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静岡県文化財団が発行する「しずおかの文化新書」第14弾、「駿河湾 桜えび物語~駿河湾の名物120年の歴史を紐解く~」の出版に連動して、執筆者による講演会を開催します。
サクラエビは静岡県の特産物として広く知られ、富士山を背に富士川河川敷に広がるサクラエビの素干しの鮮やかな桜色の風景は、静岡県を象徴するような光景となっています。けれど、その実態については案外知られていません。
現在、サクラエビは駿河湾のほか東京湾や相模湾の深海にも生息しますが、漁獲されるのは駿河湾だけ。まさに静岡県の名物です。
そんなサクラエビについて学び、静岡の魅力を再発見しませんか?
サクラエビは富士山の雪解け水が流れ込む湾奥部で生まれ、深海と上層を行き来しながら1年余の寿命を生きます。120年前にある偶然から始まったサクラエビ漁は、急速な発展、公害問題、漁獲減少など、漁師たちのさまざまな闘いや試行錯誤があり、激動の歴史を歩んできました。そこには近年の漁業自体が抱える課題も垣間見えます。
豊かな自然が育んだサクラエビの知られざる生態、漁の変遷、美味しい食べ方・街の名店など、サクラエビを丸ごと解説し、その現在と未来の姿に迫ります。
講師:川口円子(静岡産業大学非常勤講師)
コーディネーター:八木洋行(「しずおかの文化新書」編集長)
◆“地域をめぐる知の冒険”「 しずおかの文化新書」についてはこちら
https://www.shizuoka-cf.org/kikan/index.html