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グランシップしずおかの文化講演会
富士山から伝説を考える
しずおかの文化新書15「富士山の祭りと伝説 ~その知られざる起源に迫る~」関連企画
日時 | 2014年2月8日(土)14:00開演(13:30開場) |
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会場 | 9階 910会議室 |
料金 | 800円 ※事前申込制、当日会場にてお支払いください |
主催 | 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県 |
問合せ |
◆お申込み グランシップ「しずおかの文化講演会」係 TEL 054-289-9000 FAX 054-203-5716 メール info@granship.or.jp 住所・氏名・電話番号・参加人数を明記の上、上記までお申し込みださい。 |
富士山麓には、さまざまな伝説が伝えられています。これらの中には「むじな和尚」のように、静岡県の中部・東部・伊豆、神奈川県、東京都の多摩地区、そして山梨県というように、富士山の周辺だけに色濃く分布しているものがあります。
一方で、同じようなものが富士山周辺に限らず分布している場合もあります。例えば、天子ヶ岳の瓔珞(ようらく)つつじにまつわる伝説「炭焼長者」は、同様のものが全国に見られるだけでなく、その源流は中国にあるという意見もあります。また、富士山麓には湯之奥金山をはじめとして金山採掘に関わる伝説が多くありますが、類似のものが全国に見られます。それは、武田氏が金山開発に熱心だったためだけでなく、鉱山技術者の全国的な活躍を想定する必要があるかもしれません。
このように、富士山麓にまつわる伝説の成立が、富士山と関わりがあるのかどうか考えます。
◆講師: 大嶋善孝(静岡県立島田工業高校教諭、日本民俗学会会員)
1954年生まれ。筑波大学大学院歴史人類学研究科単位修得。専門は、民俗学、特に日本の口承文芸。著書論文に『日本伝説大系』第5巻(共著、みずうみ書房)、「日本における国際比較―関敬語の企て―」(『口承文芸研究』30号)など。
◆コーディネーター: 八木洋行(「しずおかの文化新書」編集長)
★本講演会は、「しずおかの文化新書」関連企画です。
しずおかの文化新書15「富士山の祭りと伝説 ~その知られざる起源に迫る~」(2014 年1 月末発行予定)
【しずおかの文化新書|シリーズ富士山】
しずおかの文化新書1 「人はなぜ富士山頂を目指すのか」
しずおかの文化新書7 「湧水 ~富士山に消える24億トンの水の行方~」
しずおかの文化新書12「植物の富士登山 ~植物の垂直分布や植生から見える富士山の姿~」
定価500円
県内書店、インターネットにて全14刊好評発売中!