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20世紀を代表するスターダンサー、ニーナ・アナニアシヴィリが
「白鳥の湖」を踊る、日本最終公演。
ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ「白鳥の湖」
バレエ史上はかなくも美しい不朽の名作。
日時 |
2012年7月16日(月・祝) 17:00開演(16:30開場) |
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会場 |
中ホール・大地 全席指定 |
料金 |
【当日券発売決定!】 7/16(月・祝)10:00~ グランシップチケットセンターにて当日券を販売します。 ※席種限定。枚数僅少。事前予約不可。 WEB販売はありません。 SS席10,000円 S席8,000円 A席6,000円 B席5,000円 学生1,000円 ※未就学児入場不可 |
グルジア国立バレエ団の公開レッスン |
7/16本番直前に、グルジア国立バレエ団のレッスン風景を特別に公開。 世界一流のバレリーナたちがレッスンに打ち込む姿を見学できます。 7/16(月・祝) 14:00~15:00 会場:グランシップ 地下リハーサル室 参加料:500円 ※本番の公演チケットをお持ちの方は無料 【申込は終了しました】 |
主催 | (財)静岡県文化財団、静岡県 |
後援 | 静岡県教育委員会、静岡県バレエ協会、静岡県現代舞踊協会 |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL054-289-9000 |
世界的バレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリの日本最後の「白鳥の湖」。
スペシャルゲストに、マリインスキーバレエより、デニス・マトヴィエンコを迎え、グルジア国立バレエ団が舞台に華を添えます。
ニーナの永遠の輝きを不朽の名作とともにお楽しみください。
演目:『白鳥の湖(全2幕4場)』
振付:マリウス・プティパ,レフ・イワーノフ
改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ
音楽:チャイコフスキー ※音楽は特別録音によるテープを使用します。
出演:オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子:デニス・マトヴィエンコ
グルジア国立バレエ団
【当日券発売決定!】
7/16(月・祝)10:00~ グランシップチケットセンターにて当日券を販売します。
※席種限定。枚数僅少。事前予約不可。
WEB販売はありません。
ニーナ・アナニアシヴィリ(Nina Ananiashvili)・グルジア国立バレエ
グルジアのトビリシ生まれ。ロシア及びグルジアの人民芸術家。10歳でアイススケートのチャンピオンになり、その後、トビリシの舞踊学校で学ぶ。 さらにモスクワのボリショイ・バレエ学校でナターリヤ・ゾロトワに学んでいる。 1981年にボリショイ・バレエに入団。卓越したテクニック、優雅で洗練されたスタイル、流麗な動作とドラマティックな演技の才能の持ち主で、欧米の振付家やバレエ団との舞台も多く、1988年にロシアのバレリーナとして初めてニューヨーク・シティ・バレエに客演。1993年以来、アメリカン・バレエ・シアターのプリンシパル・ダンサーも努め、来日公演でも活躍した。バレリーナとしては初めて、芸術分野で卓越した功績をあげた人物に与えられるロシア国家賞、『勝利』賞を受賞した。
2004年9月に母国のグルジア国立バレエ団の芸術監督に就任。沈滞していたこのバレエ団の再生に尽くし、短期間で著しい成果をあげ、バレエ団に第2の黄金時代をもたらしつつある。
【グルジア国立バレエ】
1851年、ロシア連邦とトルコの間にある国、グルジアの首都トビリシにオペラ・バレエ劇場が創設された。20世紀初頭には、ミハイル・フォーキンがここで試演した自作をパリのバレエ・リュッス公演で上演するなど、この劇場にはロシアの一流バレエ団、ダンサーが訪れ続けていた。1937年、名称がザカリア・パリアシヴィリ記念オペラ・バレエ劇場となり、1941年には名舞踊手であったワフタング・チャブキアーニがバレエ団の芸術監督兼バレエマスターに就任する。彼は劇的でロマンティックなドラマ・バレエを振り付け、舞台美術家シモン・ヴィルサラーゼ、作曲家アンドレイ・バランチヴァーゼ(ジョージ・バランシンの弟)らとともにグルジア・バレエを発展させる。一方、1973年に芸術監督に就任したゲオルギー・アレクシーゼは、前衛的で表現主義的な反ロマンティックの作風を持ち込み、バレエ団に新しい道を拓いた。
2004年9月、ニーナ・アナニアシヴィリが芸術監督に就任。世界中で様々な時代の傑作に接して成功を収めてきたニーナは、ディレクターとしてもすぐれた才能を発揮し、短期間でバレエ団のレパートリーを充実させ、多様性をもたらし、観客やダンサーの心をつかんでいる。
デニス・マトヴィエンコ(マリインスキー・バレエ プリンシパル/キエフ・バレエ芸術監督)
『白鳥の湖(全2幕4場)』あらすじ
●第1幕
第1場
バレエ・カンパニーが《白鳥の湖》の初日に向けて、スタジオで最終リハーサルを行なっている。コール・ド・バレエがワルツを練習し、ジークフリート王子役のプリンシパル・ダンサーは自分のヴァリエーションを仕上げている。芸術監督はダンサーたちの最終的な指示を与える。彼はプリンシパルの出来に大いに不満である。工房から完成したばかりの衣装が運び込まれ、パ・ド・トロワを踊ることになっているダンサーたちがすぐに着替えて踊り始める。 <ポーランドの踊り>が終わると、芸術監督はリハーサルの終了を告げる。そしてジークフリート役のプリンシパルだけを引き留め、第1幕のヴァリエーションを繰り返して踊らせるが、結局満足のいかないままスタジオを後にする。
困惑したプリンシパルはもう一度ヴァリエーションをやり直し、疲れ果てて床に座り込むと眠りに落ちる。
第2場
夢の中で、彼はジークフリート王子になったつもりで、神秘的な湖の岸辺に立っている。水面に月光がきらめく中、彼の前に魔法にかけられた白鳥の乙女たちの姿が浮かび上がる。ジークフリートは一番美しいオデットに目を留め、その美貌に心を奪われる。オデットは彼に、自分たちは悪魔ロットバルトの呪いによって、白鳥に姿を変えられてしまい、その呪いを解くことができるのは真実の愛だけであると打ち明ける。彼女の話にロマンティックな愛の理想を見たジークフリートは、オデットに永遠の愛と忠誠を誓う。オデットが、もし彼が誓いを破れば、呪いは解けなくなってしまうと警告すると、ジークフリートは改めて自分の忠誠と愛を彼女に誓う。
●第2幕
第1場
舞踏会が開かれる王妃の城に来賓が到着する。この夜、王子は高貴な身分の娘の中から妻を選ばなくてはならない。しかしジークフリートはオデットのことしか考えられない。彼は花嫁候補たちと踊るが上の空で、彼女たちのうちの誰一人としてジークフリートの理想の女性とは比べものにならない。突然、そこに謎めいた騎士(変装した悪魔)が、華やかで美しい娘と黒鳥たちを引き連れて現れる。その娘は、オデットにそっくりのオディールである。オディールは、自分をオデットと思いこんで近づいてきたジークフリートをとりこにする。悪魔のもくろみは見事成功する。-ジークフリートがオディールを妻にすると宣言したのだ。その瞬間、大広間は闇に包まれ、人々の目の前に美しいオデットの幻影が現れる。ジークフリートは自分が運命にもてあそばれたことに気付く。自分の裏切りの罪をあがなうため、彼は絶望の中で白鳥のもとへ急ぐ。
第2場
夜。深い闇が湖を取り囲んでいる。オデットが白鳥たちに、王子が自分への誓いを破ったことを伝える。罪の意識にさいなまれるジークフリートが現れ、許しを請うためオデットに近づこうとするが、白鳥たちにさえぎられる。運命との戦いのために衰弱したジークフリートは倒れる。プリンシパルはスタジオで目を覚ます。彼は夢の中で出会ったオデットの姿をよみがえらせようとするが、彼女は記憶の中に消えていくばかりだった。