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毎週、静岡県の新型コロナウイルスのゲノム塩基配列を決定している国立遺伝学研究所の井ノ上 逸朗氏を講師に迎え、COVID 19がどのように始まったのか、発生当時はわからなかったこと、今わかっていることなど科学的な見地から、私たちのすぐそばにあるウイルスの存在に迫ります。
第一部 13:30~14:30
「ゲノム解析からみる新型コロナウイルスの変異」
講師:井ノ上 逸朗 (国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 教授)
いわゆる新型コロナは現時点で収まる気配にはなく、第8波はまだピークに達していない様相です。(チラシ制作11月現在)
我々は静岡県のコロナウイルスのゲノム解析を担当しており、そこからわかる動向と今後について紹介します。
またコロナウイルスに関する様々な話題を提供する予定です。
第二部 14:40~15:10
「古代人とウイルス」
講師:西村 瑠佳 (国立遺伝学研究所 遺伝学専攻)
現代人の体内には数百兆個を超えるウイルスが存在すると言われています。
同様に、古代人の体内にも多種多様なウイルスが存在したと推測されますが、殆ど明らかになっていません。
これらの古代ウイルスを解明することは、医学的・生物学的に重要です。
本講演ではこれまでに見つかっている古代ウイルスについてご紹介します。
15:20~16:00 トークセッション
井ノ上逸朗 × 西村 瑠佳 × 受講者からの質問
講座申込時、申込フォームに記入の上、送信ください。(※お電話での受講申込時には質問を受付できません。)
多くの質問が寄せられることが予想されますので、全ての質問を話題にできないことをご了承ください。
※各講座の時間は前後する場合がございます。
2018年10月にグランシップ文化講座「ゲノムと人間の未来」で、ゲノムと医学について講演した井ノ上逸朗氏が再登場。私たちの生活を変えてしまったと言っても過言ではない新型コロナウイルス感染症について、ゲノム解析や論文等を用いて様々な話題を取り上げます。
井ノ上逸朗 (国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 教授)
西村 瑠佳 (国立遺伝学研究所 遺伝学専攻)
グランシップ文化講座とは?
最先端の科学技術や社会問題をテーマに文化を幅広くとらえた講座で、日本の第一人者が若い人たちを中心に皆さんと将来を一緒に考えます。内容は、高校生が大学の授業を体験できるような難易度に設定。大人はもちろん、学生たちが問題について漠然とした不安を案ずるのではなく、“知って、考える”ことで、“こうありたい”という明るい姿を描き、未来に向けた前向きな行動を実践するきっかけづくりへと繋げていきます。
これまでに開催したグランシップ文化講座
(下記のリンクから各講座の情報に、または右記リンク先の静岡県文化財団ホームページで検索ボックスに「文化講座」と入力して検索ください)
①2017年3/19~20 人口問題から未来を発明する \参加した高校生による開催レポート掲載あり/
②2017年10/28~29 ゲノムと人間の未来
③2018年2/10~11 光科学へのいざない
④2018年6/2~3 日本人として知っておきたい『世界激変』の行方
⑤2019年3/17 地球温暖化と異常気象
⑥2019年11/4 先端医療~遺伝子操作と生命倫理~
⑦2020年6/27 AI~人工知能と脳、デジタルゲーム、複雑系からみる未来~
⑧2021年3/28 宇宙のはじまりとブラックホール
⑨2021年10/9 世界が注目する「米中情勢」
⑩2022年2/26 宇宙と文明~鉄文明の起源~
お客様へのお願い
・発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・会場でのマスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・新型コロナウイルス感染症の影響により、公演を変更・中止する場合があります。必ずグランシップホームページで最新情報をご確認ください。
▶イベント開催時のチェックリスト・感染防止策チェックリスト