陸大津波の話」を聞かせてくれました。
優しい語り口で、客席のみなさんも耳をよーくすませてお話に聞き入りました。
昔から語り継がれているお話で、クスッと笑ってしまう場面や、ちょっと残酷で悲しい場面もあったり、頭の中で色々なイメージが膨らんで、落語と同じく語りの魅力をたっぷり楽しめる時間でした。

また、今回遠野市とのご縁が生まれるきっかけとなった静岡県ボラティア協会さんの被災地でのボランティア活動の様子もパネルで紹介しました。

東日本大震災から3年、まだまだ解決できていないことも山積みですが、この震災を忘れずに被災地に思いを寄せ続けることが大切ですね。





「グランシップ寄席―語・縁―」岩手県遠野市の語り部も出演。

2014年02月27日(木)

3/14(金)に開催する「グランシップ寄席―語・縁―」。

今回は人気実力とも文句なしの落語家・柳家さん喬とともに出演するのが、岩手県遠野市で活動する語り部・工藤さのみさん。

遠野市は、柳田國男の「遠野物語」で有名な地域です。
語りの文化は、昔から大人から子どもへとお話を聞かせていたことで続いている遠野ならではの文化です。
今では、遠野市の旅館や語り部について知ることのできる施設などで聞くことができます。

今回、「グランシップ寄席」に出演していただくことになったのは、東日本大震災後に静岡県ボランティア協会が派遣したボランティアが遠野市に拠点をつくって活動したというところから縁が生まれました。
遠野市は岩手県の内陸部にあるので、沿岸部に比べて震災の被害が少なく、遠野市に静岡県のボランティアの拠点となる施設ができました。

そこから沿岸部にバスで移動し、活動を行い、また夕方に遠野市に戻るということが約2年間続きました。
そこで遠野の語り部のみなさんが、活動を終えて遠野に戻ってくるボランティアのみなさんにも昔話を聞かせてくれました。

昔話もたくさんのお話があるので、どんなお話をするのかはお客さんの顔やその場の雰囲気を読み取って決めます。
こんなところは落語家と重なる面もありますね!

滅多に聞くことのできない、東北地方の受けつがれてきた文化。
静岡で楽しめる貴重な機会です。
ほっこりした昔話、楽しんでみませんか。小学生以上なら入場OKです。

3/14(金)18:30~
「グランシップ寄席―語・縁―」



「グランシップ寄席―語・縁―」岩手県遠野市から語り部も!

2014年01月31日(金)

「そして、つながる。―文化・劇場がもつチカラ―」シリーズとして、3/14(金)に開催する「グランシップ寄席―語・縁―」。

今回は、人気実力とも兼ね備えた落語家・柳家さん喬が3年ぶりに登場。

人間国宝・柳家小さん門下であり、また柳家喬太郎はじめ多くの弟子を抱えていることでも知られています。
今回はどんな噺を聞かせてくれるか楽しみですね!

また、今回の「そして、つながる。~」のシリーズでは、東日本大震災から3年ということを機に、各多彩な事業で東北地方に思いを寄せる取り組みをしています。
3/14の「グランシップ寄席」では、岩手県遠野市で、古くから語り継がれてきた昔話や民話を今でも伝えている“語り部”の工藤さのみさんもお迎えします。

語り部の工藤さんは、遠野市だけでなくイタリア・サレルノ市での国際映画祭の表彰式でも「語り」の文化を披露するなど積極的に活動されています。
目の前のお客様の雰囲気などを汲みとって、どんな話にするのかを決めていくところなどは、落語家などの噺家さんと似ている部分もありますね!

語り部さんから昔話を聞く事は、静岡県に暮らす私たちにとっては貴重な機会。
日本の“語りの文化”をたっぷり堪能できる「グランシップ寄席」。
小学生からご入場できますので、ご家族でお楽しみいただけます!

「グランシップ寄席―語・縁―」
3/14(金) 18:30~
全席指定/一般3,500円 こども・学生1,000円

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