2013年02月17日（日）

本日のグランシップはイベント盛りだくさん！
毎年恒例の「高松宮妃のおひなさま展」、友の会の皆さまもご招待させていただいたコンサート「ビートブリッジ」、そして「しずおかの文化講演会」。

しずおかの文化講演会は、（財)静岡県文化財団が発行している「しずおかの文化新書」に連動して年４回実施しております。

今回は1月末に発行した最新刊「植物の富士登山～植物の垂直分布や植生から見える富士山の姿～」に関連した講演会です。
シリーズ富士山の3冊目！

執筆者の一人で富士山自然誌研究会会長の菅原久夫さんにお話いただきました。

本日もとても多くの皆様にご来場いただきました！会場はお客様でいっぱい！ありがとうございます。

富士山、今の時期はとても綺麗に見えますよね。ここ静岡に住んでいると富士山があたりまえに存在するので、その素晴らしさをついつい忘れてしまいがちです。

菅原先生より、富士山の「日本最高峰」としての特殊な生育環境、「誕生したばかりの地史的に新しい火山」という特徴から、富士山の植生と植物は他にはなくとてもユニークだというお話を伺い、富士山がやはり特別な山であるということを感じました。

そんな富士山の過酷な環境にも負けず、生きてきた植物たちを写真でもご紹介いただきました。 富士山には様々な植物が生きているのですね～。

第二部は、八木洋行編集長とのトークセッション。

今回のチラシにも載せた花、「フジアザミ」をご存知ですか。
キク科の植物「フジアザミ」は、アザミが火山の噴火により突然変異し、富士山という過酷な環境に生育する「フジアザミ」になったそうです。

菅原先生のお話からは、富士山への、植物への愛をとても感じました。
「自然と生きてきた文化、それが私たちの文化」というお言葉がとても印象的でした。

しずおかの文化新書に関連した企画、今年度は３月のツアーを残すのみ！となりました。
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