この事業は終了しました
グランシップ伝統芸能シリーズ
グランシップ静岡能(観世流)
徳川家康ゆかりの演目を上演!
日時 | 2023年1月21日(土) 14:00開演(13:30開場/17:30終演予定) |
---|---|
会場 |
中ホール・大地 |
料金 |
【1/14(土)10:00~直前割引開始!】 全席指定/一般5,500円 ⇒4,400円 こども・学生1,000円 ※未就学児入場不可 <当日券は13:00より、中ホール前で販売開始> |
主催 | 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、静岡県能楽協会、静岡新聞社・静岡放送 |
後援 | 静岡県教育委員会 |
問合せ |
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 |
新春恒例、本格的な能楽をお楽しみいただける「グランシップ静岡能」。
今回は、グランシップでは4年ぶりとなる観世流能楽師による公演。
2023年の大河ドラマでも改めて注目を集める江戸時代初代将軍・徳川家康が実際に舞ったとされる演目「松風」と、ダイナミックな動きが魅力で華やかな「土蜘蛛」を上演します。
観世流の祖である観阿弥・世阿弥が室町時代に大成した能楽は、江戸時代には幕府の「式楽」(国家指定芸能)とされ、年中行事・儀礼に欠かせない武家の教養として広まりました。
初代将軍・徳川家康は人質として今川家に預けられていた幼少期から能に親しみ、観世十郎より稽古を受けたとされています。
また、今回上演する「土蜘蛛」では、観世流二十六世宗家の観世清和師を父に持ち、次世代を担う1999年生まれの観世三郎太さんがシテを務めます。
本公演を通して、徳川家と観世家、また観世家と静岡のつながりを改めて知り、次世代の能楽師の活躍に乞うご期待!
\公演当日、お着物でご来場の方に先着で観世能楽堂オリジナルグッズをプレゼント!/
2023年初めの伝統芸能公演として、はじめての方もお気軽に。
<演目>
能「松風 戯之舞」 シテ山階彌右衛門
能「土蜘蛛」 シテ観世三郎太
狂言「樋の酒」 三宅右近
山階彌右衛門 観世三郎太
●「2022年静岡県立大学羽衣つたえ隊活動誌」にて、今回の演目の見どころなど山階彌右衛門さんのインタビューを交えて分かりやすく紹介していただいています! \NEW!/
PDFはこちらから
●観世大夫家略系譜(簡略)
また、12/3(土)には、「グランシップ静岡能」関連企画として、下記講演会を開催します。
「グランシップ静岡能」の公演を、よりお楽しみいただけるよう、併せてご来場ください。 【終了しました】
■グランシップ伝統芸能シリーズ講演会 「岩下尚史の伝統芸能へようこそ!」
12月3日(土) 14:00~
グランシップ 6階交流ホール
全席自由/一般1,000円 こども・学生500円
出演:岩下尚史(作家)、小和田泰経(歴史学者)、山階彌右衛門(能楽観世流シテ方)
能「松風 戯之舞」
能「土蜘蛛」
病に伏している源頼光(ツレ)のもとに、典薬寮の頭よりの薬を携えて、胡蝶(ツレ)が訪れます。ところが頼光は病の様子も益々悪く、憔悴した有様です。
胡蝶が退出し、夜も深まると月が出ているのに突然霧が立ち込め、頼光の室に見知らぬ僧(前シテ)が現れ、言葉をかけます。不審に思う頼光に、僧は「我が背子が来べき宵なりささがにの 蜘蛛のふるまいかねてしるしも」という古歌を口ずさみつつ近付いて来ると、蜘蛛の如く、千筋の糸を繰り出し、頼光を取り込めようとしますが、頼光は枕元にある相伝の名刀を抜き払って斬り付けると、僧は糸を投げ掛けつつも姿を消して行きます。
(中入)
その声を聞き駆け付けた侍臣・独武者(ワキ)は、頼光より事の次第を聞き、逃げた後に残した血の跡をたどって化生の物を退治するべく、出陣し、土蜘蛛の住むという古塚にたどり着きます。塚を崩すと中から土蜘蛛の精が火炎を放って現れ、糸を投げ掛けて独武者と激しく闘いますが、ついに取り囲まれ退治されるのでした。
狂言「樋の酒」
主人が留守の間、太郎冠者を米蔵に、次郎冠者は酒の番をするように言いつけられるが、次郎冠者はさっそく酒蔵の酒を飲み始め、樋を通して太郎冠者にも酒を注ぎ、酒盛りを始めてしまう。
すっかり調子に乗った二人は…。