2013年03月28日(木)
グランシップの芝生広場にある桜の木をご存じですか?
実は、静岡県出身の写真家、大竹省二さんが植樹した桜なのです!
最近では暖かくなり、過ごしやすくなってきましたね。
桜も咲き始めましたよ!
グランシップからは富士山も見えますし、桜・富士・グランシップと絶好の撮影ポイントになりそうですね。
大竹省二さんの桜が咲き始め、ちょうど6階展示ギャラリーでは大竹省二写真展を開催中…
4月7日まで開催の「大竹省二写真展 PASSAGE~旅の行方~」は500円とお手頃な価格でご覧いただけます。
未発表作品を含む、オールモノクローム121点という大満足の写真展ですので、ぜひ一度ご来場ください!
大竹省二さんが、ヨーロッパ、アメリカ、日本などを旅路とした中で出会った瞬間をテーマに、切り取られた一瞬をお楽しみいただけます。会場内のBGMにもこだわっておりますので、五感で楽しめる写真展ですね!
会場内のお洒落な雰囲気を、ぜひ感じてみてください。
大竹省二写真展は4月7日まで開催しています!
【PASSAGEの楽しみ方 その4】帝王・カラヤンとの距離
2013年03月27日(水)
前回の楽しみ方で紹介したように、本展では世界的な文化人を撮影した写真も多く展示しています。
クラシックの帝王と呼ばれたヘルベルト・フォン・カラヤンも、その1人です。
大竹さんは自著のなかで、カラヤンの撮影について次のように回想しています。
「約束の時間に練習場へ行くと、すでに楽団員は全員そろい、ベートヴェンの『第九交響曲』の練習が始まったばかりであった。
そこへそっと顔を出すと、カラヤンはめざとく気付き、彼は無言のまま指揮棒で僕を指した。そして、静かに指揮棒をステージに向けて振った。
カラヤンの指揮棒は魔力があるように動いていく。指揮棒に誘導されるまま、用意された第一ヴァイオリンのすぐ横の空いている椅子へ座った。楽団員のど真中で撮影することになった。
それでもできるだけ、ピアニシモのときにはシャッターを切らないように配慮しながら、カラヤンの指揮ぶりを撮る事とした。
練習が終ったあと、額の汗をぬぐいながら『どうだ、うまく撮れたかね・・・』というカラヤンの顔は、征服者の勝ち誇ったときのような清々しさがただよっていた。」
(大竹省二『遥かなる鏡』より)
目の前に広がる譜面と団員たちの後姿、そして画面中央の指揮台に屹立するカラヤン-大竹さんによってもたらされた構図によって、私たち鑑賞者は演奏中の楽団員と同じ目線、同じ空間を体験することができます。
写真を鑑賞するにあたって、写真がいかに撮られたかを説明することは蛇足かもしれません。
しかし、どのように撮影されたことを知ることによって私たちはそこに映るもの迫力や重みをより深く知ることもできます。
帝王カラヤンが、なぜ大竹さんだけにそのような行為を許したのか。
著書にはそのことは触れていません。
それを知ることが大竹さんの写真をより深く知るための手がかりになるかもしれません。
【PASSAGEの楽しみ方 その3】ヒッチコックを探せ!
2013年03月25日(月)
今回の写真展は世界の街角で撮影されたスナップが中心ですが、実は世界的な文化人を撮影した写真も多く展示しています。
そのなかでもオススメの一枚は、サスペンス映画の神様、映画監督のアルフレッド・ヒッチコックを撮影した写真です。
横浜港からお忍び(!)で来日したヒッチコックの情報を得て撮影に成功したした大竹省二さんもすごいですが、今回展示されている写真の内容もすごいです。
ヒッチコックといえば、劇中で監督自身がひょっこり登場するカメオ出演が映画ファンにはつとに有名ですが、 今回展示されている写真も「えー、こんなところにヒッチコック監督が!!」と驚く、まさにカメオ出演的な写真です。
ヒッチコックがどこに隠れているか、ご来場のうえ皆さんの目で探してみてください。
【PASSAGEの楽しみ方 その2】BGM
2013年03月20日(水)
今回の写真展では、モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)のメンバーとして知られるミルト・ジャクソンの楽曲をBGMとして使用しています。
ミルト・ジャクソンが奏でるジャズ ・ ビブラフォンの音色が洒脱でセンス溢れる大竹省二さんの写真に不思議なほどマッチしています。目だけでなく聴覚でも楽しんでください。
【PASSAGEの楽しみ方 その1】「旅を思い出すことは、人生を2度楽しむ事」
2013年03月19日(火)
写真展がはじまって4日。
お客様から鑑賞後、「むかし、旅行したことを思い出した」「あの頃のヨーロッパの空気感が出てるねえ」という感想を多く頂戴します。今回の写真展は大竹省二さんが世界中の街角で撮影したスナップが中心です。写真そのもの魅力を楽しむことはもちろん、そこから感じ取れる物語を楽しんだり、思い出を重ねてみてはいかがでしょうか。
ドイツの作曲家・指揮者のメンデルスゾーンが「旅を思い出すことは、人生を2度楽しむ事」という言葉を残しています。
写真を眺めながら一度ゆっくりと立ち止まって過去を振り返る時間があってもいいかもしれませんね。
「人生の答えは遠回りしてやってくる」-大竹省二
3/16~4/7グランシップ6階展示ギャラリーで開催「大竹省二写真展 PASSAGE~旅の行方~」
2013年03月15日(金)
本日、関係者を対象とした内覧会を行いました。
田村館長よりごあいさつです。
明日16日からは、一般のお客様への公開です!
4月7日までと時間はたっぷりありますが、うっかり見忘れた…なんてことがないようにご注意くださいね。
初日の16日は、「グランシップ寄席 江戸の人情・江戸の恋」開催に合わせて、18:00まで特別延長しますので是非お立ち寄りください!
当日券500円で、121点のモノクロ写真をゆっくり鑑賞できる贅沢な空間です。
今回の写真展は初公開作品が多数ですので、静岡県出身の偉大な写真家の作品をご覧ください。
会場内で流れるBGMにもこだわっていますので、心地よい雰囲気の中で写真をお楽しみいただけます。会場で生の写真をみてくださいね!皆様のご来場をお待ちしております。
大竹省二写真展
大竹省二写真展は16日より開催!モノクロ写真121点をお楽しみください!
2013年03月14日(木)
16日に開催を控える大竹省二写真展、本日は設営2日目です。
会場内には写真が運び込まれています!
今回の写真展は121点ですので、見ごたえがありますよ!
これから壁にかけていきます!
それは、ご来場いただいて、実際にみていただくのが一番かもしれません。
どうぞ、初のオリジナルプリントの写真をお楽しみください。
会場入口には、写真展タイトルが飾られています。
黒に赤い文字、とチラシと同じで映えますね!
明日は、関係者を対象に内覧会を行います。
一般のお客様は16日からですので、是非お越しくださいね!
まだ前売券も間に合います!
当日券も500円と、たいへんお手頃なので、グランシップへお越しの際には是非お立ち寄りください。
皆様のご来場をお待ちしております。
3月16日より開催「大竹省二写真展 PASSAGE~旅の行方~」設営が始まりました!
2013年03月13日(水)
静岡県出身の写真家・大竹省二の写真展が3月16日(土)から、グランシップ6階展示ギャラリーで開催! その設営が本日開始しました。
大竹省二さんは戦後の偉大な写真家であり、昭和のスターや女優を撮り続けてきました。今回の写真展では、そんなイメージとは全く違った作品の数々をご覧いただけます。
「大竹省二」を知る方も、そうでない方もお楽しみいただける写真展です。
今回グランシップで開催する写真展では、大竹省二が世界中を旅して出会った瞬間をテーマに、未発表作品を含むオールモノクローム121点をご紹介します。
主にヨーロッパ、アメリカ、日本を旅路とし、そこで出会った魅力的な人々や人間味溢れる暮らしの一場面が、今もなお生き生きと写真の中に捉えられています。
撮影されたのは1950年代から最近のものまで、約60年の幅がありますが、モノクロ写真の美しいトーンが鮮やかに調和して、写真家独特の感性で捉えられた瞬間の煌めきが、時空を超えた写真の世界にタイムスリップしたかのように感じます。
先日まで「高松宮妃のおひなさま展」でつるし飾りが飾られて華やかだったエントランスですが、現在は写真展に合わせて、シックなイメージに染まっています。
大竹省二さんの言葉で、こんなものがあります。
「写真はフィルムに刻んだエッセイだと思う」
今回の写真展のイメージにあてはまる、素敵な言葉だと思います。
写真をみて、あなただけの物語を想像してみるのも、楽しみ方のひとつかもしれませんね!
会場内はまだ作品はないですが、これからここに121点ものモノクロ写真が飾られるかと思うとワクワクします!
入場料は500円と、たいへんお手頃!
さらに今なら、前売券450円をお買い求めいただけます。
初日の3月16日は、「グランシップ寄席 江戸の人情・江戸の恋」開催に合わせて、18:00まで開催しております。
ぜひお立ち寄りくださいね!
大竹省二先生の写真展が2013年3月にグランシップで!?
2012年10月14日(日)
2013年3月、毎年恒例の高松宮妃のおひなさま展」が終わると、グランシップ6階展示ギャラリーでは大竹省二先生の写真展の開催を予定しております!
現在、大竹先生との打ち合わせを重ね、写真展の内容が決まりつつあります。
今回はその打合せの内容を少しだけご紹介!
写真展を開催するにあたり、数ある大竹先生の作品の中からどの写真を選ぶのかが非常に重要になります。この写真展では「モノクロ」をひとつのテーマとして、まるで映画のワンシーンのような作品の数々をご覧いただけます。生でしか分からないモノクロ写真の良さを感じる写真展となることでしょう。
グランシップブログでは、今後も写真展の内容や企画秘話を公開していきますので、2013年3月の大竹省二写真展をどうぞお楽しみに!