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伝統芸能の継承
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講演会

グランシップ伝統芸能シリーズ講演会
岩下尚史の伝統芸能へようこそ!~徳川家康と能楽~

日時 2022年12月3日(土)14:00開演(13:30開場)
会場 6階 交流ホール
料金 全席自由/一般1,000円 こども・学生500円 ※未就学児入場不可、こども・学生は28歳以下の学生

※当日券は、13:30~6階交流ホール前で販売開始
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

グランシップでは、年間を通して歌舞伎、能楽、文楽などの日本の伝統芸能を多角的に楽しんでいただける「グランシップ伝統芸能シリーズ」を継続的に実施しています。
今回は、2023年1月に開催する「グランシップ静岡能」を、よりお楽しみいただけるよう、テレビや雑誌、グランシップマガジンの連載コラムでも人気の作家・岩下尚史さんが、日本文化の幅広い知識を元に、注目ポイントをご案内します。

室町時代に観阿弥・世阿弥親子によって大成した能楽は、江戸幕府の「式楽」として年中行事・儀礼に欠かせない武家の教養として全国に広まりました。初代将軍・徳川家康は人質として今川氏に預けられていた幼少の頃から能に親しみ、観世十郎から稽古を受けたとされています。以来将軍家では能楽が深く親しまれ、今日に至る能楽の発展に大きく影響を与えました。

今回の講演会では、ゲストに観阿弥・世阿弥の子孫である山階彌右衛門氏と、中世史が専門の小和田泰経氏を迎え、作家、能楽師、歴史学者の視点から、今再び注目を集める徳川家康の人間像に迫り、江戸時代を築いた徳川家の芸能事情、静岡と観世家とのつながりまでを紹介する特別な機会です。


●観世大夫家略系譜(簡略)




グランシップ静岡能

日時:2023年1月21日(土) 14:00開演
会場:グランシップ 中ホール・大地
演目:能「松風 戯之舞」シテ山階彌右衛門 「土蜘蛛」シテ観世三郎太 狂言「樋の酒」三宅右近
全席指定:一般5,500円 こども・学生1,000円

岩下尚史


撮影:下村一喜

作家。國學院大學客員教授。新橋演舞場(株)退社後、芸者の発生と変遷について著した『芸者論』にて、新人としては異例の第二十回和辻哲郎文化賞を受賞し、本格的な作家活動を開始。その他、三島由紀夫の恋人への取材を基に書き下ろした『見出された恋』、『ヒタメン』などの著作がある。
また、日本の伝承芸能や古典的な暮らしについてのエッセイ等も多数著している。現在、季刊「美しいキモノ」(ハースト婦人画報社)、「北國新聞」にてエッセイを連載中。また、現在、新刊発表に向け鋭意執筆中。
グランシップマガジン内コラム「伝統芸は知るものではなく、身につけるもの。」も好評連載中。

小和田泰経

歴史学者。1972年、東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期退学。専門分野は日本中世史。現在、静岡英和学院大学講師・早稲田大学エクステンションセンター講師・日本城郭協会理事。戦国時代の武将・城郭・甲冑・刀剣に詳しい。
主な著書に『戦国合戦史事典』(新紀元社)、『天空の城を行く』(平凡社)、『日本の城・城合戦』(西東社)、『ずかん武具』(技術評論社)など多数。
2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に資料提供として参加した。

山階彌右衛門

シテ方観世流。昭和36年生まれ。
二十五世観世左近元正の次男。父及び二十六世観世清和に師事。重要無形文化財総合指定保持者。
(一社)観世会副理事長、(一財)観世文庫常務理事。
国立能楽堂養成科副主任講師。第40回伝統文化ポーラ賞 優秀賞受賞。

開催レポート

伝統芸能シリーズ講演会 「岩下尚史の伝統芸能へようこそ」

日本の伝統芸能に詳しい作家・岩下尚史が、わかりやすくその魅力を伝える講演会。「能楽」を紹介する今回は、観世流能楽師の山階彌右衛門、歴史学者の小和田泰経をゲストに迎え、クロストークを実施。静岡に縁の深い徳川家と能楽の関わりを、作家・能楽師・歴史学者がそれぞれの視点から読み解いた。来場者は翌年に開催する「グランシップ静岡能」への理解を深めた。

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