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グランシップでは、年間を通して歌舞伎、能楽、文楽などの日本の伝統芸能を多角的に楽しんでいただける「グランシップ伝統芸能シリーズ」を継続的に実施しています。
今回は、2023年1月に開催する「グランシップ静岡能」を、よりお楽しみいただけるよう、テレビや雑誌、グランシップマガジンの連載コラムでも人気の作家・岩下尚史さんが、日本文化の幅広い知識を元に、注目ポイントをご案内します。
室町時代に観阿弥・世阿弥親子によって大成した能楽は、江戸幕府の「式楽」として年中行事・儀礼に欠かせない武家の教養として全国に広まりました。初代将軍・徳川家康は人質として今川氏に預けられていた幼少の頃から能に親しみ、観世十郎から稽古を受けたとされています。以来将軍家では能楽が深く親しまれ、今日に至る能楽の発展に大きく影響を与えました。
今回の講演会では、ゲストに観阿弥・世阿弥の子孫である山階彌右衛門氏と、中世史が専門の小和田泰経氏を迎え、作家、能楽師、歴史学者の視点から、今再び注目を集める徳川家康の人間像に迫り、江戸時代を築いた徳川家の芸能事情、静岡と観世家とのつながりまでを紹介する特別な機会です。
●観世大夫家略系譜(簡略)
◆グランシップ静岡能
日時:2023年1月21日(土) 14:00開演
会場:グランシップ 中ホール・大地
演目:能「松風 戯之舞」シテ山階彌右衛門 「土蜘蛛」シテ観世三郎太 狂言「樋の酒」三宅右近
全席指定:一般5,500円 こども・学生1,000円